いよいよ今週の金曜日です。

第68回税理士試験合格発表

平成30年12月14日、
今夏実施された第68回税理士試験の
合格発表が行われます。

官報合格がかかる方については
インターネット版官報(号外)を
チェックすることで、朝一番に
官報合格か否かが判明します。

インターネット版官報

科目合格の方は郵送される通知を
待つことになります。

多くの方が土曜日に、
配達事情によっては
月曜日に結果が判明します。

その昔、神戸に住んでいたころ、
初めての受験で簿記論を受けて
その通知をまちわびたわたしに
合格通知が届いたのは火曜日でした。

土曜日、月曜日と
一人暮らしのマンションで
そわそわしながら待ち続け、
郵便配達のバイクの音がするたびに
1Fまで駆け下りて郵便受けを確認し、
くたびれたことを覚えています。

なぜかはわかりませんが、
神戸という大きな街で
あれだけ郵便が遅れることが
あるとは、、、

ということで、ひょっとしたら
火曜日にずれ込む方も
いらっしゃるかもです。

焦らず慌てず待ちましょう。

今後の身の振り方

通知を受け取る前にやっておくべきこと、
それは「今後の受験方針」を
決めておくことです。

今年から、合格のときは結果のみ、
不合格のときは通知書に総点数が
開示されることになっています。

最終的には通知を待ってから
決断することになりますが、
その前にある程度の指針は
決めておきましょう。

結果を見てからだと
判断が鈍ることがあるからです。

パターン1

受験科目すべてが合格

すばらしい結果です。

次の科目がある方は次の科目へ。

これで受験が終わる方は
実務のフィールドに全力を
注いでください。

パターン2

受験科目の一部が合格

これもすばらしい結果ですが、
不合格科目についての
悔しさが残るのも事実。

不合格科目があるということは
これで受験生活が終わる方は
おそらくいらっしゃらないでしょう。

今回不合格だった科目を
再チャレンジするのか、
科目変更して次を狙うのか、
を決断する必要があります。

<今からできること>

受験した各科目について
直前期の答練での自身のポジション、
本試験直前の仕上がり具合、
その科目自体への関心、
これらをまず振り返ります。

そして、各科目について
不合格だった場合に
再チャレンジするかどうかを
今のうちに決めておきましょう。

たとえば、

・不合格、かつ、50点以上なら再チャレンジ
・不合格でも絶対に再チャレンジ
・不合格なら50点以上でも他の科目に変更

こんなルートが考えられますね。

こうしたことは事前に決めておきたいです。

パターン3

受験科目すべてが不合格

厳しい結果ですが、
試験である以上
この可能性もあります。

今回不合格だった科目について
どうするのか、は
パターン2の一部合格と同じように
これまでの成績プラス今回の通知で
決められるといいでしょう。

そしてその前に税理士試験への
チャレンジ自体をどうするのか、
さらに手前にさかのぼって
税理士資格への挑戦をどうするのか、
この辺りを整理する必要があるかも
しれません。
この資格へのチャレンジは
お金も時間も相当に必要です。

それだけに強い決意がないと
ゴールに辿り着くのは難しいです。

実務資格は税理士だけではありません。

そして、税理士になるためのルートは
税理士試験5科目合格だけではありません。
(大学院による科目免除もあります)

こうした点も考慮して、
5科目全てを試験合格で狙うのか、
ある程度科目免除制度を活用するのか、
そして、税理士挑戦を続けるのか、

これらの意思決定をする必要があります。

「院免」の実情とこれから

大学院卒業による通称「院免」も
その審査が年々厳しくなっているという声を
現場を知る複数の人から聞いています。
おそらくその傾向になっているでしょう。

むかしは会計系で簿財が、
税法系で税法3科目が
免除されていました。

つまり、大学院で4年学べば
税理士資格がもらえたという
時代がありました。
今は会計税法どちらにおいても
それぞれ1科目の試験合格が
求められています。

今後、たとえば税法免除であっても
法人税か所得税(選択必須科目)は
合格しなければいけない、というルールが
構築される可能性も十二分にあります。

ですので、ただでさえ入学も卒業も
決して簡単でない大学院を活用した
「院免」ルートは、今後さらに
厳しい道になる可能性があります。

活用するなら早めにされることを
オススメしています。

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【編集後記】
背景のぼかし具合をどれくらいにすれば
自然な視線誘導になるのか、
実験というか練習中です。
ということで、アイキャッチ画像は
姫路市的形にあるアルゼンチン料理の店
HAMMOCKCafeの野菜スープ(グリルチキン添え)。
手前にパンを持ってきて前ボケにして
後ろに水のグラスを置いてボカしてやれば
視線誘導としてはよかったような気がします。

【昨日の一日一新】
fireHD10

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。