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あの出勤のおかげで、という側面もあるわけでして、、、

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災害時の出勤風景

昨年の夏、関西を大型台風が襲いました。
駐輪場の屋根が飛び、ビルの壁が剥がれ落ち、
道路脇の樹木がなぎ倒され、停電が続きました。
橋を渡るトラックが風に持っていかれる映像にも
衝撃を受けました。

こんなことは数十年に一度であろうと思っていたら
今年も大型の台風が、次は関東地方を襲いました。

とくに千葉県南房総エリアの被害が甚大なようで
昨年の関西を知るものとして、心が痛みます。

熱中症や感染症に気をつけていただきたいと
願うばかりです。

近年は鉄道各社が事前に運休を発表することから、
前日の段階で休みにするなどといった
対応をとる会社も少なくありません。

が、それでも出社を必要とされ、
出勤される方も多くいらっしゃいます。

鉄道が止まっているので自転車や徒歩で
数時間かけて出勤されるなど、
たいへんな思いをされています。

そんな光景を前にして
「こんな日に出勤させる会社はどうなんだ?」といった
批判が、以前にも増して展開されるようになっています。

もちろん、そういった感情はわたしも持ちますが
そこは口に出さないようにしています。

出勤していただくおかげで
日常生活を取り戻すことが
できる側面もあるからです。

不要不急と不眠不休

災害が発生したときに
「不要不急の外出を控える」
ことは鉄則です。

しかし、そんな事態に
「不眠不休の活動」で
一刻も早く日常を
取り戻す活動を
されている方がいます。

主にインフラを支える
会社のみなさんです。

関西のインフラを支える会社に
勤める友人がいます。

昨年の大型台風のときはもちろん、
それ以外でも台風がやってきたら
何日も会社に泊まりながら
復旧活動を支えています。

生活者からの要望があり、
地方自治体からの要請があり、
マスコミ各社への対応があり、
まさに“不眠不休”の戦いが
続くらしいです。

そうした方々の活動のおかげで
インフラがいち早く復旧し、
その進捗状況が情報として
広く伝わります。

それを知ってからは
災害発生時の困難を伴う出勤についても
“不要不急”の人ばかりじゃないんだと
意識するようになりました。

模擬訓練による環境整備

もちろん、出勤を異常だと指摘される方も
そうしたインフラ整備のことを指すのではなく
単純に思考停止で出勤させる会社ってどうよ?と
いう批判だと思いますし、それは大いに賛同します。

災害発生時には社員の安全を第一に考え、
出勤を控えさせるのがベストでしょう。

もちろん、その間にも止めてはいけない
仕事があったりもするでしょうから、
仕事を差し控える必要はありません。

つまり、会社に出勤せずとも仕事が
できる環境を整えておきたいです。

そのためには平常時からあえて出勤せずに
仕事を遂行する取組みをしておくことが必要です。

わたし自身、現状は申告書の作成送信以外は
どこにいてもできる環境になっています。

それは、場所にとらわれずに働けるように
なりたいと思って、あえてちがう場所に
身を置いてみたりして不自由を探し、
それを改善したからです。
先人の知恵もいただきつつ。。。

小規模であれば、
こうした取り組みの
自由度は高まります。

規模の優位性がないかわりに
こうした小規模ゆえのメリットは
ありがたくいただいておきましょう。

最後に

税理士業は法定期限と深く関連する仕事です。

災害だなんだと言ってられない事情もありますが、
日ごろからゆとりのある運営を心がけて
期限に逼迫(ひっぱく)しない状況を
作ることが大切だと意識しています。

そうしたことをご理解いただいて
早期着手に協力いただいている
顧問先には感謝しかありません。

とはいえ、
40日決算が達成できないケースが
最近ちらほらと出てきたので、
ここらで一度引き締めないと。

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【編集後記】
最近車での移動が増えつつありますが、
そんな中ひさびさに渋滞に巻き込まれ
時間の無駄遣いを痛感しました。
Amazonオーディブル、始めようかな。

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。