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開業する際、事務所を借りました。
私は多少常識外れな選択をしたようです。

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遠いところに事務所を構えました

私は今、兵庫県西部の姫路市というところに住んでいます。

人口約50万人の中核都市です。
生まれ育った愛着のある土地ですし、
転勤のない仕事を選びましたので、
離れることはないでしょう。

そして、私が今借りている事務所は自宅から
60㎞ほど離れた神戸市中央区にあります。
通勤は電車だけで40分、TOTALで1時間20分程度です。
三宮の駅を降りて南にひたすら15分歩くと、
事務所が入っているビルに到着します。
(私は歩くスピードが速いです。普通は20分かかります。)

『新港貿易会館』(今朝の様子です)

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港湾地区にあり、隣は神戸税関。

南側には四国方面へのフェリー乗り場があります。
(今朝の神戸港です)

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今日は、海側と山側で空の様子が全然違いました。

なぜ、遠い地に事務所を構えたのか

事務所を案内するとよく聞かれます。
「なんで家からも駅からも遠いところに
事務所を構えたの?」と。

その要因の一つには、専門学校での講義があります。

週に3回程度、神戸三宮にある専門学校で税理士講座の
非常勤講師をしています。
したがって、事務所をどこに構えようと三宮までの
一定回数の移動は生じます。

それでも、三宮に事務所を構えると、講師業のない日は
事務所業務のためだけに移動が生じます。
これはたしかに非効率です。
ですので、地元でもテナントを探さなかったわけでは
ないのですが、私にはあるこだわりがありました。

“普通のオフィスビルは絶対にやめよう”

これがこの地に事務所を構えた最大の要因です。

事務所の内装は、自分のやり方次第でいかようにもなります。
しかし、建物そのものについては、触ることができません。
少なくないお金を毎月支払うことになります。
であれば、少しでも納得できるところを借りよう。

そこで、『神戸R不動産』を運営している知り合いに相談して、
私のニーズを伝え、このビルを紹介してもらいました。

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エントランスをくぐると

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石の手すりの階段を上がり

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3階へ。奥の部屋を借りています。

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船室をイメージした丸窓にステンドグラスが配された
踊り場も残されています。

出社モチベーション

オフィスを借りるなら、駅や自宅から近くて、
利便性がよくて、新しくて、機能的なビルがいい。

そういう声は多いでしょう。

その点からいうと、このビルは限りなく0点に近いです。

なんせ
・駅からも自宅からも遠い
・(当然)利便性もよくない
・古い(昭和6年建築)
・設備も老朽化している部分あり
ですから。。。

それでも、私はこのビルがとても気に入っています。

“出社したときにテンションがあがるビルがいい”

この要件を完璧に満たしてくれているからです。

このビルのおかげで、街中のカフェで仕事をする
回数はきっと減っているはずです。
節約にもなっていますね(笑)

今の時代、一人で仕事をするのであれば、
ITの専門知識がなくても、ノマドスタイルを
取り入れることができます。

あえて都会を離れてオフィスを構え、
商圏を変えずに仕事を展開されている方の
記事も最近では珍しくありません。

であれば、そこまで極端な行動ではなくても、
立地条件の優先順位を少しだけ下げてみて、
出社モチベーションを支えてくれるビルを探す。
そんなテナント決定の仕方もこれから開業する
者にとっての一つの特権ではないでしょうか。

私は基本的に先方に伺うスタイルです。
来客型ビジネスの場合にはこんな
好き勝手は難しいでしょうね。

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【編集後記】
記事にすることで事務所選びのときの
記憶がよみがえってきました。

本日は税理士試験初日。
指導している財務諸表論と消費税法、
いずれも今日が試験日です。
みんなが普段の力を発揮できるように、
ただただ祈るばかりです。

明日から3日間、少し早い夏期休暇に入ります。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。