右から左まで、最初から最後まで、自分しかいません。

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社長の役目

組織による経営の場合、

営業部や経理部、総務部、

開発部といった部署を設け、

それぞれがその担当する仕事を

専門的に行います。

当然、そこにはノウハウが蓄積され、

専門性も積み上がっていきます。

それが組織の強みともいえます。

そうした組織の長の主たるタスクは

意思決定です。

 

 

一方、ひとりで経営する場合、

当然のことながら

営業から経理、掃除、郵便、

未来への投資、アフターフォロー、

近隣対策まで、すべてを

自分ひとりで行うことになります。

その業務に関わる全てに精通し、

対応することが義務づけられます。

 

 

それぞれの強み

組織による経営の大きな武器は

マンパワーです。

労働力のボリュームは

ひとり経営の比ではありません。

ただし、そこには軋轢も生じます。

改善の手が見えていたとしても、

それについてこれないであろう

上司の顔色を伺い、改善策が

遅々として実施されなかったり、

無益な衝突や対立によって

お互いの強みを有効に

活用できなかったり、

そうしたことも起こりえる、

諸刃の剣です。

 

ひとり経営の大きな武器は機動性です。

即決断、即決済、即転換、即撤退、

これらはひとりの方が長けています。

当然、新しい技術や改善に対しても

自分のアンテナの届く範囲については

すぐに反応することができます。

めまぐるしい時代の変化への対応も

自己責任の下ですぐに行えます。

 

 

ひとり商いの道

このように、ひとりで商売をするということは

決してバラ色ばかりの世界ではありません。

やはり、しんどいところもあります。

 

けれども、わたし自身はひとりで

税理士事務所を運営しています。

 

雇用を考えたこともありましたが、

今はこのスタイルでやってきて

よかったと思っています。

 

ひとりで運営をしてみてよかったなと思うのは、

すべてを自分がやらなければならないという点です。

 

自分が決断し、実行しなければ、

何も動かないし、変わりません。

ホームページだってブログだって、

自分の手がキーボードを叩かないかぎり、

昨日も今日も明日も、同じ画面のままです。

苦手な業務をほったらかしにしていると、

それはいつまで経っても終わりません。

自分しかやる人がいないんです。

 

事業の全ての側面に対して

本当の意味での責任を

持つことができます。

 

強制的な環境に身を置くことで

自分自身が成長するきっかけも

生まれます。

 

組織を作って人に任せれば、

苦手なところ、嫌なところは

タッチしなくていいんです。

 

イヤな言い方になりますが、

お金で労働力を買って

そうしたことをさせる、

それが組織の一側面です。

 

一見、合理的な仕組みではありますが、

その結果、そうした苦労を感じない、

不感症の人間になってしまうかもしれません。

 

「今度ホームページ作ることになったから

勉強会に参加していいのん作っといて」とか、

「年末調整やりたくないからみんなで手分けして

やってな」とか、言っちゃうかもしれません。

 

だったら、ホームページを作らない、

年末調整を請けないという道もあります。

 

自己の責任の下で

今の持てる力を発揮して

サービスを提供し、

その対価で家族を養う。

 

思えば、足繁く通っている

ワインバーの店主や、

鉄板焼きのご主人も

同じスタイルです。

 

不器用で商売下手かもしれませんが、

そんなスタイルが自分には合っています。

 

 

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【編集後記】

今日の講義のテーマは中間申告。

最近、一月中間申告が

実務で出てきたばかりだったので

ついつい実務的なことを話しすぎました。

 

【昨日の一日一新】

クライアント先でスキャンスナップ実演 

 

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。