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二泊三日の家族旅行の宿を決めるに際して、
カギになったのは「NG」でした。

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目的地選考

関西、特に大阪の夏は暑いです。
気温以上に体感温度がハンパないです。
エアコンの室外機と照り返しの仕業です。

そんな関西を離れる家族旅行を
計画することになりました。

私の挙げた条件は次のとおりです。
「涼しいところ」
「美味しい料理」
「ペット歓迎はNG」
(人のペットは苦手です。特に猫はダメ)
「空気のきれいなところ」

妻の挙げた条件は次のとおりです。
「小さな子供が希望しないところ」
(今後は子供中心の旅行が予想されるため)
「美味しい料理」
「清潔な部屋」
「温泉地」
「涼しいところ」
「できれば風呂付きの部屋」

子供がまだ1歳2ヶ月と小さいため、
車で移動するところを選択します。

そんなこんなで、飛騨高山に行こうと
いうことになりました。

1軒目 「ペンションY」

こちらは、高山市街から少し外れた
鈴蘭高原にあります。
標高1,300メートルに位置し、
白樺やカラ松に囲まれた
静かな宿とうたってあります。

いろんな旅行サイトの口コミ情報を
さぐっていくと、この地域の他の
宿の中には、この宿よりも評価の
高いところもありました。
しかし、コメントを見ると、
「ペットと一緒に快適に過ごせて
よかった」といった趣旨のコメントが
多数を占めております。
おそらくその宿は、ペット同伴の人に
とって過ごしやすい宿です。
それはすなわち、私にとっては
過ごしにくい宿になります。
ですので、その宿は選考から
漏れました。

一方、こちらの宿については、
そのような口コミ評価はなく、
とにかく料理に対する賛辞が多い。
HPを見ても、ペット歓迎の文字はなく、
料理とお酒に対するこだわりが
ひしひしと伝わってきます。

私の条件をすべてクリアです。
1軒目はこちらに決定です。

2軒目「旅館W」

2軒目選びは当然、妻のニーズに
応えるところになります。

「美味しい料理」
「清潔な部屋」
「できれば風呂付きの部屋」
この時点で高級どころになること
必至です。ならば、いっそのこと、
飛騨高山の最高クラスの宿に泊まり、
その一流のサービスを経験し、
今後の自分のサービスに活かして
いこう、ということで、最初から
高級どころを狙っていきます。

子連れNGという壁に跳ね返されながら、
こちらの宿のはなれであれば、子連れでも
宿泊できるということで、こちらに決定です。

白川郷まで合掌造りを観にいくのに、
宿のはなれの建物は合掌造りを
移築したもの、、、ここでええやん。

とかなんとかいいながら、
ほとんどの行程を私が決めてしまい、
家族旅行が今日から始まります。

今思えば、いずれの宿選びにも
「NG」という壁が関わっています。

物事を決定する際には、意外と
「NG」「できません」と
いうことが決定打に繋がる
のかもしれませんね。

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【編集後記】

本日はロングドライブ。
初めての高山観光、楽しみです。

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。