昨日に引き続け、カード決済とデータ入力について。

購入日と支払決済日

クレジットカードで買い物をすると
その場でお金が引き落とされません。

支払は翌月とか翌々月にやってきます。

これはよく知られたことと思います。

その間に、販売店はカード会社から
販売代金を受け取ります。
(手数料が差し引かれる)

では、クレジットカードで経費を支払った場合、

①お店でカードをピッとした6月24日

②カード利用料金が引き落とされる7月10日

どちらの日付で会計データを入力するのが
正解でしょうか?

正解は購入日

それは、6月24日です。

7月10日は支払をした日ですが、
モノやサービスを受け取ったのは
6月24日ですので、
6月24日の行動として
記録するのが正解です。

でも、このときには代金を支払っていないので
モノを買ったけど代金は未払、という処理をします。

7月10日には、未払だった代金を支払った
という行動として記録します。

カード会社からの利用明細を横に置いて
データ入力している場合には
この日付を使って入力しましょう。

7月10日に買ったことにすれば
データ入力が一回で済むから
そうしたい、という声もありますが、
それをやってしまうと決算のときに
特別な作業をすることになります。

だから、こういうのはダメです。

イレギュラーを遠ざける

不慣れなことに取り組む際の
最大の敵は「イレギュラー」です。

日ごろルーティンとしてできることは
すぐにマスターできるしミスも減りますが、
イレギュラー要素があるとどうしても
そこでミスが発生しがちです。

なので、できるだけイレギュラーを
発生させないことが
トラブル回避の王道です。

また、6月の買い物を7月の日付でデータ入力すると、
月ごとの利益が把握できないデメリットもあります。

このように、口座振替日付を採用した
データ入力はよくないことだらけなので、
購入日の日付でデータ入力するクセをつけましょう。

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【編集後記】
関西地方も今週後半から
ようやく梅雨入りかもしれません。
雨がないのは快適でいいですが、
水不足問題なども出てくるので
この時期にある程度まとめて
降ってほしいですね。
ただ、ゲリラ的なやつは嫌いです。
シトシトと降り続いていただければ。

【昨日の一日一新】
なにわそば 平打ちうどん

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。