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仕事のスピードを徹底的に上げることができれば、
自己実現のための時間を生み出すことができます。

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スピードアップこそ改善の手立て

日々の業務に追われ、自分自身がやりたいことに
手をつけることができないと悩む知り合いがいます。

かくいう私自身も、
“緊急性の高い業務”を優先するあまり、
“緊急性が低いもののやるべき業務”に
しっかりと向き合っていない自分を
もどかしく感じています。

税理士の受験勉強をされている方にも、
もっと時間がほしいと思っている方は
きっと多いことでしょう。

では、我々はどうすれば改善できるのか、
それは一つひとつのスピードアップでは
ないか、と。
そう考えていた矢先に、とても惹かれる
タイトルの本があることをfacebookを
通じて知りました。
書店に向かい、すぐに購入しました。

速さは全てを解決する

この本にはスピードアップについて必要な具体的手法のみならず、
速さを身につけるための思考やその効果などがわかりやすく
整理してあり、多くの刺激をもらいました。

著者の赤羽雄二さんはマッキンゼーでご活躍後、2002年に
「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを
使命とされ、ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業され、
企業の経営改革や人材育成、新事業創出などに取り組まれています。

本書ではまず、速さがもたらす5つの効果が紹介されています。
そのうちの一つがこちらです。

“速さが上がれば、PDCAを何度も回すことができる”

PDCAとは、Plan(計画)-Do(実行)-Check(評価)-Act(改善)の
サイクルのことです。
スピードが上がれば、これを何度も回すことができます。
何度も回すことができれば、それだけDoの質が向上し、
顧客に価値を提供することができます。

そして、スピードを上げるための8つの原則が紹介されています。

その中の一つが“丁寧にやり過ぎない”という原則です。

(以下、引用)
人にはそれぞれの価値観があるが、こと仕事に関しては
「意味なく丁寧にやり過ぎない」ことが大切だ。
(ここまで)

もちろん丁寧さを否定しているわけではありません。
ただ全てに対してひたすらに丁寧さを追求すると、
当然のことながら時間がいくらあっても足りません。
決断・仕上がりが遅れる原因にもなり、結果的に
顧客に対する価値を喪失することにも繋がりかねません。

『バランス』が大切なのは全てに通じることでしょう。

また、“工夫のしかたを工夫する”という原則もありました。

(以下、引用)
「仕事を速くするためにそこまでするのか」
「そこまでしなくてはいけないのか」と感じるとしたら
「まさにそのレベルの努力、工夫が必要だ」と言うしかない。
(ここまで)

“自分は本当に工夫していたのか”
“工夫している風だっただけではないか”と
自問してしまいます。

本書では、この他にも、スピードを上げるための
具体的手法がふんだんに紹介されています。

そのいくつかは、さっそく今日から取り入れました。

まとめ

人は、時間にも体力にも気力にも、限界があります。

その中で価値を創出し、成果を上げるためには、
このバランスを意識することが必須なのでしょう。
(特定のものを探究するということでなければ)
いずれかに偏ることのないようにしなければいけません。

きっと私と同じ悩みを抱いたことのある方はいらっしゃるはずです。
まだ読まれていない方はぜひ一度手にしてみましょう。

それにしても『ゼロ秒思考』ってすごいネーミングですよね。
“一秒でわかる”とか“2時間でできる”という本はよく見かけますが、
“ゼロ秒”というとなかなかないですよね。

この本の著者は『ゼロ秒思考』という本も出されています。
気になっていたもののまだ読んでいませんでした。
さっそく次の課題読書に採用したいと思います。

ではでは。

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【編集後記】

全豪オープンはジョコビッチが
優勝しましたね。
準決勝も決勝も、1セット程度しか
観ていませんが、決して本調子では
なかったように思います。
それでもディフェンスを徹底し、
相手の一瞬のほころびをついて
とどめを刺す姿には横綱的風格が
見えてきました。

【一日一新】

西成税務署を訪問

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。