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山を登ったその先に、トム・クルーズや渡辺謙さんが
駆けた広大な寺院があります。
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目次
西の比叡山『圓教寺』
アクセス
姫路駅から車で約30分北上したところに、
標高371メートルの書写山があります。
「西の比叡山」とも呼ばれ、
平安時代中期に建立された
天台宗の三大道場の一つ、
『圓教寺(円教寺)』の
本山です。
姫路市は映画撮影誘致に
力を入れており、ここでは
トム・クルーズさんや渡辺謙さんが
出演された「ラストサムライ」や
「駆込み女と駆出し男」といった
多くの映画が撮影されています。
大河ドラマ「軍師官兵衛」でも
撮影に使われました。
ちなみにトムさんは、
宿泊先の神戸から
近くのゴルフ場まで
ヘリでやってきて、
現地入りしてましたね。
この円教寺にアクセスする
代表的な方法は
ロープウェイです。
麓の駅から山上駅まで
4分で到着します。
ただし、そこからが始まりです。
山上に建てられたこの寺院は
いわゆる山岳寺院で、
東西に長く広がっています。
境内は自然環境が良好に保全されており、
へびや鹿を見かけることもあります。
ロープウェイで訪れた際には、
山上駅からまず第一に訪れるであろう
摩尼殿まで20分程度歩きます。
▼摩尼殿
規模では負けていますが、
京都の清水寺と同じ工法で
建てられています。
中から見下ろすと、
自然との調和を
感じることができます。
さらにここからメインの
「三つの堂」と呼ばれる
エリアまで約5分歩きます。
全容マップはこちらです。
三つの堂
▼大講堂
▼食堂(じきどう)
窓の開き方もかっこいい。
ここには「弁慶の勉強机」が
展示されています。
弁慶は7歳から10年間、この書写山で
修行をしたとされています。
書写山には弁慶伝説のあるものが
他にもあります。
<鏡井戸>
<お手玉石>
▼常行堂
この境内では、地元の雑貨店itsumoさん主催の
「にじのわまつり」というイベントが秋に
開催されています。
そのときのアーティストの舞台として、
この常行堂が使用されています。
ハナレグミのときは猛烈に
行きたかった・・・。
残念なことにこのイベントは
今年が最後だそうです。
奥の院
さらに奥に3分ほど進むと、
奥の院が現れます。
こんな感じで入ってきます。
その奥の院の正面に位置するのが、
この山を開いたとされる性空上人を
祀る「開山堂」です。
▼開山堂
このお堂の軒下の四隅を力士が支えていますが、
北西角の力士は、あまりの重さに逃げ出したとされ、
現在は3体の力士が支えています。
配管場所からはそのうちの2体を確認できます。
<軒下で支える力士たち>
こちらは、秋になると
紅葉が楽しめそうです。
苔好きの方も楽しめそう。
その他
苔と紅葉が楽しめるスポット。
<瑞光院>
お地蔵さん。
展望台の方に回ってみます。
展望台からは、播磨灘が一望できますが、、、
たいした見どころはありません。
播磨灘に馴染みがなければ、
たいして感動もないでしょう。
ただ、東屋があり、風の通りもいいので、
ここはちょうど一服するのに最適です。
このように境内をぐるっと巡るとなると、
60分くらいかかることになります。
ということで、円教寺を訪れる際には、
歩きやすい服装で来られることを
お勧めします。
ロープウェイを使わずに歩いて登る
6つの登山道
そんな、山上駅からもよく歩く書写山円教寺ですが、
ロープウェイを使わずに歩いて登ることもできます。
書写山には全部で6つの登山道があります。
・東坂(砥石坂)
・西坂
・置塩坂
・六角坂
・刀出坂
・鯰尾坂
その中で、一番ポピュラーなのが「東坂」
1.1㎞の登山道は、岩場が多いです。
別名「砥石坂」とは、その岩場で
弁慶が長刀を研いだという言い伝えから(^^;)
わたしが知人に勧められたのが「六角坂」
あまり整備されていない谷川沿いの自然道が
楽しめるルートです。
今回は、「六角坂」を登り、「刀出坂」を下る
ルートで下からアタックです。
登りは「六角坂」
六角坂へは、麓の大年神社の
駐車場が便利です。
この大年神社へは、
この細い路地を
入っていきます。
見落としやすいので、
注意してください。
約10台ほどの駐車スペースがありますが、
私以外が停めているところを見たことが
ないくらい、いつもガラガラです。
整備された道を進むと、
すぐに石垣が現れ、
そのまま登ること5分、杉林の中に入ります。
近くに沢があるからか、
苔も至るところにあります。
そして多いのがカエル。
至るところにいて、歩いていくと
ぴょんぴょん水に飛び込んでいくので
なんだか申しわけない気がします。
整備こそされていませんが、
迷いそうなところには
こうした目印があるので、
迷ってしまうことはないでしょう。
沢を渡るところにもこのとおり。
ある程度の人通りはあるのでしょう。
踏み固められているので、
さくさく登れます。
基本的に、沢の横を歩いていきます。
ここは、沢を登ります。
雨上がりには、スニーカーだと
濡れてしまうくらいの水量です。
晴天続きのときは、
スニーカーでも問題ないです。
この日はトレイルラン用の
シューズでしたが、
石の上を進むことで
まったく濡れませんでした。
途中、大きな石があったり、
巨木が倒れていたり、
謎の植物(苔?シダ?)が生えていたり、
鎖やロープを持って登ったり、
所要時間は45分くらい、
なかなか楽しいコースです。
下りは「刀出坂」
下りは刀出坂を選択。
奥の院のすぐそばから、
下ることができます。
下りはじめて1分、
前方でゴソッと物音が
するので顔を上げたら
20メートルほど前に
イノシシでした。
あっという間に奥に
駆けていきました。
学生時代から六甲周辺に
住んでいたので、
イノシシ自体は
よく見ていました。
が、人里とちがい、
山の中で遭遇した
イノシシの佇まいと
その走り去る姿は、
めちゃくちゃ
かっこよかったです。
こちらの刀出坂は道幅もあり、
六角坂よりも整備されていて
より歩きやすい印象です。
途中には、いくつか
滝っぽいものもあり、
さわやかに歩くことができます。
いちおう、こういうポイントも
ありました。
40分くらいで下りてきましたが、
そこから大年神社まで15分くらい
歩くことになります。
こちらのルートだと、
スニーカー等の軽装でも
登りやすいです。
下りてくると、ドイツの古城を
イメージした白鳥城が真正面に
見えました。
ここも珍スポットとして、一度は
行っておかないといけません。
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【編集後記】
姫路に事務所を移転してから
通勤時間が大幅に縮小され、
こうした新体験をする時間を
創れています。
読書のペースが落ちているので
そこは要改善ですけど・・・。
【昨日の一日一新】
無印良品 バターチキンカレーチップス
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■ 石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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