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建物のお腹に、軌道が突き刺さっています・・・。
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目次
1966年の姫路博
今でも地元で60代以上の方と話すとときおり
出てくるのが1966年の姫路大博覧会の話。
その話で必ずと言っていいほど出てくるのが
『姫路モノレール』です。
正式には『姫路市交通局モノレール線』といいます。
姫路駅と博覧会会場の手柄山間の約1.6㎞を結ぶ
交通機関で、博覧会に合わせて1966年に開業しました。
当初は鳥取まで延伸する構想もあったそうですが、
利用客の減少もあり、1974年に休止、
1979年に廃線となりました。(父親談)
今回はそんなモノレールにまつわる記事です。
アパートの中にモノレールが、、、
この『姫路モノレール』、姫路駅と手柄山駅の間に
一つだけ駅がありました。
その名も“大将軍駅”です。
そして、その駅はなんとアパートの中に作られました。
![DSC04122.jpg DSC04122](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04122.jpg)
日本住宅公団が建設した『高尾アパート』の3,4階を
ぶち抜く形で軌道が走り、そこに建物直結の駅が
設置されていました。
西側から見ると、
![DSC01171.JPG DSC01171](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01171.jpg)
見事に断面が切り取られています。
![DSC01172.jpg DSC01172](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01172.jpg)
![DSC01173.jpg DSC01173](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01173.jpg)
私が産まれたころにはすでに路線は休止していたので、
実際にモノレールが走っているところは見ていませんが、
この高尾アパートの前は何度も何度も自転車で通りました。
そんな高尾アパートが耐震性の問題から
2015年中に取壊し工事が始まります。
この姿を見ることができるのもあと数ヶ月です。
![スクリーンショット 2015-10-27 14.08.38.png スクリーンショット 2015 10 27 14 08 38](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/38ead3acb94a28700756af84586af0f6.png)
どこに続くのか、、、モノレール軌道跡
そして、そのモノレールの軌道跡もまだ街中に遺っています。
実際に軌道が遺っている部分もあれば、
![DSC01167.jpg DSC01167](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01167.jpg)
橋脚だけになっているところもあります。
![DSC01169.jpg DSC01169](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01169.jpg)
![DSC03691.JPG DSC03691](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC03691.jpg)
![DSC04125.jpg DSC04125](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04125.jpg)
![DSC04127.jpg DSC04127](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04127.jpg)
今もその橋脚を抱え込む施設にはテナントが入って
営業活動を続けています。
![DSC01175.JPG DSC01175](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01175.jpg)
軌道の合間から走る電車が覗けたり、もします。
![DSC04128.JPG DSC04128](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04128.jpg)
手柄山公園から望む
手柄山公園の緑の相談所のところにある展望スペースから望むと
モノレール軌道跡の後ろを走る新幹線が見られたり、
![DSC04131.JPG DSC04131](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04131.jpg)
軌道跡と姫路城を同時に望むことができます。
![DSC04132.JPG DSC04132](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC04132.jpg)
うまくいけば、ドクターイエローとの競演もあります!
まとめ
戦前から中規模な街として発展してきた姫路市には
当時の面影を遺す建造物がたくさんあります。
しかし、土地の有効利用や耐震性の問題から、
その多くが失われつつあります。
保存するにもお金がかかることですので、
致し方ないでしょう。
せめて、その姿を写真におさめて、
次の世代に受け継いでいきたいですね。
![DSC01174.JPG DSC01174](https://ishitax-blog.jp/wp-content/uploads/2015/10/DSC01174.jpg)
昭和遺産その1 手柄山回転展望台
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【編集後記】
体調不良になる一歩手前で
踏みとどまっています。
負けられない戦いです。
果物の大量摂取で対抗。
効果の程はわかりません・・・。
【昨日の一日一新】
アズーリ 岩海苔の入った揚げピッツァ
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石田 修朗
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