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薬は甘い方がいいです・・・。

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『良薬口に苦し』

世の中にまったく存在しなかったものが
生み出された場合は無色な状態ですが、
ほぼすべての物質・サービスには
すでに色が付いています。

それが〇〇らしさ、〇〇っぽさ、です。

こうしたものはときに
思考停止に陥る要因と
なり得るので、あまり
振り回されたくないと
常々考えています。

たとえば、
『良薬口に苦し』と
昔からよくいいます。

薬を口に入れたときの
あの苦みって、いわゆる
“薬らしさ”ですよね?

けど、『良薬口に甘し』とか
『良薬口に旨し』だったって
効き目が同じなんだったら
別にいいじゃないか、と。

しかし、最近
「やっぱり苦いことも
必要なのかも、、、」と
考えさせられることが
ありました。

歯医者にて感じた、歯医者らしさ

先日から歯医者に通院している
のですが、扉を開けた瞬間に、
医院特有の薬品臭を嗅ぎました。

その瞬間、
「あ〜、歯医者に来た〜」という
変なテンションになります。

そして、チェアに座って治療して
もらっているときに、消毒薬やら
何やらを口の中に投入されます。

その際にも、かすかに舌から感じる味は
甘かったり美味しかったりではなく、
ツンとした薬品然としたものです。

そこでふと気になったんです。

院内に漂う薬品臭も、
今投入されている薬品の味も、
決して快適ではありません。

しかし、これらがあるからこそ
歯を治療してもらっているという
気持ちになれるのではないか、と。

もし、院内に入った瞬間に
アジア雑貨店みたいなお香の
香りが漂っていて、口の中に
投入される薬品がイチゴ味
だったりすると、きっと
治療モードにならないし、
「本当に治るのかな?」と
不安になったりもします。

「小さな子どもにとっては
いいのかもしれませんが、
わたしが治療を受ける場合
には、たとえ鼻をついたり、
苦みがあったとしても、
多少不快であるものを
使ってほしい」と感じました。

これらの不快なものはわたしにとって
いわゆる“歯医者らしさ”であり、
「歯の治療」を実感させてくれる
大切な要素だったのです。

本当に苦い必要はある??

では、ここで一旦仕切り直して考えます。

薬品臭や苦みが私に精神的な安心感を
もたらせてくれるのはなぜでしょう?

それは、自分が産まれてからずっと
そういう医院で治療を受けて
きたからに他なりません。

自分自身の経験から、そうした
不快要素を安心感に変換して
いるに過ぎないのです。

このこと自体が、自分の
今までの経験に寄りかかり
過ぎではないか、と。

やっぱり、その機能として
いっさい差がないのであれば、
薬はやっぱり甘かったり、
旨かったりした方がいいです。

無理に“〇〇らしさ”に固執せずに
快適な方にシフトしていけば
いいんです。

〇〇らしさに固執する必要はない

Tシャツ姿はNG

そう考えると、“〇〇らしさ”って
思考停止というか、未知のものへの
アプローチを阻むものですよね。

「税理士らしい格好のもので・・・」と
突き返されたTシャツ姿の証明写真を
前に置いて、そう思うわけです。

手入れされていない靴や、
伸びきったベルトは許されても
アイロンかけた黒Tシャツはアウト。

いやまぁ、従いますけどね・・・。

“〇〇らしさ”=悪ではない

誤解されたくないのは、
“〇〇らしさ”が悪だと
言いたいわけではありません。

たとえば、近年のデジタルカメラでは
わざと「カシャッ」とシャッター音を
鳴らすようにしたり、昔ながらの銀塩
カメラらしさを演出したボディにして
あるものもあり、売れているそうです。

それは、デジタルカメラを開発する際に
最初から“カメラらしさ”に拘ったのではなく、
デジタルカメラをリリースしたところ
昔からの銀塩カメラのユーザーの一部が
「カメラっぽくない」と悲しみ、満足度が
低かったことから開発されました。

そう、別に“〇〇らしさ”に拘ることが
ダメなのではなく、顧客が求めている
ものは何か、を感じ、その要求に
スポットを当てて解決していく。
それが“〇〇らしさ”なのであれば、
“〇〇らしさ”を追求すればいいんです。

〇〇らしい=悪、〇〇らしくない=良、

ではなくて、“〇〇らしさ”に固執して
思考停止することなく、もっと本質的な
部分でジャッジしていくべきではないか、
ということです。

“らしさ”よりも“マナー”

たとえば、この熱中症が
猛威を振るう真夏の時期に、
ネクタイ&上着着用こそが
一流ビジネスマンの流儀的な
ノリは、少なくともやめた方が
よろしいのではないでしょうか。

暑ければ、上着・ネクタイなしでも
かまわないじゃないですか。

そのかわり、だらしなくならないように
きちんとサイズのあったものを選ぶ
細心の注意がいつも以上に必要です。
上着が隠してくれませんので。。。

私自身が大切にしているのは、
相手の方が不快に思わないか
どうか、です。

相手の方がスーツ姿でネクタイを
締められているような場合には、
さすがにわたしもネクタイを締めて
お会いするようにしていますよ。

そこは“税理士らしさ”ではなく、
単にマナーとしての判断です。

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【編集後記】
毎日4時30分に目覚ましなしで
起きているのですが、
オリンピックが始まってからは
ついつい見入ってしまい、
朝食に時間がかかってしまいます。
水泳と柔道が特に気になって
仕方ありません。

【昨日の一日一新】
クリーニング店で1等(5,000円)当選

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■ 石田修朗税理士事務所HP

開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。