2019年1月の開講に向けて。迷ったときの参考になれば。
科目選択という勝負
税理士試験を受けるうえで
最初の勝負ポイントは
“科目選択”です。
科目選択制度&科目合格制度が
とられているので
受験生のすべてが一斉に
同じ科目の勉強を
するわけではありません。
また、同じ科目を勉強したとしても
そこには経験者もいれば
一科目専念者もいます。
そして、勉強以外の
時間の過ごし方も人それぞれ。
多くの変数の組み合わせの上で
この試験へのチャレンジが成立します。
で、「どの科目を選択するか」ですが
結論としては「勉強したい科目」で
まちがいありません。
自分が学びたい気持ちが一番です。
しかし、置かれている状況によっては
選んではいけない科目があるのもまた事実。
1月からの勉強を考えている、もしくは
先日の結果発表で1月から科目を追加変更
する可能性がある受験経験が浅い人向けに、
そして、専門学校の個別相談会とか
ちょっといきづらいなぁという人向けに
案内していきます。
選んではいけない科目
ここはあえて強い語気を含んだ
タイトルにしています。
“選んではいけない”です。
「1月から新しくここに参戦しても
勝ち目ないっすよ」という科目の案内です。
受験専念の方は、今からどの科目を
選んだとしても勝てるチャンスはあります。
時間をきちんと投下できる環境にあるからです。
が、仕事や学業、家事との両立を図る人は
そのもてる時間の全てを勉強に注ぐことは
不可能です。
限られた時間の中で勝負せざるをえません。
1週間に10〜15時間しか
勉強時間が取れないという方は
以下の科目を初学から選択するのは
絶対にやってはいけません。
・法人税
・所得税
・相続税
たかだか15時間程度の学習で
これらを1月から始めて合格に
もっていくのは至難の業です。
ましてやこれを1月からのスタートで
勝負するなんていうのは本当に無謀です。
ミニ税法と呼ばれるような
ボリュームの少ない科目なら
まだ勝ち目はあります。
その理由は4年前に書いたこの記事を
参考にしてみていただければ。
<関連記事>
週に15時間くらいしか時間が取れないけど
どうしても上述の科目を勉強したい方は
「第70回が本番」というスタンスで
8月までは徹底した基礎固めを
することをオススメします。
第69回のミニ税法に限った話
迷ったらこれ
それは『住民税』と『固定資産税』です。
ここ数年、合格率が高めに推移しています。
「ということは第69回も高い?」ではなくて
「ということは上級者がぬけている」です。
そう、猛者が減っている戦場です。
ただし、住民税の受験においては
所得税の知識が必要なシーンがあります。
その知識の有無も科目選択には影響するので
もしそこが不安であればTACもしくは他の
受験校の住民税指導講師に相談されることを
オススメします。
受付スタッフよりも(たとえ電話ででも)
指導講師に直接相談することをすすめます。
<関連記事>
迷ったらこれはやめておけ
それは『国税徴収法』と『事業税』です。
ここ数年、合格率が逆に低めです。
ということはさっきの逆で
戦場には猛者が
うようよいる状態です。
カジノにいっていきなりプロばかりが
座っているポーカーの台に
座るようなものです。
最後に
『簿記論』と『財務諸表論』は
相乗効果があるので
両方同時に勉強するのが
一番効率はいいです。
が、当然時間は相当かけないといけません。
そこまで時間をかけられない場合には
『簿記論』一本で始めたらいいです。
『財務諸表論』の学習の上で
『簿記論』の知識が参考になることは
大いにありますが、逆はほぼないです。
だから、『財務諸表論』→『簿記論』ではなく
『簿記論』→『財務諸表論』であれば
単科目ごとの受験もけっこういいですよ。
わたしはこの方法で2年で2科目を
確実に手に入れました。
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【編集後記】
長時間のドライブで
子どもたちが退屈しないように、
電車移動時の読書に使うfireHD10に
Amazonプライムビデオのトーマスと
おさるのジョージをダウンロード、
タブレットホルダーを車に取り付けて
視聴する実験をしてみました。
fireHD10なら画面も大きく
写りもそれなりにいいので
十分アリな使い方でした。
これなら電波状態に影響されず、
かつ、低コストです。
【昨日の一日一新】
Amazonプライムビデオ(ダウンロード版)を車で視聴
origamiダウンロード
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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