今年もあと少し、毎年恒例のやつです。

近年の傾向

消費税法の本試験理論問題について
予想する上で、近年の傾向を
確認しないわけにはいきません。

ということで、近年の傾向を調べると

問1 個別または応用(規定系)
問2 応用事例 〇題

第59回から順序が逆になることは
ありますが、ほぼこの形式です。

法律についての正しい知識、
それを納税者に伝える能力、

この2つの特性について
試されています。

この形式もいつかは崩れるでしょうが
ここまで続いているならば、
受験対策としてはこの形で
出題されることを想定して
準備しないわけにはいきません。

そこで、この2つの側面から
理論予想をしてみます。

理論予想

個別または応用(規定系)

【第1位】売上に係る対価の返還等の税額控除
     &特定課税仕入れに係る対価の返還等の税額控除

【第2位】合併があった場合の納税義務の免除の特例

【第3位】棚卸資産の調整

これらを挙げる根拠は、、、ありません。

周期的なものです。

大穴は「帳簿等の意義」を推します。

応用事例 〇題

【第1位】各種取引の取扱い(リバチャは要注意)

【第2位】取引分類

【第3位】届出関係

こんなところでしょうか。

本試験に向けて

消費税法の合否を分けるのは理論です。

計算は、一定レベルになるとほぼ差がつきません。

差をつけることができるのは理論です。

そして、よほどボリュームが多いものでないかぎり、
解答要求の85〜90%位の精度が求められます。

となってくると、よく授業中に言うのですが、
「全体を70%程度抑えている人は何が出ても負ける」
という点は意識すべきです。

それよりも、

「90%以上の精度で解答できるジャンル」を
一つでも増やすことに努力を向けましょう。

その方が、結果的に合格可能性は高まります。

だって、全体をまんべんなく
70%程度抑えている人の
合格可能性は極めて低いので。

それならば、一点突破で勝てる理論を
本試験までに一つでも多く作ることを
意識して勉強すべきです。

学校の勉強とちがって、
この勉強は勝負ごとです。

勝てる場所を作る、それを増やす、
ここを意識して残り20日弱、
過ごしていきましょう。

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【編集後記】
昨夜は関西在住のブログやってる
同業者二人と夕食へ。
もやっとしていたことを
吐き出したり、引き出したり。
楽しい時間を過ごしました。

【昨日の一日一新】
西中島南方 春夏冬

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。