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どこから手をつけていいかわからない、そんなときもありますよね。

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会社に潜む悪玉「冗費」

企業の売上が右肩上がりで、
毎月「前月比(前年比)××%アップ」
なんてことが続いていると、
財布のヒモも緩みがちです。

攻めの経営と称して、いろんな局面で
本当に効果があるのか懐疑的な経費を
負担することが出てきます。

それらが悪いというつもりはありません。
そうした経費と引き換えに、さらなる
売上を獲得し、利益を生み出すのであれば
素晴らしい手腕といえるでしょう。

しかし、それまで主力だった商品の売上が
急に停滞し、売上からの収入に減少の兆しが
見えてくることもあります。

経営者は迅速に手を打つことが
求められます。

二番手の商品や新商品にその補てんを
担わせるのも一つの方法です。

しかし、その手法はいささか時間を要します。

最も即効性が高いのは、冗費の削減です。

冗費、とは、むだな費用、のことです。

これらを徹底的に削減すれば、
経費による支出が削減され、
その分だけ資金繰りが改善されます。

まずは一つでいいので、手をつける

実際にそうした状況に
陥っている経営者の方が
「どれから手をつけて
いいかわからない」と
おっしゃられていたので、
「まず一つ、一つだけ手を
つけてみるとしたら、
何にされますか?」と
お聞きしました。

もちろん、一つだけよりも
複数に手をつける方が
その削減効果は大きいですし、
何が効果的か、といった
順番的なものもあります。

一見大きく見える単発の修繕費について
「もっと安いところを探せば・・・」とか
検討するよりも、
毎月定期的に負担しているもの、
たとえばリース料や定期購読の業界紙、
業界団体への加盟料、通信費、保険料、
こうしたところにメスを入れる方が
長期的には負担軽減に効果はあります。

そうした視点は同時にお伝えしました。

しかし、「〇〇を止めましょう」
と私から指定はしませんでした。

「自らの意思で一つ止めること」を
大切にしたかったからです。

アンテナを立てることが大切

一つを止めて、その効果を
目の当たりにすると
他の冗費に対する感度も
自然とあがります。

『冗費へのアンテナが立つ』のです。

「交通費の見直しで、今月は
3万円経費が少なかった。
その分しんどい思いもしたなぁ」

「ん?この3万円って
毎月の保険料の負担からしたら
微々たるもんだな。
保険の見直しをすれば、
どれくらい削減できるかな?」

「他にも一般管理費の中には
いろいろと削減できるものが
隠れていそうだな。
過去数ヶ月分を見返そうか」

こうした動きが生まれます。

つまり、一つのことをきっかけとして
連鎖的に経費全体への関心が高まり、
結果的に経費削減が加速する。

そんな現象が起きるでしょうし、
こうした動きを自らが作らなければ、
事業が好転したときに同じことを
繰り返すおそれがあります。

だからこそ、自らの意思で、
「まず一つ手をつける」ことが
大切だと考えています。

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【編集後記】
日曜日はテニスの団体戦が
ありましたが、出場せず。
現在サーブ等を改善中で
ペアに迷惑をかけることが
予想されるので自粛中です。
大会復帰予定を29年4月に
設定して、新しい技術の
修得に圧をかけています(^^;)

【昨日の一日一新】
ラッセル&ホブス 電気カフェケトル
次男を連れて実家へ

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。