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理想?の資金調達方法を見てきました。
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目次
地元ローカル線『北条鉄道』
我が家から妻の実家に向かう道中に古い駅舎の駅があります。
駅舎内には、ストーブが出され、
プラレールもあるので、子どもたちも退屈しません。
その場で作られたできたての米粉パンが売られています。
(奥にオーブンがありました)
こちらのパンが評判で、テレビ取材も多いそうです。
ちなみにこの駅舎は、国の重要文化財に指定されています。
よくここまで、自由な発想で手を入れられたもんですね。
この駅舎がある路線が『北条鉄道』というローカル線だと
最近知りました。
きっかけは小学校からの友人が製作したTV番組でした。
「聞き込みローカル線 気まぐれ下車の旅」(BSジャパン)
地元鉄道の取材ということでFacebookにあげていたので
観てみると、まさにいつものあの駅です。
実はこの北条鉄道は幾度となく廃線の危機に瀕しています。
全長13.6㎞と短く(片道22分)、単線を約一時間かけて
列車が往復します。
終点が他の路線と連結していない、いわゆる“盲腸線”ですので
利用客数からくる採算面での問題があります。
しかし、無人駅にボランティア駅長を配したり、
(この日はサンタの格好をされていました)
さまざまな企画を工夫することで地元に愛される
鉄道として今日まで営業されています。
そんな北条鉄道に、昨日初めて乗車してきました。
初めての北条鉄道乗車
駅にはカメラを手にした多くの人が集まっています。
なぜ?と思っていたのですが、列車が来て判明。
この日はサンタ列車というイベントで、この時期にしか
見られない光景があったようです。
北条町駅から粟生駅までの全区間を往復する間、
車両内は靴を脱いであがる広間のようになっていて、
そこでクリスマスパーティーをしていました。
北条町駅で折り返すときには、停まっている車両で
こんな記念撮影もさせてくれます。
駅員さんも怪訝な顔をするでもなく、
もしろとってもフレンドリーでした。
車窓からはほぼ、田んぼ、畑、山、しか見えませんが、
のどかな風景を眺めながら列車に揺られるのも悪くありません。
『枕木応援団』は資金調達の理想形
駅でふと足元に目をやると、枕木になにやらプレートがついています。
よく見ると、そこには人の名前が。
駅にあったチラシによると、それは『枕木応援団』という
制度によるものだとわかりました。
いわゆる「一口オーナー制度」ですね。
“あなたの応援で毎日の安全運行を支えます!”
というキャッチフレーズが素晴らしい。
枕木にプレートがはめられ、3年過ぎたらそれが
個人に返ってくるというのも魅力ですね。
何らかの施設を運営する場合、企業によるネーミングライツで
資金を集めるというのが現在の主流かもしれませんが、
熊本城や二条城でも行われているこの「一口オーナー」の仕組みで、
本当のファンから少しずつお願いするというのは、
困難はあるけれども理想の姿かなと思っています。
昨日まで開催された神戸ルミナリエもそうですし、
ガンバ大阪の新スタジアムは「日本初の寄付金スタジアム」として、
140億円もの建設資金を個人・法人からの寄付と
日本スポーツ振興センターからの助成金で賄ったとか。
ファンの想いが結集したこのスタジアムは、きっと大切に大切に
使用されることでしょう。
地元に愛され、支えられ、価値を提供する、
素晴らしい鉄道に出会った話でした。
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【編集後記】
税制改正大綱で個人的に最大の注目は、
消費税還付スキームの封じ込め。
遅すぎたのかもしれません。。。
【昨日の一日一新】
北条鉄道
アルティジャーナロッソ
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石田 修朗
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