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第2回姫路城マラソン観戦で感じたこと。

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(この画像は友人のFacebookより借りました)

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第2回姫路城マラソンに行ってきました

昨日は、第2回姫路城マラソンが開催されました。

我が家の近くや実家の近くがコースになっており、
昨年はTACの講義で早朝の準備しか体感できなかったので、
昨日は息子を連れて沿道に応援に行ってきました。

私がfeedlyで購読しているブロガーの中の数名は
実際にマラソンにエントリーされていたり、また、
トライアスロンにエントリーされていたりして、
ときおりマラソンネタが記事になっています。

実際に走ったこともないし、走ることもないであろう
わたしはいつも、別世界の話として興味深く拝読して
いるのですが、昨日はその中で語られるいくつかの
光景を目の当たりにすることになりました。

その1 沿道からの応援に反応してくれるランナーがいた

わたしが今回沿道にたったのは41㎞地点近くです。
残りあと少しとはいえ、疲労も蓄積されている状況だと
思うのですが、沿道からの応援に「ありがとうございます」
「がんばります」と返事されているランナーを数名、
目にすることができました。

その2 コスプレランナーへの応援は段違いに多い

沿道に立ってみてわかったのですが、ランナーたちに
声をかけようにも、次から次にやってくるので、
なんとなく全体に対しての応援になりがちです。

ところが、そんなときにときおりやってくるのです。

武将、ドラえもん、ナスビ、セーラームーン、
姫路城、しろまる姫(姫路のゆるキャラ)、
(他にもいろいろありました)

こうしたコスプレランナーが登場すると、明らかに
沿道のほとんどの人がその人に向かって
「ドラえもん、がんばれ」とか
「ナスビ、がんばれ」と声をかけていました。

応援を受けるとエネルギーになると聞きます。

なるほど、大勢の中で目立つことで自分自身の
ためにもなるのか、と感じました。

ただし、単にセーラー服を着て走るおっさんとかは
明らかにひかれていて、応援も受けていなかったので、
そうした趣味でないのなら、単なる助走とかは
やめておく方が無難でしょうね。
(身内にはウケるかもしれませんが・・・)

その3 どこにも空気の読めない人がいる

前述の助走ランナーもそうですが、沿道にも
少しばかり空気の読めない困った人がいました。

ゴールまであと少しのポイントであるにもかかわらず、
「おい、あと少しやぞ。歩くな。走れっ」と
檄を飛ばすおじいさんがいたのです。

もちろん、おじいさん的には応援のつもりでしょうが、
おじいさんは集団の中の一人で、手にはワンカップを
持っています。

その状況でその檄はちょっとねぇ。

まぁ、いろんな人がいるもんだな、と感じました。

応援サイドで盛り上がりたいなら、選手に
迷惑をかけてほしくないですよね。

コースサイドはランナーを応援する場であり、
ランナーを揶揄している姿は笑えない光景でした。

勘定科目は自由でいいんです

わかりにくい標準設定

話は変わって、会計に関する仕事の話です。

会計ソフトには、あらかじめ勘定科目が設定されています。

その勘定科目でできあがった試算表や推移表を見て、
なるほどと理解できる、もしくは理解しやすく感じる
経営者の方はどれくらいいるでしょう?

わたしは少数だと感じています。

“消耗品費”とか“支払手数料”なんかは、
利用頻度も高いので高額になりやすく、
けっきょく中にどういったものが入っているかは
別紙を作らないとわかりにくい状況になりがちです。

また“通信交通費”といった科目がデフォルトで
用意されている会計ソフトもあります。

“通信費”と“交通費”をまとめることに
はたして意味があるのでしょうか?

にもかかわらず、多くの会計事務所が
デフォルトの会計科目を使った資料を
提供しています。

自由でいい、勘定科目

ここで会計のルールを確認しておくと、仕訳を切る際に
用いる科目のことを『勘定科目』といいます。

そして、外部公表用の正式な財務諸表を作成するときに
用いられる科目のことを『表示科目』といいます。

社外の人の目に触れる『表示科目』にはルールがあります。

会社ごとに異なる科目で報告があがってきたら、
それを利用する側にとって非常に見にくくなるからです。

一方、『勘定科目』は“会計帳簿に仕訳を切るための科目”
であって、これは自由に設定してかまいません。

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つまり、普段のデータ入力では『勘定科目』を使い、
貸借対照表・損益計算書といった財務諸表を作成する
ときには、『表示科目』を使います。

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そして、データ入力時の『勘定科目』と
財務諸表に記載する『表示科目』は、
共通するものを使用してもいいですが、
名称や個数を一致させなくてもかまいません。

だいたいの会計ソフトには、勘定科目を設定する際に、
「決算書(財務諸表)のどの表示科目に反映するか」を
選択できるようになっています。

極端な話、決算書への記載は“水道光熱費”が適切ですが、
社内の管理のために分けた方がいいのであれば、
『勘定科目』は“水道代”、“電気代”、“ガス代”と
いう風に細分化してもまったくかまわないのです。

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“水道光熱費”を細分化してメリットがある業種は思いつきませんが、
実際に、わたしがあるお客様に提供する試算表や推移表では
“支払手数料”以外に、“カード手数料”“システム利用料”
“催事手数料”“通販手数料”といった具合に、手数料について
一目で内容がわかる科目にして提供しています。

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“支払手数料”で一括していてももちろんいいのですが、
会社としてはいつも“支払手数料”の中身をいちいち確認しないと
わからないのがストレスになっていたということだったので、
私が関与することになってからは科目を変更させていただきました。

このあたり、細分化が素晴らしいというわけではありません。

あまり細かくしすぎると、それはそれで実態を掴みにくくなります。

私の中の物差しでは、年に1,2度くらい気になるものは
細分化に頼らずそのときにお調べして答えます。

定期的に気になるものは、科目を独立させることで
確認作業が不要になるように心がけています。

頭の中が会計の世界に使ってしまわないように、
お客様がいつも気にされることについては、
こちらに聞かなくても読み取れるように資料を
作成することが大切だと考えています。

財務諸表は会計事務所が自分を誇示する場ではなく、
お客様の状況を表現する場ですので。

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【編集後記】
昨日はひさしぶりに対人テニス練習。
1時間30分程度でしたが、本日は見事に
肩と太ももの裏が筋肉痛です。
日曜の団体戦にむけて、あとできるのは
イメトレのみ。
不安を抱えつつ、YouTubeで勉強します。

【昨日の一日一新】
姫路城マラソン 沿道から応援

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。