経理業務によどみをつくってしまわないように。

経理業務のもつチカラ

経理なんて後回し、という話も多々ありますし、
「預金残高だけ確認していたらそれでいい」と
実際にそれでうまく回っている会社も存在します。

が、それは業種の特殊性であったり
経営者の資質であったり、
さまざまな要素が絡んでの結果です。

一つの目安として

・モノの仕入(在庫)がない
・支払いよりも入金が先
・社長の立替払いがない

のであれば、預金チェックで
問題ないケースも多いです。

が、そうでないならば、
やはり月々の試算表で
観測することをオススメします。

そして、それは早ければ早い方がいい。

2ヶ月遅れの現状把握は
もはや現状把握とは呼べません。

1ヶ月以内が理想です。

この1ヶ月以内の経理を実現するためには
経理を重要視する会社風土も必要ですが、
仕組みを整える必要もあります。

そんな仕組みを設計する際に留意したい、
経理を遅くさせる3つの要因について
案内します。

経理業務に潜むワナ

立替払い

社長やグループ内の別会社が
立て替えで支払うことがあります。

毎月発生するようなものであれば
見落とすリスクも少ないですが、
スポットで発生する場合には
その情報が共有できず、
処理されないリスクがあります。

できるだけ立替払いはなくすこと、
そして万が一立て替えたときは
速やかに精算することが
業務負担を軽減するためのコツです。

相殺

こちらも罪深いものです。

関係会社間で債権債務が両建てで
発生(業務委託&家賃支払い、など)
する場合に、その両者を相殺して
差額だけで決済するというもの。

両者が毎月定額であれば経理担当者も
容易に判断がつきますが、
両者ともに変動する場合には
手間が増えるだけです。

わかりやすい総額で
お金のやり取りをしましょう。

あるだけ払い(もらい)

たとえば、315,287円という請求に対して
200,000円だけ支払う、というように
払える分だけ支払っていくというスタイルも
非常にやっかいです。
残高管理という業務が増えるからです。

もちろん、資金繰りの点でやむなく、と
いうこともあるでしょうが、それならば
どこかへの支払いを1ヶ月待ってもらってでも
請求どおりに支払う方が経理は明朗です。

まとめ

上記3つの要因に共通するのが
通帳と請求書で照合できない、と
いう状態です。

照合できない可能性がゼロとわかっていると
経理業務は格段にはかどります。

もちろん、
「それくらい経理でうまいことやってよ」という
経営者の声もわかるのですが
それが試算表の遅れやミスの原因になり得ることも
理解しておいていただきたいです。

きちんと精算

これだけで会社の経理は
スピードアップします。

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デルポトロ選手狙いです。
フェデラー選手が出場を
決めてくれたらなおうれしい。

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。