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ラケットのチューンナップにまつわるあれこれを調べてみました。

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“2つの重さ”とは

テニスラケットを
購入する際の決め手は
人それぞれです。

デザイン、あこがれ、
こうした要素で選ぶことも
間違いではありません。

趣味でテニスをするなら、
ワクワクしなきゃ意味がない
ですからね。

けれど、見た目以外にも
重要な要素はあります。

それがラケットの“2つの重さ”、
重量とスイングウェイトです。
(バランスポイントは置いといて)

重量とは文字通り
ラケットの質量です。

ラケットをスケール
(計測器)に載せて
図った数値です。

これはこれで参考にはなりますが、
ラケットを使うシーンを想像すると、
ラケットって振るんですよね。

振ってボールを捉えるんです。

そうすると、振って感じる重さこそが
プレーヤーにとって大切な数値。

この「振って感じる重さ」のことを
スイングウェイトっていいます。

このスイングウェイトが
大切だと言われています。

許容範囲を超えた“重さ”の
ラケットを使うと
振り遅れの原因となります。

では軽い方がいいかというと、
一概にそうとは言えません。

“重さ”のあるラケットの方が
相手の強いボールに対しても
打ち負けにくいとされています。

軽いとボールと接触した瞬間に
ラケットがブレるんです。

重さがあると、そこで
ブレにくいんです。

近年では技術革新も進み、
軽いラケットでも意外と
打ち負けないものもありますが、
その技術を搭載した重いラケットに
比べると心もとない点はあります。

振り遅れることなく操作できるなら、
ある程度“重さ”のあるラケットの方が
メリットは大きいでしょう。

さて、本題はこのあとです。

わたし自身、正直なところ、
“2つの重さ”について
20グラムくらい変化しても
まったく気づかない
自信があります。

それくらい、私の右手は
感覚が鈍いんです。

しかし、次の2つの加工をすることで
本来の数値からどれくらい乖離し、
影響があるのかに興味があったので、
お店に無理言って、加工前と加工後の
“2つの重さ”を計測させていただきました。

一般愛好家が行うチューンナップ

レザーグリップ

ラケットを購入したら、
まず最初にここに
手を加える方は
多いでしょう。

レザーグリップです。

私も、過去のブログで
このグリップ変化について
取り上げました。

V core tour Gにレザーグリップ&Smart Tennis Sensor装着。重量測定も行いました。

事務所にあるスケールで
単なる質量の変化は
認識することができましたが、
スイングウェイトとなると
専用の機械が必要です。

ここは専門店にお願いするしかないっす。

ちょうどラケットを
買い替えるときだったので、
新しいラケットを購入し、
素のデータを計測します。

新しいラケットは
プロケネックスの
KIQ+Tour

Ki Q+Tour ケーアイキュープラスツアー | ProKennex、Polyfibreオフィシャルサイト

ラケットの四隅に
メタルサンドという
金属の砂が入っていて
振動吸収性が極めて高いと
されているラケットです。

この年になると、
ケガしてテニスが
できなくなることが
一番こわいので、
肘を守ることが
最優先事項です。

さて、重量はこちら。

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301グラム。

そして、スイングウェイトはこちら。

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287グラムです。

では、その場でレザーグリップに巻き替えて
もう一度計測してみます。

重量はこちら。

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303グラムに。

実は今回のレザーグリップは
単体で22.5グラムのものです。
(少し薄くて軽め)

このラケットに元々ついていた
樹脂グリップは重めだったのか、
前回ヨネックスラケットで
計測したときほどの誤差は
生じませんでした。

そして、スイングウェイトが
どれくらい変化したか、、、

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なんと287グラム。

変化なし、です。

というのも、スイングウェイトっていうのは
ラケットを振って感じる重さなので、
振るときに握るグリップ自体が多少重くなっても、
スイングウェイト自体はほぼ変化がないそうです。

スイング時に感じる重さは
変わらないということですので、
スイングのフィーリングは
レザーグリップに巻き替えても
ちがいはありません。

今の状態で悪くないんだけど、
レザーグリップへの変更も
興味あるなぁって人は、
そんなにビビらなくても
やってみたらいいって
ことですね。

ただ、グリップが重くなるということは
ラケットそのものの重さは増えるわけで、
腕の疲労感にはちがいが出るでしょうね。

リードテープ(鉛テープ)

次によくあるのが、
ラケットを重くする加工。

軽くするにはプロの道具と
技術が必要ですが、
重くするのは簡単です。

リードテープという鉛テープを
貼り付けるだけで済みます。

しかし、ここで気になるのが、
貼り付けることでどれくらい
影響が現れるか、です。

実際に計測してみましょう。

レザーグリップ巻き替え後に、
ラケットの10時10分の位置に
それぞれ2グラムずつ貼り付けました。

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その後、計測です。

重量はこちら。

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うん、たしかに4グラム増えました。

そして、スイングウェイトはこちら。

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294グラム。

7グラムの増加です。

けっこう影響があるもんですね。

ちなみに12時の位置(てっぺん)に
鉛を貼り付けるのは御法度とのこと。
面の安定性が著しく損なわれるそうです。

最後に

ラケット選びのときには
「振り遅れない程度の重さ」
これを手に入れることが
大切ではないか、と。

重いラケットを
軽くするのは
難しいですが、
軽めのラケットを
重くする調整は
比較的簡単です。

ムリのない重さの
ラケットを購入して、
少し物足りなければ
リードテープで補強する。

重くなりすぎたら、
リードテープを
少し短めにして
調整する。

そんな感じがいいのでは、と
思っています。

昔教わっていたSコーチが
おっしゃられていたのが、
「万能なラケットはない。
自分の攻撃時のショットを
打ちやすいラケットにするか、
守備時に安心できるラケットに
するか、どっちかですよ」
ということ。

そのコーチは守備を意識して、
バックハンドスライスを
安心して打てる、飛びを
抑えたラケットを選んでいると。

粘っこいテニスが信条の
Sコーチらしい選択だなぁと
妙に納得したことを覚えています。

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【編集後記】
年に一度団体戦で
チームメンバーとして
出会う通称“ジーニョ”が、
レザーグリップについて
ググっていてこのブログに
辿り着いたとか。。。
なんならもっと徹底的に
調べてやろうってことで
掘り下げてみました。
おかげで新しい知識を
手に入れましたよ。

【昨日の一日一新】
専門店でデータ計測
トロッコ列車チケット前売り購入

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。