スポンサードリンク

自分から巻き込み、巻き込まれよう。

DL000026

スポンサードリンク

[br num=”1″]

4年目であじわった挫折

私は、税理士試験にチャレンジする際には、
「合格することしか考えていない」受験生でした。

どれくらい勉強したら合格できるだろう。
とりあえず合格できる成績を取り続けよう。
きっと、本気で取り組んで受からないほど
難しくはないだろう。

こんなことを考えながら勉強していました。

税理士の半数以上が“5科目合格”していないことを
知ったのはもう少し後のことです。
(情報収集能力がかなり欠如していましたね)

実は、1年1科目計画と称して、
ゆっくりと受験していました。

それでも簿記や財表の途中までの成績は
決してほめられたものではなく、
(いまだに当時の講師の方に「あのときの
石田君は一人テニスバッグで授業に来て、
ほんまに適当やったなぁ」といじられます)
直前期の追い込みでなんとか上位に
入っていくタイプでした・・・。

なんとか最初の3年で3科目揃ったのち、
4年目に選んだのは「固定資産税」
ボリュームも少ないし余裕だろう、
なんせ法人税を合格したんだから、と
かましていたらここでずっこけ。

というわけで、最初のつまづきは
「固定資産税」でした。

[br num=”1″]

周囲の勢いで後ろを見ずに済んだ

では「固定資産税」で(自分では)
まさかの敗戦を経験したのち、
この受験を止める選択肢が自分に
在ったかというとなかったです。

「合格すること」しか考えていなかったからです。

今思うと、あのまま不合格が続いたら
どうしてたんでしょうね。
自分でもあのときのメンタルが不思議です。

きっと自分がぶれずに済んだのは、
一緒に勉強してきた友人や先輩方の存在です。

受験生時代に知り合った仲間は、本当に前向きで
ポジティブな人が多く、誰一人として“失敗”を
想定している様子はありませんでした。

彼らの持つ熱量に感化され、ただひたすら
前を向き続けることができました。

失礼ながら、自分と比べてずば抜けて賢い
わけでもなく、暗記に長けているわけでもない
先輩たちが既に数科目合格している姿を見ると、
なんとなくやればできるだろうという感覚を
抱いていたのも事実です。

みんなきっちり努力していることも深く考えず、
勘違いも甚だしい、イタいやつです。

[br num=”1″]

「熱病」がもたらした合格

昨日紹介した本で、「熱病の始まり」という言葉があります。

「スープで、いきます」成功することを決めた経営者の軌跡 | 歩々是道場 〜脱力系税理士のblog〜

この「熱病」のチカラが、私の税理士試験5科目突破に
大きく寄与したのではないか、と感じます。

冷静に判断すると、固定資産税に落ちた4回目の
試験後には、すでに3科目保有していたわけだし、
「大学院に進もうか」とか考えたかもしれません。

ただ、最初から大学院ルートを想定していたのではなく、
「受かりにくそうだから大学院」というのは
なんとなく途中で逃げ出すようでイヤだったんです。

それを選択しなかったのは、少なからず
「冷静さを欠くくらいの熱病」にあたっていた
おかげだと思うのです。

熱病の素は仲間です。

彼らのおかげで冷静にならなかったのです。

誤解のないように書いておくと、
大学院ルートでの資格取得を
否定する気はさらさらありません。

資格取得のためのルートの一つですから、
そちらが合っていると思えば、
そのルートを使えばいいんです。
(第一、修士論文だって楽ではないでしょうし)

ただ、自分は5科目を突破したことで
このうえない充実感を得ることができたので、
最後まで試験にチャレンジしてよかったと
心から思っています。

そして、実務において困難にぶつかったときに
当時の頑張りや仲間との連帯感が支えにもなります。

そう、税理士試験は私にとって
部活のようなものでしたね。

そんな仲間に出会えたことは
とてもラッキーだったかもしれません。

けど、元来社交的な性格に育ったからこその
繋がりだったわけだし、それも自分の能力の
一部として考えています。

みなさん、試験はタイマン勝負ではありません。
目の前の人を倒すのではないです。

もっと大きな集合体の中での闘いです。

近くにいる人とは協力して、切磋琢磨して、
ともに試験という難題を乗り切って下さいね。

[br num=”1″]
[br num=”1″]

==============================

【編集後記】
昨日、NeighborhoodandCoffeeという
コンセプトのスターバックスに行ってきました。
少し値段設定が違うからか、近所のスタバと
比べて人が少なく、とても快適でした。
あの快適さのためなら、少々高くてもいいです。
と考えると、私がスターバックスに
求めているのはコーヒーやフードの
味ではなく、快適な空間なんですね。

【昨日の一日一新】
スターバックス 中山手通2丁目店

==============================

The following two tabs change content below.

石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。