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兵庫県福崎町には、子どもが泣き叫ぶ“本当の河童”がいました。
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目次
子どものころからすぐそばにいた妖怪
聞くところによると最近の妖怪は一緒に体操したりするとか、、、
![DSC02608.JPG DSC02608](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02608.jpg)
おそらく、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』あたりから
その存在がただ怖いだけではなくなったように思いますが、
私が幼いころ、妖怪というのはまだまだ怖い存在でした。
とくに「天狗」「鬼」「河童」というのは、
話の由来はわからないままに、その威圧感に
ただただ圧倒されていたことを記憶しています。
(鬼追いで泣き叫ぶ写真が実家には残ってるはず)
その中でも、「河童」のエピソードは強烈で、
川で泳いでいると足を掴んで引きずり込まれる、とか!
いや、こわいでしょ。こわすぎます。。。
おかげで、5歳でクロールを習得していたにもかかわらず
浮きを持たずに川で泳ぐことができたのはそれよりも
ずいぶんあとになってからでした。
きっと先人たちの知恵で、子どもの水難事故を防ぐために
言い伝えられたものだとは思うのですが、その絶大な抑止力を
体感した自分としては、妖怪が身近な存在になり下がることに
寂しさを覚えます。
そんな寂しさを吹き飛ばしてくれる、昔ながらの妖怪を
あじわえるスポットが、兵庫県神崎郡福崎町にあります。
辻川山公園界隈
福崎町は、民俗学者の柳田國男さん出身の町で、
彼が「私の家は日本一小さな家だ」と称した生家が、
今も移築して遺されています。
その移築された生家からほど近い場所に
辻川山公園という公園があります。
その公園のため池に、「河童」が出没します。
公園の名前では案内が表示されないカーナビがあります。
その場合は「柳田國男生家」か「柳田國男・松岡家記念館」と
入力いただければ大丈夫です。その一帯が辻川山公園です。
公園の前には10台ほどが駐車できる駐車場があります。
![DSC02546.JPG DSC02546](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02546.jpg)
柳田國男さんの生家もすぐそこです。
![DSC02545.JPG DSC02545](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02545.jpg)
こちらがその生家。
![DSC02559.JPG DSC02559](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02559.jpg)
中に入ることもできて、当時の生活を想像させてくれます。
すぐ横には旧郡役所が移築され、今は資料館として使われています。
![DSC02561.JPG DSC02561](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02561.jpg)
そして、問題のため池がこちらです。
![DSC02548.JPG DSC02548](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02548.jpg)
ん?池のそばから何かがこちらを見ています。。。
ここには兄弟の河童がいます
彼は兄の河太郎(ガタロウ)。
![スクリーンショット 2015-05-01 10.51.30.png スクリーンショット 2015 05 01 10 51 30](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/2899c72bac773083fe1509bbac8dc8c5.png)
実はこちらの河童は兄弟なんです。
かれら兄弟のエピソードはこちら。
![スクリーンショット 2015-05-01 10.54.12.png スクリーンショット 2015 05 01 10 54 12](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/6b43abe6638df619d11ade720d56ed24.png)
この話を読んでから、河太郎のそばにいくと、
「尻子玉」を手に持つその後ろ姿はどこか寂しげです。
![DSC02552.JPG DSC02552](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02552.jpg)
けど、やっぱり顔は怖い・・・。
![DSC02553.JPG DSC02553](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02553.jpg)
弟の河次郎(ガジロウ)は今も池に潜んでいます。
![スクリーンショット 2015-05-01 10.59.36.png スクリーンショット 2015 05 01 10 59 36](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/c96ddd9641b632a4f628b64546e3ce63.png)
彼は時間にきっちりしていて、9時〜18時の00分と30分、
きまって出没します。
いよいよ、河次郎登場!
その時間になると、池の中心で泡が出てきます。
![DSC02566.JPG DSC02566](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02566.jpg)
そして、いったん泡が止んだあと、ためてためてためてから、
満を持して、河次郎が出現。
![DSC02573.JPG DSC02573](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/DSC02573.jpg)
この瞬間、観に来ていた家族連れのうち、約半数のお子さんが
歓声をあげ、残りの半数は泣き叫びます。
これはたしかにこわい。子どもたちの脳裏には
この日の光景がしっかりと焼き付くことでしょう。
![スクリーンショット 2015-05-01 11.14.55.png スクリーンショット 2015 05 01 11 14 55](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/05/fa837ac01283bcef3a20f143271674c4.png)
別角度から観ても、やはりこわいもんです。
姫路城からぐるりと一日で散策できます
少し足を運ぶと、映画「ノルウェイの森」や大河ドラマの
ロケでも使われた砥峰高原もあります。
(2013年10月、ススキがきれいです)
車移動でないと不便ですが、朝からだと「姫路城」
「河童」「砥峰高原」は一日でじゅうぶんに回れます。
「砥峰高原」はゆったりとくつろぐことができますので、
行程の最後にもってくることをおすすめします。
では。
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【編集後記】
4月の事務所月次処理終了。
今年は順調です。
【昨日の一日一新】
スタバ フルーツオントップヨーグルトフラペチーノ
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石田 修朗
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