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税理士受験シリーズ。運を掴むための努力というお話。

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(母校の正面玄関です)

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プロ野球がキャンプイン

2月に入り、プロ野球はキャンプシーズンに突入していますね。

ひいきの球団がある方は、きっと今から戦力の見定めをされ、
あれこれ気をもんでいることでしょう。

このキャンプという期間には、日本でも有数のアスリート集団の
メンバー一人ひとりがまだ1ヶ月以上先の本番(開幕)に向けて、
額に汗をかき、口についた土をぬぐうこともせず、
歯を食いしばって、自らを鍛え抜きます。

彼らの多くはまず、開幕一軍を勝ち取らなければなりません。

とくに一塁手など、ポジションが助っ人外国人選手と
競合する選手はたいへんです。

助っ人外国人選手の多くは、その打撃力を買われ、
まずはスタメンが約束されている人も多いです。

逆に言えば、助っ人外国人選手と同じポジションを争う選手は、
開幕でのスタメン可能性は限りなくゼロに近いのかもしれません。

それでも彼らは、その助っ人外国人選手がケガやスランプで
巡ってくるチャンスを虎視眈々と狙えるポジションにいるために、
このキャンプで自らを鍛え抜きます。

スタメンの下に控えるために、鍛え抜きます。

そうしなければ、自らの生業を続けることができないからです。

そして、シーズンに入り、運が味方すると
実際にチャンスが巡ってきます。

バッターボックスでピッチャーと対峙し、
その投げ込んでくる球を仕留めなければなりません。

プロの世界まで上り詰めたピッチャーの投げる球です。

そんなに甘いボールが続くことはないでしょう。

一打席に1球ないし2球の甘いボールを見逃さずに打ち返し、
ヒットにできなければ、次に続く道は拓けません。

チャンスはほんのわずかです。

しかも、その助っ人外国人選手がホームランを
量産すれば、いつまでも出番は回ってきません。

ある意味、運にまかせる感覚かもしれません。

その一瞬のチャンスをたぐり寄せるために、
気の遠くなるような練習を積み重ねています。

想像しただけで、本当に過酷な仕事です。

チャンスが巡ってきただけでは意味がない

チャンスはめったに巡ってきません。

「引き寄せの法則」的な本を中学の同級生が
出版していたりもしますが、

やっぱり運が左右するところもあるでしょう。

その幸運がもたらしてくれたチャンスが巡ってきても、
見過ごしてしまうこともあるし、取り逃すことだってあります。

そう、チャンスというのは、やってくることが難しく、
また、やってきたとしても、誰もが成果につなげる
ことができるわけではないのです。

野球では相手に打たれない投手がよいピッチャーであり、
ヒットやホームランを多く打つ選手がよいバッターです。

どんなにいいピッチャーでも、一試合の中で
何球かは失投します。

それはバッターにとってはチャンスです。
しかし、この絶好球を見送ったり、打ち損じたりすると
チャンスは消えてなくなり、ノーチャンス。
負け試合になってしまいます。

つまり、運が導いてくれたピッチャーの失投という
“チャンス”を仕留めることができて初めて、
バッターはその努力が実を結ぶことになります。

チャンスが来ても、仕留められなければ、
何も得られないのです。

テトリスでも、唯一4段を消すことができる
 □□□□ が出てくるのはごくまれです。

しかし、いつ出てきても4段消しができるように
一行を空けて積み重ねていきます。

いつかやってくるチャンス(□□□□)のために
ずーっとこらえて積み重ねていくのです。

高得点を得るためには、4段消しが必要だからです。

ギリギリまで待つためには、端っこを空けるのではなく、
真ん中を一行空けておくことが大切でしたね。
そうすれば、横への移動なしに挿入できるので、
ギリギリまで粘ることができたり、、、
昔ハマってました。

国家試験もみずもので、幾分かは運に左右されます。

幸運がもたらしてくれるチャンスは多くありませんが、
それを逃してしまうと、合格を勝ち取ることはできません。

チャンスをモノにするためには、張り詰めた気持ちで
常にチャンスを待ち、チャンスが来たらそれを確実に
仕留めなければなりません。

そのためには、“チャンスが来たらこうして仕留める”
という自分の型をたくさん持っておく必要があります。

“外角低めが来たらこう”だけしか準備できていないバッターよりも、
“外角低めが来たらこう、内角低めが来たらこう、・・・”と万全の
態勢で準備し、そのために日々練習を積み重ねている
バッターの方がチャンスをモノにする可能性は高いですよね。

実は、チャンスを成果につなげることができるのは、
この備えが万全な人だけではないでしょうか。

そして、税理士試験を突破できる人というのも、
実はこの合格に向けた日々の準備作業という階段を
淡々と一段ずつ登ることができる人なのだと感じています。

理論も計算も、せっせと積み上げていきましょう!

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【編集後記】
身体は快調なのですが、のどが絶不調です。
おそらくなんらかのアレルギー反応ではないかと。

【昨日の一日一新】
新大阪 エキマルシェ

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。