スポンサードリンク
優秀な人材は集めるのではなく、育てる。
スポンサードリンク
目次
中小企業が未来に繋がるための秘訣
『中小企業には優秀な人材は集まらない』
こう言い切る社長がいます。
これは多くの中小企業が
雇用の際にぶつかる壁でしょう。
そうした経営者の方に
オススメの本があります。
それはこちら。
「社長!すべての利益を社員教育に使いなさい」
著者の大西雅之さんは、わたしの地元姫路市から
日本全国に展開しているテニススクール会社
「ノアインドアステージ」の代表をされています。
この著書の中で大西氏は
大切なのは、能力の高い人を
採用することではなくて、
「ノアのビジョンに共感できる人」
「社長と同じ価値観をもっている人」を
採用することではないでしょうか
とおっしゃられています。
そして、ノアでは「おもてなしの
心を持っている人材」ではなく、
「おもてなしの心を感じられる
人材」を求められています。
もちろん、持っている人材の方が
望ましいのですが、中小企業には
感度の高い人材が集まらないという
実情を身をもって経験された大西氏は
優秀な人材を採用できないなら、
社員教育で優秀な人材に変えて
いけばいい
として、社員教育にたいへん力を
いれてらっしゃいます。
したがって、採用時にも、
テニスの経験よりも
「人間性」を重視し、
「お客様に明るく接し、
テニスの楽しさを伝える
力をもっている人材」を
採用する。
それがノアの哲学です。
と言い切られています。
そして、その社員教育に、
2013年は6,000万円、
2014年には4,500万円
2015年には3,000万円
このスケールだけでもすごいですが、
お金を使わない研修にかける時間が
増加したために金額が減少している
だけで、社員教育にかけている時間は
年々増加傾向にあるそうです。
本書には、どのような社員教育に取組み、
その効果や課題などを具体的事例を
ふんだんに織り込んで紹介されています。
実体験として
“ノア”のことは昔からよく知っていました。
2000年くらいまでは地元の
いちテニススクールでした。
一時期から勢いよく拡大し始め、
現在では全国に22ものスクールを
展開し、月会費は相場よりもやや
高めでありながら、3万人の会員を
集めています。
私たちが地元でテニスを始めたい人に
スクール選びの相談を受けたら、
「強くなりたいなら〇ップ〇〇やけど、
楽しくテニスしたいならノアやね。」
という会話がいろんな人から
すぐに出てくるくらい、
和気あいあいと楽しい
スクール運営をされています。
わたしがお世話になっている
〇ップ〇〇は、体育会系なノリで
いつもさらに強くなるためのコツや
課題をいただくことができます。
コーチ陣もみな強く、試合しても
まったく歯が立ちません。
しかし、ノアのスクールも神戸在住時に
2年ほど通ったことがあるのですが、
基本的に褒めてくれることが多く
気持ちよい90分を過ごせます。
ただ、次のステージに進むための
アドバイスは、こちらから聞かないと
あまりもらえませんでした。
また、一部コーチのテニススキルは
やや低く、試合であたっても負けることは
ないレベルだな、という方もいました。
両者を比べると、強くなりたいわたしは
圧倒的に〇ップ〇〇を支持するわけですが、
両者を比較すると、スクール生をたくさん
集めているのはノアなんです。
ノアを経験するまではそこが疑問でしたが、
実際に経験してみてよくわかりました。
両方経験したからこそ、伝聞ではなく
体験としていえますが、ノアには
“テニスを通じて楽しませる”という
スピリットが浸透していました。
そして、全てのコートをインドアコートにし、
天候や気候に左右されない環境を作り上げて
いることも、ノアのウリの一つです。
独自性と先見性
総じて、テニス塾といった感じの
スクールが多い中で、ノアISは
それらと一線を画したサービス業と
しての向上をめざし、それにあった
社員教育を進められてきました。
その長年の取組みが現在の隆盛を
支えていることに間違いありません。
利益があるときこそ、人への投資を。
人への投資のために、利益の獲得を。
こうした姿勢は見習いたいものです。
*************************************************************
【編集後記】
今回紹介した書籍では、
よく知ったコーチの名前が
出てきてびっくりでした。
【昨日の一日一新】
かん川 水ようかん
*************************************************************
■ 石田修朗税理士事務所HP
開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
<ブログランキングに参加しています>
ポチッとしていただけるとうれしいです。
<このブログのfeedlyでの購読はこちらをクリック下さい>
*************************************************************
石田 修朗
最新記事 by 石田 修朗 (全て見る)
- 記念日に滝に行ってきた話 - 2020-09-01
- 【写真】2020年6月の活動報告 - 2020-07-05
- 【備忘録】2020年5月の姫路城写真活動報告 - 2020-06-01