増税延期という選択がちらちら見えはじめましたね。
消費税増税には賛成
高齢者の人口比率が増え、
社会福祉にかかるお金は
まちがいなく増加します。
一方、労働者人口は絶対数も減り、
比率も減少します。
つまり、現状よりも働いて稼ぐ人数が減り、
さらに、労働者に対する社会福祉負担は
増えるというダブルパンチです。
こうした将来が見えている以上、
これまでの所得(稼ぎ)課税中心の
スタイルでは現状の行政サービスが
維持できないことは明らかです。
となれば、道は2つ。
消費税や相続税(贈与税)の負担を増やすか、
行政サービスをカットするか、
わたしは前者を選択すべきと考えています。
心身の病や不慮の事故によって
生活が困窮した人を
見殺しにする社会は望みません。
それを防ぐことができるならば
消費活動への税負担の増加、
財産移転への税負担の増加、
を甘受します。
小手先税制の愚
消費税増税は、一定レベルの有識者には
避けられないものという共通見解が
あるように感じられます。
(アベガーって叫んでいる狂信者をのぞいて)
しかし、
“消費税を増税すれば政権は倒れる”
というジンクスが今も続いています。
広く国民に税負担を求めるというのは
政権与党の座にしがみつきたい人たちに
とっては勇気のいる選択です。
「自分たち以外の誰かが増税してくれないか」
これが本音かもしれません。
そして、今回の増税実施に際して
政府与党が打ち出したガス抜き策が
いくつかあります。
代表例は
① 軽減税率制度
② キャッシュレス決済でのポイント還元
③ プレミアム付き商品券の発行
こうした増税に対するバラマキ対策、
関西の言葉では表現すると「コスい」です。
「みなさんに負担がかからないように
こうした対策を講じますよ」というものですが
こんな一時的な目くらましのために
増税によってまかなえるはずの税収を手放し、
さらに現場に過度の負担を強いるという愚策を
これみよがしに打ち出されると、
増税賛成派のわたしももう何がなんだか。。。
最後に
今後30年とか50年というスパンでみたときに
今からやっておかないと手遅れになるわけで
消費税の増税には賛成です。
が、小手先の税制で目くらましをすることには反対です。
増税を打ち出すならその覚悟をもて、と強く言いたい。
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昨日、特大唐揚げ山盛りの弁当と一緒に
黒ウーロン茶を購入しましたがなにか(・∀・)
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【編集後記】
3月決算法人の申告(2社)も
なんとかGW前に固まりそうです。
税務調査(あと1件)の対応や
4月決算の整理もしつつ、
粛々と進めていきます。
【昨日の一日一新】
東京都、福岡県の納付書をダウンロード
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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