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猛禽類の出番が来てほしいです。

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ムクドリによるフン害問題

おそらく、全国各地で
発生している問題では
ないでしょうか。

本来、山に生息するムクドリが
人間の生活エリアに飛来定着し、
けたたましい鳴き声のみならず
大量のフンを落とし、
路面が汚され異臭を放つ
「ムクドリのフン害問題」

わたしが暮らす姫路市の中心部も
例外ではありません。

20年以上前からムクドリによる
深刻な被害が継続しています。

「なんとかしてや、姫路市」と
思いながら過ごしていましたが、
あるとき、自分なりに調べてみると、
千葉県我孫子市で鷹を利用した対策を行い、
着実に効果を上げているいう記事をみつけ
Evernoteにクリップしていました。

迷惑ムクドリ、タカが撃退。千葉・我孫子で作戦奏功 – NAVER まとめ

(元記事はなくなり、まとめ記事に残っていました)

2016年春のことでした。

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街路樹の伐採

理由がわからない

それから1年が過ぎた2017年3月、
駅前再整備事業がスタートしました。

その大きな目玉が駅前大通りの
街路樹を間伐するというもの。

大通りを歩くと、複数の木に
白いテープが巻かれていて、
こんなメッセージボードが
掲げられています。

DSC09021

そう、テープが巻かれた木は
伐採対象だったんです。

工事が始まった当初、SNS上で
「あの美しい並木がもう
見られなくなってしまう」と
嘆く声が多くあがりました。

わたしも、この伐採計画が
始まったことに憤慨しました。

秋になると美しく色づく
大通りのきれいな銀杏並木は
わたしも気に入ってたからです。

と同時に
「なぜ伐採をするのだろう?」
という素朴な疑問が生じました。

観光都市をめざす姫路市が、
美しい並木を伐採してまで
誰が座るかわからないベンチを
設置したいだろうか?

なにか他に理由があるのでは
ないだろうか?

地元の友人に伐採の話をしたところ、
「それってムクドリちゃう?」
という返事が。

なるほど、ムクドリ対策か。

いや、でもそれなら間伐ではなく
全部伐採しなければ意味なくない?
的な疑問がまたまた生じます。

よくわかんないことは市役所に
聞いてみよう、ということで
市役所の建設局に
問い合わせてみました。

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建設局への問い合わせ

すると、とても丁寧にご対応いただき、
複数の理由を教えていただきました。

① 根上がりによる道路舗装の欠損

② 倒木リスクのある老木の存在

③ 消防活動におけるリスク

①については、駅前を自転車で
走行するときによく感じます。

せっかくきれいに舗装してあるのに
数年でぼこぼこと浮き上がるのです。

車いすやベビーカーは通行が困難です。

たしかにこの対策は必要でしょう。

②については、もともと姫路市の行う
樹木伐採が非常に粗悪であるという
悪評があるため、ひょっとしたら
その責任もあるんじゃね?的な
こともありますが、たしかに老木は
倒木のリスクがあるので
取り除く必要がありますね。

樹木医の診断済だそうです。

そして③についてはまったくの盲点でした。

最初に駅前開発が行われたのは昭和30年ごろ。

幅50メートルの道路は全国的にも珍しく、
当時はニュースにもなったそうです。

そのときに銀杏並木が植樹されました。

その後、昭和60年の再開発で、
銀杏並木のさらに道路側に
くすのきの植樹が行われ、
現在は、道路のすぐ脇に
「くすのきの緑の並木」
そしてその外側の歩道側に
「銀杏の美しい並木」が
駅からお城へのアプローチを
作り上げています。

そうした開発時において、
大通りには高層ビルが
ほぼ存在しない状況でした。

しかし、大通りに面したビルは
近年軒並み高層化しています。

高層ビルに火災が発生した場合、
救助のために大型のはしご車が
出動しますが、現状では
そのはしご車が入れるエリアが
非常に限られているそうです。

そうした防災上の観点からも
間伐が必要ということでした。

これは市役所側の回答でして、
市議会の議事録を確認しても
そのような記録が残っていました。

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自身の変化を実感

この一連の流れにおいて、
自分自身の変化を実感しました。

昔だったら「なんで伐採するんやろ」と
思うだけで、完全にスルーしてました。

それが今回、その計画内容や理由を
調べる行動をとっていました。

そして、先日Facebookにその内容を投稿し、
今日またブログの記事にしています。

内容や理由を調べるという行動は
決して自然発生では起き得ません。

自らの意思で行ったことです。

この行動はブログを始めたことで
起きた、自身の変化です。

ブログを始めたことで、
”発信”に対するハードルが
ある意味で下がりました。

その一方で、不正確な情報や
憶測では発信できないために
その裏取りをする行動に
出たのです。

もっと遡れば、

「2016年春にムクドリについて調べた」ことや、

「鷹による対策法を発見した」こと、そして、

「忘れたくないのでEvernoteにクリップした」

こうした一連の流れはすべて
ブログを書く習慣によって
自身に現れた変化です。

3年前までの自分は絶対に
こんなことをしてなかった
自信があります(^^;)

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最後に

ムクドリの被害対策については、
毎年、市民から姫路市に
要請があがっているそうです。

「駅前の木を全部伐採してーな」
なんていう極端な声も
少なくないそうです。

そして、姫路市が行っている対策は
“忌避音による追い払い”だそうです。

ムクドリの飛来が始まる5月ごろから
ムクドリの嫌がる音を定期的に出して
飛来をさせなくするというもの。

大体5年ほどで効果が出るそうです。

だけど、それこそ鷹を使おうよ、と
思います。

なにせ姫路という町は城下町です。

わたしの実家の隣町の町名は「鷹匠町」

DSC09036

そう、鷹匠が暮らす地域だったんです。

「鷹匠町」に鷹匠の拠点を整備し、
フン害を巻き起こすムクドリや鳩、
カラスを追い払ってもらえば、
町のPRにも繋がるんちゃうかな。

あのテニスの聖地ウィンブルドンでも
ハリスホーク(鷹)によるパトロールが
鳩の被害を最小限に食い止めている、
そんな事例もあるのですから。

ウィンブルドンで繰り広げられる鷹と鳩の名勝負とは【動画】

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【編集後記】
気になったサイトをEvernoteに
クリップするという行動は
京都の佐竹さんのブログで
知って以来、活用しまくりです。

EvernoteWebClipperでネットやGmailの情報をクリップ!

これ、ほんと便利でオススメです!

【昨日の一日一新】
講師仲間と姫路城お花見散歩

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。