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紳士のスポーツに起きた珍対応について。

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ツアープロ選手が2年間の制裁処分

私はゴルフをしないのですが、このニュースには興味を持ちました。

・米ツアー参戦の岩田寛をJGAが制裁
 「日本オープン」など2年間出場停止に

時系列に並べていくと、

①岩田寛プロがJGA主催の「日本オープン」にエントリー

②その後、アメリカのツアー大会に参加

③その結果、アメリカの新シーズンツアー出場資格を取得

④米「フライズドットコムオープン」への参戦が可能に

⑤「フライズ〜」は「日本オープン」と日程がかぶっている

⑥「日本オープン」キャンセルをJGAに事前連絡
 (キャンセルに対する罰則規定はなし)

⑦「日本オープン」終了後に制裁措置が決定

⑧今後2年超のJGA主催競技への出場停止
 (エントリーは神聖なもので、キャンセルを
 看過できなかったとコメント)

このような流れです。

これに対して、「JGA何様?ふざけるな!」とか
「世界に挑戦した選手にこの処分はやりすぎちゃうか」
などの批判がSNS上に散見されます。

まぁ、自分たちの大会へのエントリーを自ら
『神聖』なんて言っちゃうから必要以上に
批判されている節はありますが・・・。

今回の騒動は、

①事前キャンセルに対する罰則規定がなかった状態で、

②協会幹部の話し合いで制裁措置が決定した

この2点において、JGAには非があります。

事前に罰則規定は決めておきたかったですね。

アメリカツアーの方が魅力に溢れていて
多くの若者が夢見る現実を直視せずに
規定を改定していなかったJGAは、
その点において批判を受けるべきでしょう。

制裁処分は仕方あるない

自分たちが主催する大会に一度はエントリーしながら
「あっちの、もっといい大会に出るからキャンセル」って
されたら、制裁したくなる気持ちもよくわかります。

「今後はうちの大会に当分の間出ないでくれ」という
口頭での厳重注意くらいが妥当ではないでしょうか。

ファンはチケットを有償で購入しています。
プロ選手がエントリーした大会をキャンセルした以上、
制裁措置を受けることはある意味当然ですので。

あのフェデラーでさえ、楽天オープンへのエントリーを
キャンセルしたら、次年のエントリーを断られています。

これはテニス雑誌に掲載されていた記事で知ったのですが、
それまで楽天オープンに出場していたフェデラーが
大会直前にキャンセル。連絡も取れずに大騒動に。

その後、大会を統括されていた平沢潤さんにフェデラーから
「ジュン、去年はすまなかった。今年は絶対に行くから」と
謝罪があったそうですが、平沢さんは「もういいよ、ロジャー。
今年は間に合っている」といって、その申し出を断ったとか。

ロジャーファンとしては「何してくれてんねん、潤さん!!」
ですが、大会運営としては仕方ないのかなと理解もできます。

この話も、事前に罰則などなかったでしょうから、
単なる口頭でのやりとりですが、毅然とした態度で
大会を守った平沢さんのふるまいは誇りに思います。

ブラックバイト問題を厚労省が調査

学生アルバイトの労働問題について、
厚生労働省が調査しました。

その結果、60%もの学生が賃金などの労働条件について
トラブルになった経験があると解答した、とのこと。

・給与明細がもらえない

・タイムカード打刻後に働かされる

・1日6時間以上働いても休憩がない

・暴力や嫌がらせを受けた

たしかに問題ですね。

(どういう聞き方をしたのか、にも関心がありますが、、、)

これらについては、事前にきちんと労働基準法という
法律によって、ルールが設けられています。

言い逃れは許されません。支払うべきは支払って、
処罰されるべき内容については処罰を受けるべきでしょう。

雇用することはその人の人生の一端を担うことだと認識させ、
労働環境を整備する重要性を世に知らしめることにおいて、
今回の報道がいいきっかけになることを願います。

しかし、そうした人に甘くささやいて問題を掘り出して、
会社周辺や社長宅周辺をわめいて歩く類いの団体は
もっと制裁を受けていいんちゃいますかね。

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【編集後記】
今朝、電車で横に座ったご婦人の香水が
あまりにもキツく、吐きそうに。
途中で車両を変わって難を逃れました。
学生時代の友人の〇友君の名言を思い出しました。
「いや、つけてなかったらもっと臭いかもよ」

【昨日の一日一新】
伊賀豚ハンバーグ

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。