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比較対象や目標は自分で作ることをお薦めしています。
(備中松山城の天守)
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目次
目標こそが原動力
ものごとに打ち込むには
何かと比較し、
何かを目標とすると
入り込みやすいです。
たとえば水泳競技であれば、
前回の自身の記録であったり、
大会記録であったり、
ライバルに勝つことだったり、
こうしたことを意識することで
日ごろの練習だったり、
もうひと踏ん張りだったりが
いっそう強くなります。
おそらくマラソンであっても、
前回の自身の記録であったり
サブ〇と呼ばれる業界内での
評価指標であったり、
こうした基準があることは
ランナーの力になっているはずです。
企業経営においても、
同様のことがいえます。
昨年の利益であったり、
ライバル企業であったり、
こうした基準を意識することで
具体的な施策がかたまります。
目の前に突然チャンスが
やってくることは少ないです。
ある地点を狙い続けるからこそ
そこに届くチャンスが近くに
やってきたときに嗅覚が働き、
チャンスをチャンスと認識し、
モノにすることができます。
たまたまゴール前に残っていた
ディフェンダーはグラウンダーの
センタリングにはなかなか上手く
反応できません。
想定力がないからです。
ハイボールならともかく、
グラウンダーのボールを
押し込むことにかけては
ゴールを狙い続けている
フォワードの選手に
一日の長があります。
目標を自分で作る
わが社の比較対象とする数字は
年初の時点で固めておきたいです。
達成具合を確認しながら
進むことができるからです。
この点で、ライバルとの争いは
進行中の指標としては
使い勝手はよくありません。
なぜなら、彼らの数字をタイムリーに
うかがい知ることは困難だからです。
そもそも、中小企業間だと
売上げや利益といった指標は
公開されませんので、
ライバルの指標などは
知るよしもありません。
たまたま耳に入ったとしても、
その真贋を見抜くことはできません。
勝った負けたは、店舗数であったり
従業員数くらいしか判定がつかないです。
となると、競争相手としては
「過去の自分」が浮かび上がってきます。
「対前年比〇%増」というように、
過去の自分に設定されている方が
多いというのが実感です。
これでも悪くないですが、
この設定をされる経営者には
その先にどういった未来が
待っているかまでの想像が
できていない方が多いのも事実です。
設備投資の可否や適切な納税額などを
意識することもなく、
ただただ日々の緊急的業務に
忙殺されかねません。
これでは、会社の舵取りという
経営者の仕事はできていない状況です。
世の中の景気やトレンドの向くままに
会社を浮かべているだけです。
経営者は追い風だけでなく
横風や向かい風にも適切に対処して、
会社を存続させることが仕事です。
そのためには、前年比ではなく、
将来の自分からのオーダーとして
今年の目標を設定することが
最も効果的です。
それが「経営計画」です。
自分で作る目標「経営計画」
たとえば、5年後に3,000万円のキャッシュを
会社として持っておきたいのであれば、
1年あたり600万円のキャッシュを
生み出さなければいけません。
そのためには900万円の利益をあげて
300万円の税金を納める決算を
5年繰り返さなければ到達しません。
300万円という高額の税金は
3,000万円のキャッシュを
持つための必要経費なんです。
この300万円の税金を減らそうと
保険などの節税に安易に走れば
結果的に3,000万円のキャッシュを
持つことはできません。
目先の税金に腹を立てて、
結果的に大きな目標をロスする。
それは端から見ると馬鹿げていますが、
当人としては目先の税金というのは
本当に痛みがありますし、
できることなら安く抑えたいです。
それは当たり前の心情です。
この、誰もが持つ心情を押し殺し、
5年後10年後のキャッシュを見据えて
納税を良しとする経営者だけが
キャッシュを増やすことができます。
押し殺すためには、その300万円が
どんな未来を実現するためのコストかを
知っておく必要があります。
「経営計画」を作っていれば、
300万円は年初からわかっています。
そのために毎月25万円ずつ
積み立てることもできます。
資金準備ができていれば、
納税の痛みもいくぶん和らぎます。
税金を気持ちよく払う、なんて無理です。
これから先、何十年という商売で
毎年やってくる税金です。
せめて、痛みを和らげるためにも、
税金のその先の目標を見据えましょう。
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【編集後記】
長男が徐々に
強がったりするように
なってきました。
ときに生意気だったりも
しますが、
成長がうれしいですね。
【昨日の一日一新】
ピザハット
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❐石田修朗税理士事務所HP
開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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