スポンサードリンク

財務諸表論の勉強の際に多くの方が悩む点です。

DSC00469

スポンサードリンク

高合格率が続くとは限らない

第67回の本試験結果で最も驚いたのは
財務諸表論の合格率ではないでしょうか。

発表を待っていた専門学校の講師室では
どよめきがおきたことでしょう。

30%にせまるかのような合格率は
全教科通じて初めてです。
受験生には朗報でしたね。

さて、財務諸表論の勉強では、
理論の暗記が必須です。

合格率が急騰した第67回は
それほどきちんと覚えていたと
思えない方の合格も耳にしますが、
それでも理論暗記は必要です。

第68回でも合格率が高いとは
かぎりませんから。

ということで、財務諸表論受験生は
今後も理論暗記とは離れられません。

で、暗記するのはいいとして、
気になるのは“どこまで正確に”
暗記するかということです。

なんとなく書ければいいのか、
一言一句レベルでないと
いけないのか、
理想はすべての理論を
一言一句レベルですが、
それは不可能ですので、
現実的には力の入れどころが
大切になってきます。

ということで、一言一句レベルの
暗記をするかどうかの目安を
今日は紹介します。

一言一句の目安

会計用語

会計用語というのは
「減価償却」
「定額法」
「先入先出法」
「退職給付債務」
「パーチェス法」

こういった言葉です。

これはまちがいなく
一言一句レベルです。

英語を書くときにりんごのことを
appuruと書いたらダメですよね。

会計用語も同じです。

会計用語というのは
会計という世界で
用いられる言語の
単語です。

こうしたコトバは
狂ったように呟き、
脳に音で記録しましょう。

用語の定義

それぞれの会計用語には
明確な定義がある場合と
ない場合があります。

新会計基準に登場する会計用語は
おおよそ定義づけがされています。

「基準」に「定義」が明確に
うたわれているのです。

そのとおり書かなければ、
減点されてもおかしくありません。

ですので、「基準」に記された定義は
一言一句レベルで暗記しましょう。

「え、その定義が基準に書いてあるか
どうかがわからない?」

それはテキストに記された出典を基に
会計法規集で調べましょう。

理論の学習方法はテキストに
向き合うだけではありません。

一言一句レベルかどうかを
確かめるというのも
学習の一つです。

まぁ、講師に聞くのが
一番手っ取り早いかも
しれません。

定番理論&基準引用理論

このあたりから、徐々に
ニュアンスの問題が出てきます。

たとえば、「減価償却の目的」とか
「引当金の計上根拠」といった
定番の理論については
一言一句レベルでの暗記を
強く勧めます。

そして、その理論が「基準」の中の
記述をそのまま引用している場合にも
一言一句レベルでの暗記を
強くお勧めします。
(マニアックな理論は除く)

こうした問題の解答で
一秒たりとも時間を
ロスしたくないからです。

徹底的に暗記して、
条件反射的に解答を
書き綴られるように
訓練しておきましょう。

こちらも前述の会計法規集で
その文章がそのままある場合は
要注意と考えましょう。

逆にその文章がどこかの会計学者の
著書からの引用であれば、
多少表現が異なったとしても
減点されることはありません。

最後に

おわかりのように、理論学習において
『会計法規集』はとても大切なんです。

それは、内容理解という点ではなく、
暗記レベルを調べるためです。

専門学校に通われている方は
講師にその都度確認することで
さじ加減を図ってもいいでしょう。

ただし、独学の方や5月から
復帰予定の方はそうはいきません。

どれだけ正確に暗記するかについては
会計法規集を手元に置いて
確認するようにしましょう。

*************************************************************

【編集後記】
今日は確定申告相談会の
割り当て抽選会です。

【昨日の一日一新】
新しい湿布
カラーテーピングテープ

*************************************************************

❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所 |姫路|

*************************************************************

The following two tabs change content below.

石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。