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今週はCASIO編です。CASIO電卓、初めて取得しました・・・。

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電卓テクが、ミスをな減らし時間を生み出す

消費税の計算問題の中でメインといえるのが
『控除対象仕入税額』です。

本試験まで何度も何度も計算し、
一喜一憂することになります。

資料から転記する数字も数多く、何度も何度も
大きな金額を電卓に打ち込み、計算していきます。

“電卓を叩く”という作業は人が行うことなので
ミスをする可能性があります。

「なんでこの算式でこの数字が??」ということが
実際に採点していてもしばしば。

8桁くらいの数字を20個以上加えて、除して、乗じて、
こんな作業を時間に追い立てられながらするのですから、
仕方がないことかもしれません。

しかし、なんとかしてそのリスクを減らしたい。

そう考えたときに受験生だった私が考えたことは
「どうしたら電卓を効率よく叩けるか」です。

今回は計算過程を確認しながら、そのときどきでの
ポイントを紹介していきます。

問題の設定はこちら。

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では、計算していきましょう。

控除対象仕入税額

(1)課税売上割合

まず、控除対象仕入税額の計算方法を判定します。
可能性は「全額控除」「按分計算」の2つです。

①課税売上高

純課税売上高(税抜)を計算します。

まず、最初に計算する「課税標準額(千円未満切捨前)」を
もってきて、それに免税売上高を加算しましょう。
これで総課税売上高(税抜)①が計算されます。

そして、次に、課税売上返還等(税抜)②の計算です。
「課税売上返還等」から「国内課税売上返還等の消費税額」を
控除して算出します。

最後に、①から②を控除して課税売上高を求めます。

ここでやらないといけないのが『5億円判定』です。

計算した金額が5億円超なら、仕入税額は「按分計算」が必要です。
計算した金額が5億円以下なら、課税売上割合でさらに判定します。

②非課税売上高

株式等・一定の金銭債権の譲渡対価の5%相当額と、
それ以外の非課税売上高(土地売却や受取利息など)を
加算して算出します。

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③課税売上割合

①を(①+②)で除して算出します。

課税売上高が5億円以下のときはここで『95%判定』をします。
(5億円超のときは判定はありませんので注意しましょう)

ここで計算した割合が95%以上であれば、「全額控除」です。
95%未満であれば、「按分計算」が必要になります。

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この計算をするとき、計算の流れで直前に計算しているのは
「②非課税売上高」ですよね。
その金額が電卓に残っていると思います。
それに「①課税売上高」を加算すると、分母が計算できます。

課税売上割合を計算して95%以上か未満かを判定するには、
この分数を計算する必要があります。
つまり、分子を分母で除する必要があります。

ここで、通常であれば、いったん分子を電卓に置いてから
分母で除すると思いますが、このアクションは短縮できます。

分母が計算された時点で、『÷』『÷』と押します。

画面には分母の数値である「216,635,925」の数字と
その上にこれまで表示されていなかった「K」の文字が
出てくるはずです。

この状態でそのまま「170075925」と置いて
最後に『=』をもう一度押して下さい。

すると、分子を分母で割ったのと同じ計算結果が出てきます。

ここで計算した課税売上割合は、あとの税額計算で
複数回使うことになるので、メモリーしておきたいのですが、
この状態で『M+』を押すと、「0.00000000362」つまり、
課税売上割合(0.7850・・・)をもう一度分母で除してしまいます。

これを回避する方法は2つあります。

一つ目は、課税売上割合が計算された画面ですぐに『M+』を押さずに
いったん『+』『0』を押してから『M+』を押してみましょう。

そうしたら、課税売上割合がメモリー残されます。

または、分母を計算して『÷』『÷』をしてから、
分子を入力したときに『=』を押さずにいきなり
『M+』を押しましょう。

これでも、課税売上割合がメモリーに残されます。

ここから先は前回と同様の流れですので、動画は前回のものを引用します。

(2)区分経理及び税額

①課税のみ対応

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②その他のみ対応

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③共通対応

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④合計

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(3)個別対応方式

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ここでメモリーが効いてきます。
9桁の数字を乗じて、9桁の数字で除する、なんてことは
ミスのもとですので、ここでメモリーを使います。

課税売上割合を計算したときにメモリーに残しておいた小数を
直接乗じて計算します。

(4)一括比例配分方式

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ここも同じです。
課税売上割合を計算したときにメモリーに残しておいた小数を
直接乗じて計算します。

(5)有利判定

最後は、(3)と(4)を比較して有利判定、
控除額ですので、大きい方を選択します。

まとめ

普通に電卓を叩いても、問題を解くことはできます。

しかし、工夫することで、まちがいなくミスの原因を減らし
時間を生み出すことができます。

今の方法に満足せず、常に何か改善できないか考えることは
勉強に限らず、どんなシチュエーションにも通じる
自己成長のためにとても大切なことです。

今回は使ったことのないCASIOでのレポートをしようということで
近くのヤマダ電機にいってみると、SHARP、CASIO、Canonの3社が
しのぎを削っていました。

ちなみに、CanonはSHARP方式でしたよ。

SHARP、Canonユーザーはこちらへ。

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【編集後記】
インフルエンザの予防接種、
近年は賛否両論渦巻いていますね。
効果があるのかないのか、副作用がどうなのか、
正直なところ、素人では判断できないですよね。
国が薦めたものはとりあえずなんでも反対という
性質の方も少なからずいてるので、
ネットに流れる情報の信憑性もイマイチ・・・。

わたしは、毎年打っています。
打ったのに罹患して憤慨するよりも、
打たずに罹患して後悔する方が
イヤだというのが主な理由です。

【昨日の一日一新】
CASIO電卓を購入

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。