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楽するためのポイントは、減らすことと分別することです。

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会計業務のボトルネックは現金取引

経理部における代表的な仕事は

会計業務でしょう。

会計業務とは、

会社のあらゆる経済行為を

会計のルールに基づいて

記録していくことです。

 

①現金で受け取る・支払う

②銀行口座に振り込まれる・振り込む

③カードで支払い、後日引落し

 

会社の活動に伴うお金の動きとしては

主にこうしたものがあります。

 

この中で、毎日の業務を

煩雑にする行為があります。

 

それが①の現金取引です。

 

なぜボトルネックとなるのか

②と③はいわばバーチャルなもので

目の前に現金が現れることもなければ

現金が減少することもありません。

受け払いの“記録”が行われ、

それに伴い、銀行口座の残高が

増減するのみです。

「現金が現れない、減らない」ことと

「増減が記録される」ことが

②と③のメリットです。

 

①は現金が現れ、なくなります。

そして、“記録”は行われません。

 

その結果、毎日の現金の残高を数え、

記録するという業務が発生します。

 

そして、それは会計データと

一致している必要があります。

 

そう、会計データとの”照合”という

面倒くさい業務まで発生します。

 

たしかにその場で現金払いをすれば

手元は楽かもしれません。

しかし、それをすることで

会計業務には多大な負担が生じます。

 

会計業務を外注していて

自社に影響はないと

考える方もいらっしゃるかと

思いますが、

現金残高の照合は

会社の方にしかできません。

そして、外注先に繁雑な作業を

ふるということは、

それだけ納品が遅れると

いうことに繋がります。

 

そこのバランスをどう捉えるか、

よく考えたうえで行動しましょう。

 

オススメ方法

収入と支出を分ける

では、日常業務において

現金取引をゼロにできるかといえば、

それは難しい場合も多いです。

 

したがって、

「現金取引を極力減らす」

これが現実的な最適解です。

 

そして、現金取引をいかにして

省エネで管理するかですが、

そのポイントは

「収入と支出を分ける」

ことです。

 

収入と支出を同じ財布で管理すると

残高の管理が大変です。

 

収入だけ、支出だけの財布を作りましょう。

 

現金売上がある商売では、

売上のお金はまったく手をつけずに

いったん銀行に入金します。

1円たりとも手をつけないのが理想です。

 

現金売上と同額が銀行に入金される仕組みです。

 

支出管理のキモ

そして、支出については、

会社の規模にもよりますが、

たとえば、毎月1日に、

手元現金が10万円になるように

足らずのお金を口座から出金します。

そう、毎月1日は10万円からスタートします。

たとえひとり社長の会社であっても

個人の財布とは別に、

この支払用の財布を作りましょう。

 

そして、1ヶ月間の現金払いを

その10万円から支払い、

記録をつけます。

10万円をスタートして、

引き算していくだけですので、

残高との照合も容易ですよね。

 

ふとしたときに、やむをえず、

社長の個人の財布から

支払うこともあるでしょう。

 

そんなときは、硬貨は使わず、

千円札や一万円札だけを使って

支払いを済ませ、そのおつりごと

領収証とともに保管します。

 

そうすれば、後日会社の財布での

精算の際に、領収証と一緒に

そのときのおつりを会社に入れることで

精算は千円札や一万円札だけで行えます。

 

こんな感じです。

 

きっちり払うと、あとで会社との精算時に

会社の財布にこまかい小銭がないと困るけど、

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支払時に千円札一枚で払って、

そのときのおつりを領収証と一緒に

保管し、後日会社で精算すると

会社の財布に小銭がなくても精算できます。

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最後に

上記方法はわたしが実践しているものです。

 

さいわい、現金商売ではありませんので、

売上は100%振込で管理できています。

支出についても極力現金を使いませんが、

個人経営の飲食店での支払などには

カードが使えないことも多いですし、

その店が負担するカード手数料のことも考えると

カードは使わずに現金払いするようにしています。

 

そうした現金払いについて、

わたしは上記のように管理しています。

 

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【編集後記】
普段はいいのですが、
大阪などに出向くと
日射しと照り返しが
本当にキツいです。
日傘購入検討中です。

【昨日の一日一新】
ドトール 西中島南方店

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❐石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。