「もったいないな」と思う解答はだいたい文末(しっぽ)が適当です。
思ってる以上にできていない
わたし自身もチャレンジしていたときに
経験がありますが、クラスの他の受験生が
総じて優秀者に感じられることがあります。
合格率を10%と想定すると
受かるのは10人に1人です。
そうした面々の中で選ばれし
1人になることができるか、
という不安も生まれます。
でも、フタをあけてみると
そんなことはありません。
消費税はたかだか数十程度の理論ですが
それすら覚えられていなかったり、
たとえ覚えていたとしても
それをよどみなく記述することが
できる状態になっていなかったり、
それが本試験直前の実情です。
そんな状態でもラッキーパンチで
受かる可能性はあるので
受験を諦めるのは御法度ですが、
万全の状態まで持っていけば
かなりの確率で合格できます。
ぶっちゃけた話、本試験を受ける人の中で
順当に合格する力を持つ人の占める割合は
おそらく40%くらいです。
その中で上位25〜30%に入れば、
本試験では上位10〜12%です。
本気で頑張っている面々の中で
4人の中の1人になればOKです。
悲観的にならずにがんばっていきましょう。
ムダな失点を防ぐ
ある程度知識のインプットが
進んでいる人の中で
点差が開く要因の一つに、
文章の精度があります。
理論では、もちろん消費税法についての
知識の多寡が点数差の最大の要因です。
が、答案用紙に記載された文章に
消費税法の知識とは関係のない点で
優劣がつくケースがあります。
知識としては申し分なさそうだけど
残念ながら減点せざるを得ない、
そんな解答が実はとても多いです。
それは、「繋がらない文章」です。
たとえば、「〜〜〜を控除する」という
文末になるならば、その前には
「〇〇から」という言葉があるはずです。
しかし、それが見当たらないのです。
あとは、主語と述語がてんでバラバラとか。
一言で言えば、
「文章が散らかっている」
そんな答案がかなり多いです。
特に事例理論で根拠を問われた場合とか。
ものすごくもったいないな、と
心を痛める瞬間です。
最後に
理論は暗記だけしてもダメ、
理解しておかないと受からない
という意見があります。
今回の話はまさに暗記だけしていて
理解できていない人に起きるケースです。
ただし、気をつけないといけないのは
理解できていてもきちんと書けない人が
一定数いるという事実です。
相対試験ですので、そこをクリアするだけで
一歩上に進むことができます。
「変な文章になってないかな?」と
意識することで多くのミスは防げます。
事例の根拠などを解答する際には
答案用紙に解答を書き始める前に
今から書くつもりの解答を
思い描いて繋がりを確認しましょう。
まずは主語と述語の意識から。
まちがっても、あわてて書き始めて
書きながら文章を軌道修正するとかは
やめましょう。
とにかく落ち着いて、
急がば回れの精神です。
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【編集後記】
事務所の住所・電話番号の漏洩の多くは
日税連のHPでの税理士検索から。
税理士会への登録は承諾しますが、
それを公開情報にするのは
どうなんでしょう。
と思うものの、別にそれを断固として
反対するというほどエネルギーを
投下するアツい思いもないので
イラッとしながら放置しています。
【昨日の一日一新】
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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