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税理士になって進みたい道がちがえば選ぶべき事務所もちがってきます。
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目次
就職活動時にやるべきこと
税理士事務所への就職活動を行う際に
いきなり業務内容だの福利厚生だの
待遇だの、を求人票で見漁るのは
やめておきましょう。
自分にとってどんな事務所がいいか、
まずは自分自身が定めてからでないと
とっちらかります。
というか、とっちらかっている人の
相談をときおり受けています。
自分がどうしたいのか、
どうありたいのか、を
定めなければ
仕事量の多い事務所の
良し悪しは判断できません。
② 受験を優先するのか否か
③ いくらくらい稼ぎたいか
④ 趣味に時間を割くか否か
このあたりを定めてからでなければ
求人票に書いてあることは
自分ごととして判断できません。
世間一般として給料がいいとか
残業が少なそうとか、
アベレージと比べるのではなく
自分のニーズに合っているかどうかで
判断すべきです。
上であげた4つの中でも、
①将来独立したいか否か、は
大きな分岐になります。
将来は独立か否か
独立志向の方
独立するまでにすべてを学んで
不安なく独立の日を迎える人は
おそらくごく少数です。
多くの人が多かれ少なかれ
不安とともにその日を迎えます。
でも、独立の一歩を踏み出すときに
後押ししてくれるのが経験です。
独立したら最初は自分が
すべて対応することになります。
たとえ誰かを雇用して任せるとしても
その方を指導監督する責任があります。
ひとり税理士として活動すると
面倒なこともすべて自分ごとです。
顧問先対応を一から十まですべて
自分で行う事務所に勤めていると、
おおよその流れが見えるので安心です。
ですが、完全分業制の事務所だと
独立して一人ですべてを引き受ける際に
いったいどういった業務があるのか
わからないという不安が出てきます。
その、“全体が見えない不安”は
独立の際の足かせになりえます。
なので、法人業務であれ、
資産税業務であれ、
将来独立を考えているならば
多少給与や環境が悪くても
仕事の全体の流れが見える
事務所を経験しておく方が
いいですよ、とお伝えしています。
非独立志向の方
近年、独立のつもりはないという方が
男女ともに増えているように感じます。
その場合は分業制であっても
何の問題もありません。
やりがいを感じる仕事ができそうか、とか
給料や労働環境の充実度合い、で
より分けていけばいいでしょう。
ただし、一つこだわりたいのは
「経営者(ボス)の資質」です。
従業員の業務へのチェックを
きちんと行っているかどうか、や
公私混同がなされていないか、
セクハラパワハラの類いがないか、
このあたりは気にしたいところです。
これらってその人の資質みたいなもので
よほどのことがなければ直りません。
もちろん、時間を過ごさないと
わからないことですので
事前チェックはむずかしいです。
が、もし勤務を始めたものの
そうしたきらいが見えるならば
そうそうに転職することを
お勧めします。
そんなボスの下で働くのは
不幸でしかありませんから。
情報集めは対面で
いずれ就職活動する可能性があるならば、
情報収集に力を入れておきましょう。
関心のある税理士事務所のサイトや
そこで勤務する人のSNSなどがあれば
積極的にフォローするのはもちろん、
勤務している場合には各種会合や
研修で同業者と接点があるでしょう。
チャンスです。
なんだかんだでやっぱり
他の事務所のこととかが
気になる人は多いです。
そこで積極的に情報交換すると
たまに参考になる話が出てきます。
「あそこ、所長の圧がすごい」とか、
「公私混同が甚だしい」とか、
「あそこは人が続かない」とか、
漏れて出てくる話の9割は悪口です。
そうした状況証拠をかき集めていけば
なんらかの判断要素になり得ます。
こうした情報収集はやっぱり
対面で話してなんぼの世界。
ネットでは限界があります。
研修を研修だけで終わらせず
交流の場として活用してみては
いかがでしょう?
そのとき(就職活動のとき)が
来てからではおそいです。
事前に可能性を考慮して
備えておきましょう。
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【編集後記】
わたしがこだわったのは
①全体の流れを経験できること
②TACの講師業を継続できること
でした。
独立志向も事前に伝えたうえで
採用してくださった所長には
感謝しています。
【昨日の一日一新】
コットで昼寝
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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