わたし自身が心がけている事が誰かの参考になればいいな、と。
<西表島のどこか、23歳のとき>
仕事の持つ2つの側面
ひとりで仕事をしていくというのは
誰かの知恵を借りることはあっても
誰かと力を合わせて何かを乗り越える
わけではありません。
仕事には
・社会に貢献する(心を満たす)
2つの側面があります。
この両側面を十分に満たす
仕事ばかりであれば、
その仕事に邁進しさえすれば
財布も心も満たされます。
ある仕事がそれぞれ片方の
側面しか備えていない場合、
集団で仕事をしていれば
従業員のもてる力を動員して
前者で活動資金を獲得しつつ、
自身は後者に力を注いで
自らのQOL(Quality of Life)を
高めていく、そんなスタイルも可能です。
ひとり仕事だと、それぞれの側面を
ほどよく満たすべく、バランスよく
乗りこなさないといけません。
前者だけではメンタルが疲弊し、
後者だけでは財布が枯渇する
おそれがあるからです。
心がけている3つのこと
死なないための戦略
さて、メンタルが疲弊したからといって
財布が枯渇するとはかぎりませんが、
財布が枯渇すればメンタルも疲弊します。
そこでまず優先すべきは財布の充足です。
このときにどれくらいの資金獲得が必要かは
どれくらい流出するか、によります。
100入ってきて90出ていったら残りは10。
70入ってきて20出ていったら残りは50。
そう、必要な資金獲得量は
流出量を定めないと定まりません。
言い換えれば、必要な資金獲得量は
資金流出量によって算出されます。
ここで大切になってくるのが
「死なないための戦略」です。
「死なない」とは、すなわち、
「資金ショートさせない」こと。
まずは資金ショートを起こしにくい
戦い方を意識的に採る必要があります。
このとき、キモになるのは
「固定(売上に比例しない負担)」と
「変動(売上に比例する負担)」に
経費(支出)を分けること。
変動費は必ず一定の資金を残しますが、
収入が一定ラインを下回れば
一気に資金ショートを引き起こす
可能性を持っているのが固定費です。
固定費が少なければ少ないほど、
赤字転落の可能性は下がります。
もちろん、一定の固定費をかけて
レバレッジをきかせて大きな収入を
生み出す選択もあります。
ただし、それは一定以上の規模に
育ってからのこと。
まずは資金ショートさせないことを
第一順位に考えます。
「変動費は別にいい。
だが、固定費、お前はダメだ」
わたしの中にある意識を言語化すると
こんな感じです。
これが“死なないための戦略”の第一歩です。
仕事しすぎは危険
現有戦力ひとりで、
毎日めいっぱい時間を使って働いていたら、
新しい案件の依頼があったときに
たとえそれがQOLに直結する
魅力あるオファーだとしても
断らざるをえないケースが出てきます。
ひとりでできる仕事量には限界がありますので。
顧問契約を解消した、とか、
有期サポートが完了した、とか、
そんなタイミングでいい話があれば
めちゃくちゃありがたいのですが、
人それぞれタイミングが異なります。
そこで、気をつけているのは
体力と時間をめいっぱい
仕事に使わないこと。
8割くらいの体力・時間投下で
遂行できるくらいの仕事量で
運営しています。
であれば、QOLを高める
仕事の依頼があったときに
現況に影響されることなく
引き受けることができます。
これが理想ではありますが、
補充を完全にコントロール
できないのがつらいところです。
ある程度補充するタイミングを
コントロールできる仕事があれば、
より安心感が増すでしょうね。
値崩れには近づかない
「今はこれでお願いします」とか
「儲かったら正規の値段でお支払いします」と
いった話には聞く耳を持たないようにしています。
長期的に値段回復(上昇)を待つだけの体力が
わたしの事業にはないから、です。
労力持ち出しになる、いわゆる足が出る仕事について
「それでもやった方がいい」という意見もあります。
が、それはいずれ値段が回復(上昇)して
割の合う仕事になると期待してのこと。
その期待が実現しなかった場合、
疲弊するのは自分です。
時間ばかり失って、
財布は充足されない。
そんな状態が続けば
誰だって働きたくなくなります。
でも、そんなことはいってられない。
ですので、最初からきちんと
お支払いいただける仕事だけを
生業とするように心がけています。
最後に
せっかく人生の時間の大半を費やして
仕事をするのであれば、
できるかぎりわくわく働きたいです。
自らやりたい仕事ができていれば
わくわく感は失われません。
そしてそれは内容だけではなく
金銭的充実も影響してきます。
わたしがゲスいだけかもですが、
わくわく感が生まれるかどうかに
報酬量は少なからず影響します。
やっぱり、多いとうれしいですし。
まぁ、それはそれとして、、、
やらされ仕事にならないために、
心と財布のそれぞれに
悪影響が出ないようにするために、
自分の仕事ルールを決めておきましょう。
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【編集後記】
わが家で飼っていたクワガタ3匹を
捕獲したクヌギ林に返してきました。
1ヶ月ほど、子どもにいろんなことを
経験させてくれて感謝です。
これからはキツネやタヌキ、カラスに
食べられることなく天寿を全うしてほしい。
帰り道でキツネに遭遇しましたけど。
【昨日の一日一新】
日本野鳥の会の長靴 実戦デビュー
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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