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面倒な仕事は増やさず本業を全うしたい人は一人で歩こう。

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雇用の魅力

人を雇用すると、事業における一部の作業を
自分以外の人の手で進めることができます。

そして、ひとりでは抱えきれない規模の仕事を受け、
多額の売上を獲得できる可能性が広がります。

雇用することで肥大化しがちな
組織の運営コストをうまく管理できれば、
その手元には多くの利益が残ります。

利益の源泉は売上です。

売上をこえる利益は獲得できません。

ですので、多額の利益をあげるためには
売上の拡大が必須課題であり、
そのためには人の雇用は
もっともな選択肢の一つです。

また、売上だけでなく、その事業の商品・サービスで、
多くの人のお困りごとを解決できるかもしれません。
大きな組織の方がそうした社会貢献にも向いています。

そして、ビジネスマンのステータスとしても、
多くの人を雇用して組織を構築することは
経営者としての才覚を高く評価されます。
やりがいの充実といった点も
雇用の魅力にあがります。

雇用はたいへん

人を雇用するということは
いいことばかりではなく、
何かとたいへんごとも多いです。

雇い入れの際には、
「労働基準監督署」で労働保険の手続き、
「ハローワーク」で雇用保険の手続き、
「年金事務所」で社会保険の手続き、
が必要になります。

その後、毎月の業務として
「給与計算」・・・所得税&住民税を源泉徴収しないといけない
「所得税・住民税の納付」・・・従業員の税金は事業主が代わりに納付
「業務の進捗管理」
を行う(もしくは指示する)必要があります。

雇用すれば面倒な事務仕事を
任せられるという魅力もありますが、
それでもこうした内容を知っておかないと
指示が出せません。
また、怠ったときの責任は経営者にあります。

イレギュラーな業務として
「入退社に伴う各機関への手続き」
「賞与算定」
「自分ごとではない人的トラブルの対処」
こうしたこともついてきます。

また、業務フローを改善したくても
スキルレベルの統一が難しく、
必然的にスキルのやや低いところに
合わせざるをえなくなるので、
フラストレーションが
溜まりがちです。

本業以外に負担がかかってしまうリスクが
雇用にはあります。

雇用でも非雇用でも

雇用路線と非雇用路線、
どちらかが正解ということでは
ありません。

それぞれの長所短所を理解したうえで
進んだ道であれば、それが正解でしょう。

無思考に進むことがもっとも危険です。

「こんなつもりじゃなかった」
「面倒なことばっかりやん」
となっていただきたくないので
こうして発信しています。

最後に(私見)

面倒な事務仕事を極力増やしたくない人や
人の心の揺れ動きへのケアが面倒な人は
人を雇用すべきではありません。

そうした特性の人が人を雇用したら
双方にアンハッピーが多すぎます。

とはいっても、
イメージするビジネスモデルが
すでに雇用ありきかもしれません。

その場合には、ビジネスモデル自体を再考し、
目指している未来像が本当に雇用しなければ
実現できないかどうかを見極めましょう。

ひょっとしたら、そのモデルの一部を
外注に出すことで、自身の事業に
人を入れずに運営できるかもしれません。

多少割高でも、外注ですべてを処理できれば
事業自体のフットワークは軽さを維持できます。

事実、わたしの顧問先にもそうしたスタイルで
軽快にビジネス展開されている方が
複数いらっしゃいます。

取り巻く環境がめまぐるしく変化する現在では
生き残るために必要な資質に
即断即決即実行即撤退」があります。

この身軽さを備えて、かつ、固定経費を極小化できれば、
事業が終焉を迎えることはそうそうありません。

この「身軽さ」こそ、
フリーランスの一番の強みでもあります。

こうして生み出した余剰時間で
事業の筋トレを続けましょう。

自分の腕っぷし一つで稼ぐのが
フリーランスの醍醐味です。

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【編集後記】
冒頭の写真は丹波市山南町<石龕寺>の参道。
紅葉の季節が待ち遠しいスポットです。

【昨日の一日一新】
神戸地方合同庁舎

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。