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マニュアル化することで、感度を保ちたいです。
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目次
まず最初にやるべきこと
7項目リストアップ
講義では再三再四お伝えしていますが、
総合問題を解くときに最初にやるべき
ことは決まっています。
というか、決めています。
次の7項目について、計算用紙に
整理していきます。
具体的には、こんな感じです。
なぜリストアップするのか
これらの項目は、いったん複数項目の処理に
必要になる可能性があります。
いちいちその都度、戻って確認していたら
時間がもったいないです。
試験中の時間は、骨の折れる資料について
考えて整理するために使いたいです。
前のページに戻って資料を確認する行動は
事前の資料整理でほぼなくすことができます。
前の7項目を最初にひかえるクセをつけておくことで、
結果的に時間短縮に繋がります。
問題のイントロ部分と、解答留意事項で、
これら7項目がほぼできあがります。
(税率とCRは後述の可能性もありますが・・・)
これを『基礎データ』と言っています。
次にやるべきこと
チェック項目4つ
上述の『基礎データ』を整理してから
残高試算表のチェックに入ります。
ここでも、最初にやるべきことは
決まっています。
当座借越勘定
①については、何をしようとしているか。
もし“当座借越勘定”があれば、
二勘定法で処理していることが確定します。
二勘定法では、その後の個別資料において
当座借越の状態になっている旨の
資料記載がないことがほとんどです。
この、試算表チェックで見つけておかないと
気づくことができないのです。
また、“当座借越勘定”がなければ一勘定法で
処理しているか、当座借越がない状態です。
個別資料でその後の対応をしていきます。
つまり、「二勘定法で処理された場合に
見落とさないようにする」ためのチェックです。
値引・返品等
②についても、同様です。
値引や返品、割戻があれば、
早々に相殺しておきます。
割引があれば、営業外収益・費用に
書き込んでもOKです。
きっと、数字が動くことはないですので。
備忘記録
③については、趣旨が異なります。
どこかの会社の借入金の保証人に
なった場合の備忘記録として、
(借)債務保証見返(貸)債務保証
という仕訳を切ることがあるから、です。
こうすることで、債務保証の事実を
試算表から確認できるというわけです。
債務保証をしただけでは、
資産や負債の増減はありませんので、
この仕訳の借方項目・貸方項目はともに
P/L能力はおろか、B/S能力もありません。
単なる事実記録として仕訳を切っているだけです。
通常は、この債務保証の内容については、
後から出てくる個別資料でその詳細の
データが与えられて、B/S注記をするのか
“債務補償損失引当金”を計上するのか、
対応を迫られます。
しかし、本試験ではときおり資料不足に
対応せざるを得ないことがあります。
備忘記録のみの記述で、債務保証の内容について
細かいデータが与えられないことも考えられます。
その際には、B/S注記で対応することが必要です。
それを見落とさないようにするためのチェックです。
その他有価証券評価差額金
そして、最後に④についてですが、
これは、「期首での再振替仕訳」を
行っているかどうかのチェックです。
通常の問題では、“その他有価証券評価差額金”は
残高が計上されていることはありません。
前期の時価評価については再振替仕訳が行われ、
当期の時価評価はまだ行われていない状態で
出題されることが多いからです。
しかし、ときおり、期首の再振替仕訳が
できていない資料が出題されることがあります。
試算表を見れば、それに気づけるのです。
“その他有価証券評価差額金”が計上されていれば
再振替をしていないということになりますね。
これも、有価証券の資料で見つけるよりも、
先に試算表で状況確認することで、
個別資料の整理にスムーズに入れます。
手順のねらいはマニュアル化
上記手順のねらいは、ずばり、
“解法手順のマニュアル化”です。
マニュアル化することで、
見落としによるうっかりミスを
減らしたいです。
ほんの少しのうっかりミスが
合否を分けることもあります。
損失の可能性があるものは
徹底的に穴を防いでいきましょう。
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【編集後記】
昨日は午後から
NGKに行ってきました。
一番大好きな漫才師の
メッセンジャーの漫才を
目の前で観ることができて
大満足の鑑賞タイムでした。
【昨日の一日一新】
笑い飯
メッセンジャー
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開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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