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姫路城から少し歩いたところにある安藤建築の『姫路文学館』は
文学にとどまらず、幅広い展示が楽しめます。
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目次
安藤忠雄さん設計の資料館『姫路文学館』
『姫路文学館』が7月末に
リニューアルオープンしたので、
さっそく行ってきました。
まずはメイン施設である
奥の北館を目指します。
安藤建築の代名詞といえるような
ジグザグのアプローチを進みます。
ここで眼前に姫路城を見ることができます。
左からの塀をあえて切り下げることで
姫路城までの視界を演出されています。
こうした空間の切り取り方はさすがですね。
そして、水が涼しさを演出してくれますが、
この日は36度の猛暑。暑かったです。。。
北館エントランスの脇からも
姫路城を愛でることができます。
こうした構造も安藤さんの特徴ですね。
屋上スペースからは
もちろん姫路城を
愛でることができます。
蛇足ですが、私の実家の
屋根も写っています・・・。
この屋上スペースはとても広く
開放的ですので、もう少し
涼しい時期なら気持ちいいはず。
館長は藤原正彦さん
こちらの館長は『国家の品格』などで
知られる藤原正彦さん。
館長が審査するエッセイコンクールも
開催されています。
中学生部門、高校生部門、一般部門の
優秀作品はHP上で公開されています。
上に貼り付けた姫路文学館HPの
右側にあるバナーから閲覧可能です。
自分の文章力のなさを痛感して辛いですが、
素晴らしい文章の数々は必読です。
平成28年9月13日締め切りで、
第2回の募集も行っています。
有料展示スペース
特別展示もあるが、常設展示が面白いです。
ちなみに、この日の特別展示はこちら。
NHKでドラマ化されている
有名シリーズだそうです。
メモを取りながら見入っている方が
何人もいらっしゃったので、
きっと人気作家なんでしょうね。
さて、私が惹かれたのは
常設展示です。
常設展示では、
次のようなことを知り、
学ぶことができます。
有料エリアは写真撮影が
禁止されているので、
写真なしで案内します。
姫路の歴史について学ぶ
「姫路城歴史ものがたり回廊」
奈良時代の「播磨国風土記」から
始まる地元姫路の現在に至るまでの
歴史を、当時の状況を示す書物や
歴史年表のみならず、漫画や
ドラマ映像を使って、とても
わかりやすく教えてもらえます。
「一枚足りない」で有名なお菊井戸の話や、
井原西鶴の「好色五人女」で有名な
「お夏・清十郎」の舞台が姫路なので、
これらについての資料も展示されています。
最近、大河ドラマになった
黒田官兵衛についても
もちろん紹介されています。
私自身、地元についての知識は
非常に乏しい状況ですので、
一度では受け止めきれない
情報量でした。
地元についてもっと
いろんなことを
知りたいですね。
姫路(播磨)という地域の
歴史を学ぶ第一歩として、
ここは最適な場所です。
「言葉」について学ぶ
「ことばの森展示室」
タッチパネルにさまざまな
フレーズが浮遊しています。
それをタッチすると、
そのフレーズを生み出した
作家の情報が現れます。
また、「絶望」とか「夢」
「仕事」といったキーワードが
浮遊するタッチパネルで
その言葉をタッチすると、
その言葉に関連する文学作品の
フレーズが出てきます。
こうした形で未知の文学作品と
出会えることは斬新ですね。
姫路出身の柳田國男さん、桂米朝さんをはじめ、
森はなさんなど、多くの作家・学者さんの
作品と触れあうことができます。
無料エリアも充実
こちらの文学館は北館と南館の
2棟からなるのですが、
南館は入場無料です。
ここにもファン必見の
展示物があります。
司馬遼太郎さん
「司馬遼太郎記念室」
司馬遼太郎さん自身は
大阪出身ですが、
そのおじいさんが
姫路の広畑地区の
出ということで、
播磨にゆかりのある
司馬遼太郎さんの原稿や
懐中時計、メガネなどが
展示されています。
キッズスペースもあります
「よいこのへや」
親子で楽しむことができる
絵本スペースです。
オレンジとブルーのラベルが貼ってあり、
適正年齢が一目でわかるように
工夫されています。
そして、少しですが、おもちゃも。
素晴らしい和の建造物『望景亭』
北館の奥に足を運ぶと、
日本建築の邸宅があります。
それが『望景亭』です。
こちらは姫路市の実業家、
濱本八治郎氏の別宅として
建築されたものの一部です。
その手を離れてからは
市民に開放されていましたが、
現在は国の登録有形文化財に
指定されています。
建物自体もとても魅力的ですが、
なんといっても板戸絵がすばらしい。
非常に美しい状態で保存されています。
なお、この建物は有料で
借りることができます。
用途は文化的行事に
限られているようですね。
おまけ
実は、この文学館の裏に、
遺構的通路があるんです。
といっても、すごく短いですが。
小さいころによく遊んだ場所で、
懐かしくなって、また行ってみました。
入り口は文学館の東側にある水尾神社。
この左側にある階段を登っていきます。
登り始めるとすぐに、
豊臣秀吉ゆかりの千姫の
『千姫天満宮』が現れます。
この左側に入り口があります。
子どもの頃、ワクワクした場所。
冒険気分で楽しかったことを
思い出しました。
さまざまな言葉からの広がりを知るもよし、
安藤忠雄さんの建築を愛でるもよし、
姫路の歴史に触れるもよし、
日本建築を愛でるもよし、
しかも無料でも十分楽しめる
『姫路文学館』、大人だけでなく
お子さんにもオススメです!
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【編集後記】
税務署に用事があって
立ち寄りましたが、
今日はまだ職員も
まばらでした。
世間は明日くらいから
通常営業となるのでしょうか?
【昨日の一日一新】
早朝お墓参り
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開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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