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衰退ではなく、成長に繋げたいものです。

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盛者必衰

平家物語の冒頭の一節、

「沙羅双樹の花の色、

 盛者必衰の理をあらはす」は

「盛んな者も必ず衰える」という

道理を示しています。

本当にそうですよね。

 

一時代を築いた経営者から

子どもの代に代替わりしたら

たちまち経営が傾いた、とか、

兄弟で仲違いをして

片方が追い出された、

なんていう話は

いろんなところで耳にします。

 

こうしたことが起きる原因の一つが

次世代経営者としての教育の欠如、です。

 

次世代経営者としての教育

たとえ優秀な営業成績を

収めていたとしても

それと会社全体を統率する

経営の仕事は別ものです。

えてしてエース営業マンは

なんでもできると思いがちです。

それが経営者の子息であれば

なおのこと注意が必要です。

 

プレーヤーとしての一流と

マネージャーとしてのそれは

どちらが上とかではなく、

まったくの別ものという話です。

 

本当にわが社を次世代に

繋いでいきたいと

考えるのであれば、

しかるべき時期に

後継者候補を会社に招き入れ、

会社全体を俯瞰できる

経営者に近い位置に立たせ、

ときに意思決定を

させてみることが

必要でしょう。

 

「経営計画」のススメ

連合艦隊司令長官であった

山本五十六氏の言葉にも

「やってみせ 言って聞かせて させてみて

 褒めてやらねば 人は動かじ」

「話し合い 耳を傾け 承認し

 任せてやらねば 人は育たず」

という有名な一節があります。

この中に「させてみて」という

フレーズがありますよね。

まさにこれです。

 

経営者にしかできない仕事は

会社としての責任を取ることと

意思決定を行うことです。

 

めまぐるしく変化する時流の中での

一つひとつの意思決定に

経験と勘が必要であればこそ、

その経験を経営者になる前に

積んでおくことが大切です。

 

そのために有効なのが

「経営計画を作ること」です。

“経営計画”とは

会社にとっての未来予想図です。

これを作成することで

大きなお金の流れや

手の打ちどころを

シミュレーションできます。

 

そして、そこに描いた未来予想図を

実現するためにやるべきことが

明確化されていきます。

 

安易に「前年比110%」なんていう

売上設定の予想図は要りません。

その根拠(裏付け)として

従業員の行動計画が兼ね備わった

予想図を描きます。

 

結果ではなく行動にフォーカスすることで

やるべきことを明確化していきます。

 

資金調達行動のタイミング、

採用のタイミング、

設備投資のタイミング、

すべてをシュミレーションすることで

現実での意思決定が高精度になります。

 

次の担い手に自分以上を期待するならば、

それに見合った経験を積ませることも

経営者として行うべき仕事の一つですよね。

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【編集後記】
この時期になると
やはり戦争のことを
考える機会が増えます。
二度と踏み入れては
いけない世界です。
が、憲法第9条を
拝み倒すだけの時代は
とっくに終わっています。
脅威を脅威たらしめないために
我が国がどうなるべきか、
本当に難しいですね。

【昨日の一日一新】
カエルを捕らえたヤマカガシを発見

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。