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税理士試験受験生は読んでおくべき本の紹介です。

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努力酔いしてはいけない

税理士試験にチャレンジされる方の多くは、
とても努力されていると感じています。

ただ、一方でその努力がはたして
あっているのか、という疑問を
感じることもあり、講義の中では
ときおりそういった話も
させていただいています。

10〜12%という狭き門を突破しなければ
ならない税理士試験において、
「努力酔い」をしていてはいけません。

無駄に身を削らないようにするために
この本を読んで、“頑張り方”について
考える機会を設けていただきたいです。

努力中毒になってはいけない

紹介する本はこちら。

脳科学者の中野信子さんが書かれた
『努力不要論』です。

日本人にとって美徳とされた
根性や気合いによる努力至上主義体質を
真っ向から否定されています。

ただし、努力そのものを否定している
わけではありません。

否定しているのは、「無思考な努力」です。

努力を始める前に、自らの環境について精査し、
正しい方向がどちらなのかを見極める。

たとえば、税理士試験であれば、

「自分の学習能力はどうなのか」

「自分の継続能力はどうなのか」

「学習時間は確保できるのか」

「不確定だがケアすべきことはないのか」

こういったことを精査してください。

科目選択の相談の際などには、
よくお伝えすることです。

この著書の中では、
「狭義の努力」と
「広義の努力」と
いう形で努力を
切り分けています。

「狭義の努力」
戦略なく、ただがむしゃらな努力。
報われない努力。

「広義の努力」
①目的設定②戦略立案③実行の
3段階のプロセスを経た努力。
報われる努力。

こうして、盲目的努力を
ばっさりと切り捨てています。

こわいことに、頑張っている状態は
「自分は良いことをしている」と
いう判断をし、快感を生むそうです。
そして、自分を冷静に見つめる目を
失い、ほかのことが考えられなく
なってしまう傾向があるそうです。

いわゆる、“努力中毒”ですね。

この“努力中毒”にならないために
どうすればいいか、それは
「自分は今どういう状態なのか」を
顧みるクセをつけておくことです。

流されて無駄な努力に足を
踏み入れていないかどうか、
常にチェックしたいものです。

税理士試験突破の要点

税理士試験は、
義務教育課程での
基礎能力習得の
チェックではありません。

自分で何が必要か考え、
それに対して能動的に
アクションを起こさなければ
試験の早期合格は
難しいでしょう。

きっと、専門学校の講師は
やるべきことについて、
「なぜ要るのか?」の部分に
ついても伝えているはずです。

盲目的に努力する人には、
この「なぜ?」を意識されていない
人が少なからずいらっしゃいます。

とても残念ですが、事実なんです。

こんな相談をしたことはありませんか?

「何時間くらい勉強したら受かりますか?」
とか、
「トレーニングは何回解いたらいいですか?」
という相談は多いです。

初めて勉強する人は、これからの勉強について
まったく見当がつかないでしょうし、
こうした相談が出ることは理解できます。

しかし、2年目以降で、この相談は
ちょっとないだろう、と思いますね。

もちろん“目安としてはこれくらい”と
いうお答えはさせていただきますが、
「最終的には個人差があるので、
できるようになるまでですよ」と
いうところまで、どれだけ真剣に
受け止めていただけているかどうか。

本試験出題者の立場に立って
考えてみましょう。

受験生が、今までにやってきたことは
合否に関係ないですよね?
内申書とか、ないですし。

試験に合格するためには、
「何時間積み重ねたか」とか
「何回解いたか」とか、
いっさい関係ないです。

本試験で問題が解けるかどうか。
これしかありませんよね。

なのに、まるで時間や回数さえ
達成していたら、合格できるんだ。

こんな気持ちで日々の学習を
行っている人が多いことも事実です。

こうしたことが現場ではよく起きています。

最後に

税理士になるには、5科目合格以外にも
大学院による免除など、道はあります。

税理士になりたい。
じっくりと調べ上げることは好きだけど、
インプット型の試験勉強は苦手だ。

という方は、そちらの道を
進むことも考えるべきです。

税理士という山が高いか低いかは
判断しかねますが、
登山道はいくつか用意されています。

盲目的に、受験の道に入っていませんか?

今一度、冷静に自身を見つめ直して、
適性のある道を選んでくださいね。

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【編集後記】
この本を読んで、
「努力」という言葉について
簡単に使うべきではないと
強く感じました。

自分がしてきた努力の方向が
必ずしも人にとっても
最適かどうかはわからない。

こうしたことに気づけて
とても良かったです。

【昨日の一日一新】
書写山 刀出坂ルート

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。