すでにやってるよ、と人も多いと思いますが。。。

(越前大野駅 135mm、f/5.6、1/100、X-T2)

やってはいけない解答法

それは2つあります。

・考えながら書く
・書きながら考える

です。

応用事例問題はもちろんのこと、
個別理論においてもこれはダメ。

解答として記述することを
いったん整理してから
書き始めましょう。

ながら解答がダメな理由

解答が散らかって読みづらい、つまり、
内容を本当に理解しているのかと
疑われる、といったことや、
記述漏れといった問題もありますが、
最大の理由は「時間配分ができない」ことです。

税法の試験では
理論と計算の時間配分が
大切だといわれます。

そこで、「理論50分、計算70分」と
ざっくりと決めて「配分OK」と
してしまっていませんか?

理論50分、という目標値は
問題ありません。

人によってこれが
55分だったり60分だったりしても
問題ありません。

ただ、それに対して、これから書こうとしている
解答について、すべて書いたらどれくらい時間が
かかるかをちゃんと見積もっているでしょうか?

そして、その見積りが70分とかだったときに
優先順位を決めて解答しないといけないのです。

書きながら考えて、考えながら書くというスタイルで
はたしてその取捨選択を冷静に判断できるのでしょうか?

できんだろ、というのがわたしの感覚です。

おすすめの解答アプローチ

最初に理論問題にひととおり目を通して、
解答の柱挙げ(タイトル挙げ)を行います。

ここで、自分が解答しようとする事項の
ボリューム(必要時間)が把握できます。

理論に費やそうとした時間、
もしくは理論に残された時間が
それに満たない場合には
「覚えていても書かない」という
苦渋の決断に迫られます。

でも、その判断は必ず必要になります。

120分で解ききれないボリュームの
問題が出題される現状では、
理論でも計算でも全体のバランスを
意識しながら解答することが大切です。

書きながらその都度判断するのは
相当難易度が高いです。

解答のストーリーを最初に組み立ててから
それに基づいて黙々と書く方が
スムーズにペンが進みます。

順番に書いて間に合いそうな場合でも
優先順位の高いものから書き上げたいです。

優先順位の低いものはいったんスペースを
空けた上で飛ばしておきます。

そして、優先順位の高いものを書き終えてから
戻ってきて仕上げていけばいいのです。

試験に求められているのは満点ではなく合格点です。
解答している途中で、めちゃくちゃ重要な項目が
必要だと気づくことだってあります。

そのときに、枝葉の論点を書きまくっていて
時間がなくなっていたら目も当てられません。

まんべんなく一定レベルの品質を保った解答をしたうえで
最後の仕上げをしていくことがもっともリスクの少ない
理論解答アプローチです。

柱挙げ(タイトル挙げ)のために

柱挙げをスムーズに行うためには
日ごろからそれを意識した勉強が
必要になります。

各理論ごとに、いくつタイトルがあるかを
覚えておくことです。

順番に書いていけばわかる、ではなく、

「〇〇」の理論→タイトルは5つ

みたいな感じで反射的に出せるように
しておきたいです。

ふだんからこうしたアウトプットを
意識した勉強をしておかないと
できるようにはなりません。

理論マスターを使った勉強といっても
単なる暗記作業だけではないんです。

時間配分が上手くいかない人は
特定の箇所を書きすぎている
可能性がきわめて高いです。

柱挙げからのアプローチ、
ぜひ試してみてください。

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【編集後記】
この時期は田植え前の田んぼに水が張られています。
棚田ではとても美しい風景が楽しめる時期です。
今年こそ棚田フォトと思っていましたが、
緊急事案が発生したため、
田植え前の棚田風景はお預けとなりそうです。

【昨日の一日一新】
anker PowerPort PD4

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。