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植村直己冒険館は但馬に来たらぜひ訪れてほしい施設です。
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目次
単独行の冒険家
植村直己さんといえば、
国民栄誉賞を受賞された
稀代の冒険家として
有名でしょう。
彼は1941年2月に
兵庫県城崎郡国府村
(現豊岡市日高町)に生まれ、
1966年 ヨーロッパ最高峰モンブラン単独登頂
1966年 アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ単独登頂
1968年 南米最高峰アコンカグア単独登頂
1968年 アマゾン河6,000㎞単独筏下り
1970年 世界最高峰エベレスト登頂
1970年 北米最高峰マッキンリー単独登頂(世界初の五大陸最高峰登頂)
1971年 日本列島3,000㎞徒歩で横断
1974年 北極圏12,000㎞犬ぞり単独行
1978年 犬ぞり単独行で北極点到達
1980年 冬期アコンカグア登頂
1984年 マッキンリー冬期単独登頂(世界初)
こうした偉業を達成されたのち、
1984年のマッキンリー下山中に
消息不明になりました。
同じ兵庫県出身ということもあり、
幼い頃から親しみを覚えていて
彼の冒険に関する物語なども
比較的多く触れてきました。
が、大人になって改めて読み返してみると
想像すらできない困難に立ち向かった
強い人であることを痛感しました。
と同時に全てに秀でた超人ではなく
人間くさい一面も。
そして、シンパシーを感じる点が
もう一つあります。
それは、彼の冒険スタイルが
「ひとり」ということ。
1970年のエベレスト登頂は
単独ではなく日本山岳会という
チームでの登頂でした。
そこでは、大勢のメンバーが
協力して荷物を運ぶものの
栄誉ある山頂に立てるのは
アタックする役目を与えられた
わずか数名のみ。
そんなスタイルに疑問を持ち、
彼は単独での冒険にこだわります。
単独行、それが彼のスタイルです。
そして、そんな彼の足跡を辿る上で
外せない施設に足を運びました。
それが、植村直己冒険館です。
植村直己冒険館
豊岡市日高町、神鍋高原に
それはあります。
クレバスをイメージした通路を歩き
中に入っていきます。
クレバスに落ちるときっと
こんな風に空が見えるんでしょうね。
中には雪洞をイメージした展示室と
映像ホールがあります。
まずは映像ホールで15分程度の
映像を見て、彼の足跡を辿ります。
そして、そのあとに展示室で
実際に使用した道具の数々や、
「郷に入っては郷に従え」と
現地で生活順化することで
受け入れた食習慣などが
事細かに展示されています。
イヌイットの伝統料理
キビヤックなどは
製造過程を見ているだけで
クラクラしますし、
ザックの実際の重さを体験すると
山を踏む一歩一歩の力強さを
感じずにはいれません。
また、冒険中に実際に使っていた
F2チタンウエムラスペシャルという
Nikonのカメラがかっこよくて、
同じ型のNikonを探して
買いそうになりました。。。
北極圏を走り抜いた犬ぞりが
展示してあるゾーンは写真可です。
中庭にはクライミングウォールがあり、
身体を動かすこともできます。
わたしが訪れたときには
〜イノチをかけてつかんだコトバ〜と
題した特別展示が行われていました。
(平成30年3月31日まで開催中)
数々の展示を見た直後に
そこで目にした
彼の遺したコトバは
涙なしには見られません。
一人で行っててよかったです。
販売していた語録も買って
手元に置いています。
植村さんのコトバ
語録にも収録されている、
彼の著書からの言葉を
いくつか引用します。
自分の心を駆り立てる、
やりたいというものがあって、
一生懸命危険を冒さないように努力してやる。
そういうものが
ひとつの冒険ではないかと思うのです。
(「植村直己、挑戦を語る」より)
自分で何かやろうとし、
せいいっぱいやれば、
そこに何か新しいものが生まれる、
それが冒険の真髄じゃないかと
思うんです。
(「植村直己、挑戦を語る}より)
過去ばかりあれこれ思い出して、
センチになっているわけにはいかない。
自分は現在に、未来に
生きなければならないのだ。
(「青春を山に賭けて」より)
何一つ偉業を達成していない私が発すると
それは空虚な字列でしかありませんが、
彼の足跡を辿り、彼のコトバを受けると
その力強さに圧倒されます。
そして、エネルギーを少しだけ
いただくことができます。
「これを自分のエンジンに投下して
前に進むかどうかは自分次第だよ」
優しい笑顔を振りまきつつも
そんな風におっしゃられている
気がしてなりません。
こちらの本もすばらしいです。
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【編集後記】
予定を変更して、本日から仕事初めです。
新たな取り組みを行いつつも、
一歩一歩着実に進む所存です。
【年末年始の一日一新】
emanon-pro
プラレール博
家族で海遊館
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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