おかしい、というのは、とんでもなく魅力的、という意味です。
(丹波竜の里公園にて)
人と自然の博物館
兵庫県三田市にある「人と自然の博物館」は
1992年にできた自然史系の博物館です。
通称『ひとはく』と呼ばれています。
近隣の丹波市山南町で発掘された丹波竜
(正式名:タンバティタニス・アニキティアエ)
の化石発掘調査の詳細が展示の目玉です。
が、それ以外にも、兵庫県の里山に
出没する(した)野生生物の剥製が
とにかくすごいんです。
3Fの入城口すぐのところにある剥製には
ただただ圧倒されます。
あんな大きいイノシシは見たことない。
ウサギを捕らえて羽ばたくイヌワシや
アナグマ、テン、ツキノワグマなど
身近にいる動物の表情や牙を
間近に見ることができます。
その迫力たるや、、、必見です!
また2Fには、淡路島沖で捕獲された
ナガスクジラの骨標本だったり、
アオザメの口の部分の標本が
展示されています。
また、館のスタッフのみなさんの
努力の結晶である世界各国で
収集捕獲したであろう
生物標本(主に昆虫)が
想像を遙かに超えるボリュームでして
途中でもうなんか貴重さが
感じられなくなるくらいです。
1Fには、平成12年の淡路花博で
利用された展示がそのまま移設されて、
貴重な古代生物の骨標本や、
ボルネオのジャングルを再現されています。
ここの見ものは「アメリカマストドン」
マンモスのような出で立ちの
古代生物の骨標本は圧巻です。
そんな充実したこの施設、
入場料がとにかく安いです。
高校生以下:無料
駐車場が1日500円かかりますが、
それでも大人二人子ども二人で
駐車料金合わせて900円。
電車好きな子どもが一緒ならJRで
三田駅までいって、そこから
めったに乗ることがないであろう
神戸電鉄に乗ってのアクセスも
とても快適です。
コスパ抜群の理由(わけ)
なんでこれだけの収蔵量を誇る
施設の入館料がこんなに安いのか、
それはやはり『兵庫県立』であることと
『博物館』であることがその要因でしょう。
動物園や水族館と比べると
圧倒的に安くなるのは
「生き物を扱っていない」
ということ。
飼育や安全にかかるコストが
段違いに安いです。
展示品の多くは小さい子どもが
壊そうにも壊せないしっかりとした
アクリルケースに入っています。
生きていないので動かないデメリットも
裏を返せば“間近で見ても危なくない”
というメリットになります。
事実、うちの子どもたちもイノシシや
ツキノワグマの剥製の口元に顔を近づけて
その大きな牙に関心を寄せていました。
ふだん動物園に行っても
細部までじっくり観察することは
できませんよね。
とくに小さな子どもが安心して見学するには
動物園よりもこちらの方が親としても安心です。
これも一読したい
HPにはこちらの『将来ビジョン』や
『中期計画』が記されていました。
そして
「現在の博物館の運営スタイルは、
一朝一夕にできたものではなく、
過去の中期計画などが礎となって
出来上がっています。」
という一文が。
個人的には、
・兵庫県に縁のあるものにこだわった展示
であることがこの館の最大の特徴であり魅力でした。
写真を撮りに行ったり家族で遊びに行ったりする
但馬地方の山々に動物たちが暮らす風景をや
赤穂の干潟でカニやしゃこなどの生物が暮らす風景、
こうしたジオラマに「見えないところでは
こうした風景が広がっているのか〜」と
子どもそっちのけで悦に入ることもしばしば。
素晴らしい施設でした。
子どもとはしゃぎ倒したため
館内の写真は一つもありません。
あしからず・・・。
その足でここも訪れたい
ここから車で5分ほどのところには
超有名になった洋菓子店
『パティスリーエスコヤマ』が
あります。
いつも長蛇の列ができていますが、
焼き菓子だけだと列に関係なく
ささっと購入できます(2018年11月現在)。
ここのバウムクーヘンは美味しい。
今回も買って帰りました。
そして、もう少し移動できるなら、
ぜひ足を運んでほしいと勧めたいのが
車で約40分離れた場所にある
『丹波恐竜の里公園』です。
舞鶴若狭自動車道を利用し、
高速を下りてからは
すれ違いの困難な
川沿いの狭い道を
ひたすら北上します。
そんなこんなな道中で
約40分かかりますが、
行く価値あり、です。
『特急こうのとり』よりも遙かに大きい丹波竜。
そして、遊具やベンチも恐竜一色。
それほど遊具が充実しているわけではありませんが、
恐竜の大きさを子どもに伝えるのに
これほど適したところはそうありません。
メインにするにはちょっと物足りないかもですが、
近くに行った際にはぜひ立ち寄りたい公園です。
化石発掘体験(300円)もできます。
あと、天気のいい夜に行ったら
恐竜と星空が一緒に撮れます(^^)
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【編集後記】
23㎜の単焦点レンズを売却しました。
なので、多少コンパクトなボディの
X-T20に装着するのはもっぱら
50㎜の単焦点レンズ。
ある程度自由に遊ばせる子どもを
撮るには少し距離をとる必要がある
このレンズがちょうどいいですね。
近くについていながら撮影するには
23㎜くらいがちょうどよかったですが。
メイン機であるX-T2Graphiteは
16-55㎜の赤バッジズームレンズと
55-200㎜ズームレンズの2本体制で
ネイチャーフォト仕様です。
明日はこれを持ち出して但馬地方に
夜明け前に繰り出して朝方に
帰ってくる計画をしています。
天候次第ですが・・・。
【昨日の一日一新】
人と自然の博物館
丹波竜の里公園
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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