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決算と同時に5ヵ年計画ができあがる、毎年のルーティン。
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目次
計画作りにもっとも大切なもの
5ヵ年の経営計画を作る際に
もっとも大切なのは
「経営者の想い」です。
達成できる根拠の有無も
もちろん無視できませんが、
それよりもなによりも
“どうなりたいか”を
経営者自身が形にする
取り組みです。
“どうすればできるか”は
そのあとで考えることで
まずは“どうなりたいか”を
思い描きましょう。
具体的なアクションプランに
落とし込む段階で
にっちもさっちも
いかなくなれば、
そのときに修正すれば
いいんです。
最初からネガティブ要素を
意識していては、
自分自身の理想の姿を
思い描くことが難しいです。
まずは制約を外して
ビジョンを語るところから
始めてみましょう。
以下、実際に計画を作る際に
必要になるものです。
計画作りの有無にかかわらず、
事業者としては常に
意識しておきたいこと
ばかりですので、
書き記しておきます。
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計画作りに必要なデータ
ビジョンを語るためには、
つまり、経営計画を作るには、
次のデータが必須です。
① 売上総利益率(粗利率)
売上からどれだけの利益が
会社にもたらされるか。
100の売上に対して
原価(仕入)が70なら、
粗利率は30%です。
100の売上に対して、
原価(仕入)が40なら
粗利率は60%です。
そう、これは事業の効率性を
図る指標でもあります。
② 固定費(概算でOK)
売上の増減にかかわらず
毎月一定の支出をもたらす
経費のこと。
人件費や家賃がメジャーだが、
消耗品費なども固定費として
考えてオッケー。
売上に連動して増減する、
仕入や外注費以外は
すべて固定費として
考えよう。
③ 借入金返済予定表
文字通り、金融機関からの
借入についての今後の
返済スケジュール。
①と②については、
もうすでに今まで
事業をされているなら
決算書から
大まかなデータが
把握できます。
ただし、そうした場合でも
これから新事業を
展開する予定であれば、
今までの数字は
意味をなしません。
そして、これから事業を
立ち上げる方にも
過去のデータはありません。
こうした場合には
新事業における①と②を
概算でいいので
見積もっておく
必要があります。
そして、③の返済予定表は、
現在借入をしていたり
これから借入を行う予定の
ある場合には必要です。
これがなければ、資金繰りの
メドのたてようがないからです。
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あったら役に立つデータ
① 売上種類ごとの売上総利益率(粗利率)
② 比較的高額でイレギュラーな経費
③ 固定資産明細
①の売上の種類分けですが、
これは商品ごとに分けるのか
市場ごとに分けるのか、
会社によって
ケースバイケースです。
一つの方法としては、
「粗利率の異なるものを
分けていく」ことを
オススメしています。
そうすることで、
規模を求めるべき売上と
そうではない売上を整理でき、
今後のアクションプランが
より明確になるからです。
②については、
資金繰りをみるうえで
すでに高額の支出が
わかっているものは
織り込んでおきたいからです。
③は、減価償却費の計算はもちろん、
買換え(再投資)のタイミングを
知るためにもあった方が助かります。
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最後に
5ヵ年の経営計画を作り
“理想の姿”を認識することで、
経営者としての意思決定の
判断基準ができます。
それによって、
やるべきことと
やるべきでないことの
判断が迅速に行えます。
理想と現実のギャップは
まず理想を掲げなければ
知りえません。
理想としての5ヵ年計画を作ることは
意思決定の判断基準という武器を
持つことに他なりません。
経営者の戦いは、武道会ではなく
日々の意思決定場面です。
どうすべきか迷ったときに、
5ヵ年計画はきっとあなたの
強い武器になります。
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【編集後記】
顧問先数社に提供している
給与計算サービス。
弥生給与で計算、給与明細は
弥生のサプライ用品に印刷、
という流れだったが、
A5サイズの白紙に印刷できる
ことを今さら知りました。
さっそく顧問先に承諾をいただき、
今月から源泉徴収票用の
白紙を利用することに。
FAQみてるといいことありますね。
【昨日の一日一新】
自動車税をクレジットカードで納付
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❐石田修朗税理士事務所HP
開業支援・経営計画支援の石田修朗税理士事務所
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石田 修朗
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