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いい過ちであれば決してマイナスではない、と思っています。
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目次
たいていの世界に若さ故の過ちはある
仕事においても、スポーツにおいても、人間関係においても、
何かを行う際に、経験値がモノをいうことがたくさんあります。
昨日のテニス朝練中、対戦した若者について
「なんで今そこに打つんだろう」と思うことが
しばしばありました。
かくいうわたしも、熟練の方とペアを組んで試合に入ると、
「今なんでそのコースに打ったん?それによってそれまでの
優位性がリセットされたで。」と指摘を受けることがあります。
当然なにか閃いてそのコースを選択したのですが、
指摘されて冷静に考えると、たしかにそのとおりです。
そこまで押し込んでいたのに、その選択によって
イーブンに戻してしまうことがあります。
テニスでは、ショットの威力よりも、経験値がものをいう
コースの選択がしばしば勝敗を左右します。
事務所仕事においてもそうです。
たとえば経理処理入力の際、ただ目の前の事象を仕訳に
変換して記帳していくだけの方もいらっしゃいます。
また、あとで試算表を使っての消費税の試算が速やかに
行えるように、あるいは、決算の際の別表や内訳書の作成を
意識して補助科目(枝番)を最初に設定して進めていく方も
いらっしゃいます。
両者ではこのあとの業務効率が劇的に変わります。
前者では、あとで二度手間が生じる可能性が高いからです。
両者の間で仕訳能力に違いはありません。
違うのは、仕訳の先の知識・意識の有無です。
これらは一般に経験によって培われます。
このように、経験値の有無による判断力の差は
世の中のさまざまなところに存在するでしょう。
過ちを犯さなければ、わからないこともある
人にはそれぞれ個性があります。
Aさんにとっての最適選択が、そっくりそのまま
Bさんにとってのそれであるとは限りません。
だからこそ、アドバイスを求めるだけでは
自分にとっても答えは見つかりません。
また、ある時点での答えが自分にとって
ずーっと正解であるとも限りません。
ですから、いくらセオリー的なものを仕入れたとしても、
それがベストかどうかはやってみないとわからないし、
いつまでもベストかというと、それもわかりません。
セオリーにしたがったとしても、ときには
過ちとなることも出てきます。
だからこそ、気をつけておくことがあります。
それは、「“なぜ”それが最適なのか」を
考えるクセをつけておくことです。
“なぜ?”が過ちをプラスに変えてくれる
そうすれば、まずそのセオリーの持つ意味を
考えることになり、最適だと感じなかったときに
ギャップがどこにあるかを感じ取ることができます。
テニスでも、事務所仕事でも、受験勉強でも、
“なぜ?”と考えるクセがとても大切です。
選択の意味を理解することは、その選択肢の持つ
効果を理解することになります。
効果を理解することで、ある選択肢がどこか自分に
合わないと感じたときにその効果と天秤にかけて
判断をすることが可能になります。
私自身、1年2ヶ月ほど、自分のテニスにおいて
両手バックハンドを封印して、片手バックハンドに
挑戦していました。
それぞれのメリット・デメリットを学び、
意識しながら練習に取り組みました。
片手バックハンドの良さを実感することも
たくさんありましたが、両者の特徴と自分の
特性を総合的に判断して、この6月から
両手バックハンドに戻すことにしました。
「なんや、けっきょく戻したん?」
「時間がもったいなかったやん」という声も
たしかにありますが、私はそうは思いません。
“片手バックハンド”という選択肢を経験し、
納得した上で排除できたからです。
そんな経験から、自信を持って言えることがあります。
「片手バックハンドは難しい!!」
じゃなかった、、、
“なぜ?”を意識しながらの模索で生じる過ちは
その人にとってプラスの経験値になる。
“なぜ?”を意識することなく生じた過ちは
その人にとってさほどプラスにはならない。
これが過ちに価値があるかどうか、の違いです。
過ちを犯すことがダメなのではなく、
惰性での過ちが悪いのです。
いい過ちは、必ずその人の力になります。
その選択肢の持つ意味を考え、効果を理解し、
がんがんトライしていきましょう。
どうやったとしても、ときに過ちは犯すものです。
過ちを犯さないということはもしかしたら
トライしていないことともいえます。。
ユニクロの柳井社長もこうおっしゃっています。
どれだけ良いアイデアがあっても、実行しなければ
成功もしないし失敗もしない。
それは時間のムダでしかないでしょう。
実行は成功の礎です。ときに失敗もするでしょう。
そのときにはせめていい転び方をしたいものです。
トライ&エラーのエラーをプラスに転化するために、
トライのもつ意味・効果を意識していきましょう。
では。
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【編集後記】
今日は専門学校の全国模試の採点で
東京に向かっています。
2人席の隣が空いているので、
とても快適にブログ書いてます。
今年も富士山は見えませんでしたが・・・。
【昨日の一日一新】
サンレモ
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石田 修朗
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