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受験科目の選択は考えれば考えるほど難しい。。。

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科目選択

税理士試験は「科目合格制度」と
「科目選択制度」が特徴です。

すべて同時に合格する必要がなく、
コツコツ合格科目を増やしていって
必要数に到達すればいいのが
「科目合格制度」です。

また、すべての受験生が
同じ科目を学ぶわけではなく、
必須科目2科目、
選択必須科目1科目、
それ以外はある程度自由に
選ぶことができます。
これが「科目選択制度」です。

本試験が終わって一休みしたら、
今回が最終科目の人以外は
次年度に受験する科目を
選ぶ必要があります。

そう、まさにこの時期です。

選択科目ごとに
学習のボリュームがちがったり
対象とするものがちがったり
それぞれに特徴があります。

自身が興味を持つもの、
将来の仕事に繋がりそうなもの、
こうした視点から選択科目を
決定される方が多いです。

税理士試験は資格試験なので、
まずは自らの学習環境に照らして
合格の可能性を高められるのは
どの科目か、ということを
気にしてもいいんですけどね。

時間が厳しいのに法人税法とか
玉砕覚悟でとか言いますが、
玉砕必至くらいのレベルです。

時間が取れそうにないなら
時間をかけずに合格の可能性を
高められるミニ税法を
選ぶのが資格試験であって、
別にそれを「逃げ」などと
卑下する必要はありません。

サンクコスト

昨日の記事で、サンクコストについて
紹介しました。

「サンクコスト」は”おそれすぎずひっぱられず”

サンクコストとは埋没費用などと
呼ばれるものです。

すでに支出され、どのような意思決定をしても
回収できない費用のこと。埋没費用。

これ、わたしも固定資産税受験時に
大いに引っ張られましたが、
「ここまで勉強したんだから
もう一回同じ科目を受けるぞ」
という意思決定のときに
このサンクコストのことが
意識できているかどうか。

“ここまで勉強”にかけた
お金と時間はサンクコストです。

その存在に意思決定が
ひきづられてはいけません。

“ここまで勉強”の結果、
“ここまでのレベル”に達したから
引き続き同じ科目を勉強する、なら
オッケーでしょう。

ですが、“ここまでのレベル”を
意識せずにお金と時間のみで
引張れられるのはNGです。

とくに、1年目に勉強しながらも
あまり関心が持てずに勉強に
身が入らなかった科目なんかは
継続するよりもスパッと
やめてしまった方がいいことも
多々あります。

1年の経験があるわけなので、
その経験を通して継続か否かを
考えて見ましょう。

決して、“ここまで勉強”という
サンクコストに引っ張られないように
気をつけてください。

最後に

人のことはよく見えても
自分のことって本当に
客観視が難しい。

「このレンズとこのレンズ、
本当に両方要るの?」って
ことを指摘されるくらい、
冷静になればわかるのに
なぜか両方防湿庫に入っていて
さらにもう一本増えるとか。。。

だからこそ、活かしたいのは
他人の目です。

生講義に出席していた人なら
自分が受けていた講師に
相談するのが一番です。

自分のことは自分で決める、のも大事ですが、
他者への進路相談で気づくこともあります。

とくに客観視という部分では
後者にアドバンテージがあります。

TACでは各校舎で8月後半に
受験相談を実施しています。

担当講師が入っている日時をチェックして
TACに足を運んでみよう。

決めるのはそれからでも遅くないです。

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【編集後記】
38度前後の発熱と
頭痛がおさまりません。
なんだろ、これ。

【昨日の一日一新】
母と二人で墓掃除

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。