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事務所のすぐ前にある神戸税関の食堂に行ってきました。
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目次
まるで建築博物館「新港町エリア」
神戸税関は、三宮駅からフラワーロードという市内随一の大通りを
まっすぐ南下し、阪神高速道路の高架を抜けたところにあります。
この一帯は新港町というエリアで、昭和初期の海運を支えた地区です。
当時の建物が数多く遺っており、まさに建築博物館のようです。
ちなみに、神戸税関の東側にはこんな建物もあります。
『新港貿易会館』 昭和5年
その1
その2
KIITO(旧神戸市立生糸検査所) 昭和2年
そして、神戸税関 昭和2年
どの建物も古くて魅力的なのですが、
その中でもこの神戸税関は別格の雰囲気があります。
東側正面玄関はこんな感じです。
(現在は大型補修工事のため、外壁はシートで囲まれています。)
時計塔の真下を通って食堂へ
入庁手続きを済ませて、さっそく中に入ります。
エントランスホールを見上げるとここは時計塔の真下の空間です。
ここは当時の雰囲気をそのまま遺しています。
入ってすぐ、左手には「神戸税関展示室」があります。
気になるのですが、食堂が13時30分まで、
このときすでに13時10分ということで
とりあえず先を急ぎます。
ところが、入館してすぐのエレベーターは4Fまでしか登りません。
外にある案内では、食堂は8Fと書いてありました。
守衛さんに聞くと、この正面入り口側は古い建物で4Fまでしかなく、
食堂は併設されている新館の8Fだから、奥まで進んで、とのこと。
実はこの神戸税関、阪神淡路大震災で半壊となり、西側にあった別館を
取り壊し、そこに新たにインテリジェントビルの新館を建て、
旧庁舎である本館と、最新設備の新館が並立しています。
言われたとおりに進んでいくと、そこには東側玄関の外観からは
おおよそ見当もつかない立派なエントランスがありました。
中に入って見上げると、そこはショッピングモールのようです。
振り返って一枚。
奥に進むと8Fへのエレベーターがありました。
8Fにあがり、隣の売店で食券を購入し、食堂に入ります。
あがったときには13時15分、もうお客は一人もいません。
明らかに片付け始めているところでしたが、快く迎えてくれました。
定食は480円。おかずは3種類あります。
この日は、ササミチーズフライしか残っていませんでした。
ごはんはセルフサービスでおかわり自由、
白米と十六穀米を選べます。お漬け物も
取り放題ですが、この日はもうこんな感じに・・・。
窓際の席を陣取れば、うちの事務所が入っている
「新港貿易会館」を見下ろすことができました。
メリケンパークエリアを一望できます。
展示室も覗いてみました
食事を終え、せっかくなので展示室に足を運びます。
途中の回廊は新しいものの、それなりの雰囲気があります。
展示室には、ワシントン条約で持ち込みが禁止されているものや
違法コピー商品が並んでいました。
(金塊や薬物などの)過去の密輸手口なども案内されています。
食堂利用にふらりと入った税関でしたが、建物自体はもちろん、
展示室や眺望など、意外と多くのことを楽しめました。
ここを目当てに観光するほどではないでしょうが、
神戸に来て少し時間が空いたときなどには
“他にない”という意味において価値のある
観光施設かもしれません。
高松・小豆島・宮崎方面へのフェリーが発着する第3突堤の
フェリー乗り場から徒歩1分くらいですので、
入出港までの時間つぶしにも最適です。
ただし、平日の8:30〜17:00しか空いていませんので、
見学される際にはご注意ください。
ではでは。
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【編集後記】
桜の開花で一気に春らしくなってきましたね。
購入したまま読んでいない本がたまっているので、
明日は本を抱えて外に出る時間を設定します。
【昨日の一日一新】
コム・シノワ「チョコフレンチ」
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石田 修朗
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