分析するためには、軸となるデータが必要です。
これは何においても共通ですね。もちろんテニスでも、、、

SmartTennisSensorによるデータ収集

今週水曜日夜、テニスをする機会があり、
SmartTennisSensorを使ってみました。

これ、たいへん面白い代物です。
(現実を知り、傷つくこともありますが・・・)

このSensorは、ラケットのグリップエンドに
専用のアタッチメントを装着して、
それにはめ込む形でセットします。

センサーで検知したデータはBluetoothを使って、
スマートフォンに転送されます。

したがって、使用するにはスマートフォンと、
さらにアプリをダウンロードしておくことが
必要になります。

2つのモードがあります

このSensorを使ってデータを収集する場合、
「ライブモード」と「ライブモードビデオ」があります。

「ライブモード」は一球ごとのショットの内容をSensorが検知し、
それをBluetoothで転送して情報を集めていきます。

全員がコートに入って各々が練習している場合は、
このモードで情報を集めて、あとで確認します。

「ライブモードビデオ」はプレーを録画しながら、
映像とショットデータをセットで確認することができます。
誰かに動画を撮ってもらう必要があります。

「ライブモード」では、特定のショットのデータを
取るというよりも、自分のアベレージデータを知ることで
“テイクバックの位置を変えるとスピン量がどう変化するか”と
いった情報を取得できますので、フォーム矯正やスイング軌道の
調整の効果を確認することができます。
ただし、サーブのスピード競争などには向いていません。
誰の打ったショットが何㎞だったかまでは出ないからです。
一日中一人で使い続けて、今日は最速何㎞出てたな、という
データは取ることができます。

一方、「ライブモードビデオ」では、特定のショットの映像と
そのショットのデータを確認することができますので、
(例えばサーブの際の身体のひねり方を変えてみることで)
身体をひねることが自分のサーブに好影響が出ているのか
どうかといったことを調べることができます。
とくに、フォームの確認や修正、改良に最適なモードです。
“こんな打ち方したらどんな効果があるんだろう”といった
実験や探究にも有効でしょう。
また、お互いに録画し合うことで、サーブのスピード競争や
回転数競争も可能になります。

そして、収集できるデータは、

・インパクト位置
・ボール回転
・スイング速度
・ボール速度
・ショット数

これらをスイング種別に収集できます。
あとは消費カロリーなんかも表示できます。

初めてのデータ収集

恥ずかしながら、個人データの公開です。

【サーブ】

この日は、練習の最後にゲーム形式で少し打っただけです。
最速が141㎞ということとインパクト位置がいまいちですね。

【フォアハンドストローク(スピン)】

インパクト位置がイメージどおりの位置でよかったです。
回転がよくかかっているのかどうかは基準がないので
よく分かりません。そして、最速で125㎞も出てたんだと。
打ち込み練習はしてなかっただけに意外でした。

【バックハンドストローク(スライス)】

こちらはだいたい予想どおり。
インパクト位置も問題なさそうです。

【フォアボレー】

インパクト位置がだめだめです。根っこに寄りすぎています。
当たりの悪さは実感していましたが、修正ポイントの
イメージが具体化できて一番の収穫です。

【バックボレー】

これはそんなに問題なく打てていたので、
データもきれいに仕上がってきました。

まとめ

このSensorを使えば、今までは感覚でしか
とらえられなかったショット情報を数値によって
可視化することができます。

これによって、自分の目標と現実のズレを数値で認識し、
そのズレを埋めていくための方策の善し悪しをみながら
対処していくことができます。

数値化されなければ、目標と現実のズレは認識できても、
その対処方法が的確かどうかが判断できません。
それを可能にするのがこのSensorでしょう。

ラケット一本分近くの値段はしますが、
上達への近道がこれにはあると確信しました。

練習が量よりも質になってくる社会人プレーヤーに
非常に強い味方になるでしょう。

ではでは。

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【編集後記】

来週から各地で還付申告センターが
設置されます。
毎年一回だけですが、6時間の立ち仕事に
従事してきます。

【一日一新】

クルーズ船旅行者に英語で道を聞かれる

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。