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夏の就職戦線がスタートです。

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先輩方から受けたアドバイス

「先生の事務所に珍しいタイプですね」

「たしかにこんなに調子いいスタッフは初めてかな」

「いいじゃないですか、明るくて」

「要領がいいだけにいつか痛い目にあうやろうけど」

「そうですよね、それはありますね」

昔勤めた事務所のボスと
懇意にしていた(されていた)
D生命保険の営業マンが
事務所の慰労会で交わした会話です。

すぐ横には、静かで暗い慰労会に
会話を生み出そうとするわたしがいました。

D生命の営業マンのイエスマンぶりには
閉口しましたが、ボスの一言は自分でも
危惧している部分ではあったので
「ごもっとも」となりました。

ただ、
「会話のない暗い慰労会を
作り出しているのはボスである
あなたの責任ちゃいますか?」
と思いながら、どうせなら
楽しい慰労会にしたいと思って
他のスタッフの関心事を
一つひとついじっていった
ことを思い出しました。
新人時代に。

「あぁ、勤務時代って
こんな気苦労もあったなぁ」と。

その後、勤務時代には
大小様々なミスをしましたが
すべて尻拭いをしてまわって
くれたボスには感謝しています。

そして、退職の意思を伝えたときにも
「まぁ、いずれそうなるとはわかっていたしな」
「いい時代ではなくなったけど、頑張ってな」
「なんかあったらいつでも相談に来たらいいし」
と快く送り出していただきました。

当時はそれは当たり前だと思っていましたが
独立準備中の方のブログを拝見したりすると
やっぱりいいボスの下で働いていたんだと
実感しました。

独立をしようという若者に対して
ありえない罵詈雑言を浴びせる
実例はこちらからどうぞ。

結果は△、プロセスは◎、退職という仕事。

雇用主になる資質

一人ひとりの資質に頼らず、
仕事を標準化して
ある程度のレベルまでは
代替可能な状態を
常に作り出すための
仕組みづくりを重視することが
人を雇用して拡大できる経営者に
求められる資質です。

経営者をサポートする経営陣で
あってもいいでしょう。

そうした仕組みづくりがあまり
得意でない経営者(陣)は、
遅かれ早かれスタッフの雇用離職といった
人の問題にぶち当たりますし、
そのときに退職者に対して
罵詈雑言を浴びせる傾向にあります。

拡大を続ける経営者の方と話をすると
最初から属人的な仕事の進め方を認めず、
再現性を強く求められています。

一従業員の進退でわが社の
サービスレベルが左右されるのは
耐えがたいことであると。

これってどの業界にも通じることで
やっぱり職人肌の料理人は
他店舗経営には向いていませんし、
他店舗経営をできる人は
ある意味でビジネスに徹していると
いえるでしょう。

われわれ税理士業界でも
属人的な仕事ではなく
マニュアル化に着手した
事務所だと、人の出処進退にも
おおらかである可能性が高いです。

これから就職する方へ

これから税理士事務所に就職を考えている方、
特に将来的に独立を志向されている方は
そのあたりも考慮して就職先を決めましょう。

その後、ひとりでやっていくにせよ、
人を雇用してやっていくにせよ、
そうした業務のマニュアル化をすすめた
事務所での経験は必ずプラスになります。

せっかく働くのであれば、自分の将来にとって
プラスになるところを選びましょう。

まだ受験が続くようであれば、
まずは勉強時間が確保できる
事務所を選ぶことを強く勧めます。

時間がなければ、この資格試験は
突破が難しいからです。

多少給料が少なくても、
仕事内容が志望とちがっても、
まずは時間を確保しましょう。

合格してしまえば、
その先は大きくひらけます。

合格未達の人からの搾取を
画策する税理士事務所も
残念ながらまだ存在します。

そうしたことを公言する同業者もいて
さすがに失望しますが、
残念ながらそこに頼る脆弱な体制を
“業界鉄則のビジネスモデル”と
言ってしまう人がいるのも
また事実なんです。

そんな事務所に入ったら悲劇です。
ボスがスタッフに対して
合格してほしくないと
思っているからです。

試験勉強に協力的であるはずが
ありません。

だからこそ、この時期に就職先を探す人は
“時間”を視野に入れて働き先を見つけてください。

就職ガイダンスだけでなく、
SNSなどでの情報発信も
見逃せません。

興味を持った事務所があれば、
そこのホームページなどで
スタッフの方の名前を探して、
FacebookやTwitterで検索しましょう。

うまくヒットして繋がることができれば、
実情をうかがい知ることが
できるやもしれません。

少なくとも、美辞麗句を並べる
ガイダンスよりは信憑性のある
情報を手にすることができます。

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【編集後記】
旅の疲れからか、
昨日はひさしぶりに
発熱を確認しました。
ひどくならないように
今日はカレーを食べて
発汗を促します。

【昨日の一日一新】
ナルゲンボトル

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。