スポンサードリンク

経理を効率化しようとすると、社内に目がいきがちですが、
会社外での活動に目を向けることも必要です。

PA040513

スポンサードリンク

レシートからの脱却

現時点では、残念ながら各店舗から受け取る
レシートや領収証は、統一されていません。

したがって、現金払いの経費を
入力しようとすると、レシートや
領収証と睨めっこしながら
進めていくことになります。

会計ソフトに直接入力するとなると、
フォームも複雑で操作性も低いです。

したがって、Excelに一度整理して
CSVファイルを作成し、それを
会計ソフトに取り込むという
スタイルによって対応することで
多少の効率化にはなります。

そうした小手先の対応をする前に、
もっと根っこのところから
改革していくべきです。

「現金払い、やめませんか?」

クレジットカードで決済すれば、
カード会社からCSVファイルで
データを取得できます。

そうすれば、いちいちレシートから
Excelに一つずつ打ち直さなくても、
データ入力が可能です。

事業において必要な経費の精算を
クレジットカードで済ませる

これだけで、経理業務の効率化は
格段に進みます。

そう、経理担当者があれこれ
悩むよりも、会社の外で動く人が
経理のために協力することが
経理業務効率化のキモです。

<余談>

レシートや領収証のフォーム
統一化って難しいですかね?
これをするだけで、日本国内の
経理担当者や会計事務所職員の
仕事時間は大幅に短縮され、
残業時間の削減や付加価値行動の
充実、ワークライフバランスに
寄与すると思います。
国家予算を組んで対策をしても
十分にペイできる政策では、と
思います。

庶民の味方的な政党・団体からの
はげしい抵抗が予想されるので、
現実味はないですかね。

振込手数料の取扱い

銀行口座から振込支払をする際に、
振込手数料が発生しますね。

当然、当社への振込の際には
先方に手数料が発生しています。

「手数料を差引くの、やめませんか?」

受取側にとっても、支払側にとっても、
経理処理は煩雑になります。

差し引かずにやりとりすれば、
売掛金・買掛金といった債権債務の
決済として、一行の仕訳で済みます。

ところが、差し引かれて受け取る、
もしくは差し引いて支払うといった
ことをすることで、仕訳が2行に
なります。
債権債務の金額と、入出金額が
一致しないからです。

もちろん、こちらが負担したくないと
いった思考が働いてのことだと
思うのですが、

相手に直接支払おうと思ったら、
時間を調整して、手元現金に
細心の注意を払いながら足を運び、
実際に会って現金で決済し、
領収証を受け取る。

こうした一連の作業が必要になるところを
今は数回クリックしたり、ATMで多少の
操作をするだけで完了するのです。

そうした、時間・リスクに対して
お支払いすると考えれば、
手数料は決して高いものではないです。

そして、そもそも10,000円のものを
購入したのに、手数料432円を差し引いて
9,568円しか支払わないって、正当な
対価のやりとりではないですよね。

ちゃんと10,000円をお支払いして、
支払の手間賃として手数料を負担する。
そうありたいものです。

<余談>

お客さんの取引を見ていると、
わずか1,000円程度の請求に対して
手数料を差し引いて支払ってくる
取引先があります。
ここはいつもそうされています。

1,000円の品物を受け取って、
568円しか振り込まない。

この神経が理解できません。

その取引先は一般消費者向けに
商売もされているのですが、
わたしはいっさいそこで
品物を買わなくなりました。
そんな業者に1円たりとも
支払いたくないですので。

まとめ

経理業務を効率化しようと考えた際、
どうしても会社内部の仕組みについて
考えたり、業務フローを改善しようと
したりします。

それはそれで大切ですが、経理は
会社の資金活動を写す鏡です。

会社の資金活動が改められなければ、
経理が本当に効率化することは
ありません。
付け焼き刃で終わってしまいます。

本当に経理を効率化しようと思うなら、
会計ソフトやスタッフの修練のみに
頼るのではなく、会社の資金活動の
周辺から整えていくべきでしょう。

*************************************************************

【編集後記】
昨日は税理士受験仲間だった
姫路のT先生の事務所に挨拶に。
私とちがい、拡大路線を
突き進められていますが、
元来の人柄の良さもあり、
素晴らしいスタッフさんに
恵まれて、堅調に業績を
伸ばされています。
ひとり税理士として活動する
私にとっても、タメになる話を
いろいろ聞かせていただきました。

今日の写真は本文とは
まったく関係ありません。
座間味の海で遭遇した
『ニシキフウライウオ』

【昨日の一日一新】
T先生の事務所訪問
たこの壺
フレッシュネスバーガー三宮

*************************************************************

■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

<ブログランキングに参加しています>

ポチッとしていただけるとうれしいです。

にほんブログ村 士業ブログ 税理士へ
にほんブログ村

<このブログのfeedlyでの購読はこちらをクリック下さい>

follow us in feedly

*************************************************************

The following two tabs change content below.

石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。