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安易に使ってしまうと残高管理と消し込みに手間がかかります。
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目次
勘定科目はアレンジ自由
会計ソフトにはあらかじめ
登録された勘定科目があります。
もちろん、それを使うのが
もっともポピュラーで
理解されやすいのですが、
初期登録に縛られる必要は
ありません。
会計は何のために行うものか、
それは有用な情報を得るためです。
会計データ入力の結果出てくる情報が
直感的に理解できない場合に、
科目設定をイジることで
解決できることがあります。
特定の業者に支払っている手数料を
一目瞭然にしたければ、
「〇〇社手数料」という科目を
作ってしまえばいいです。
決算書上に「〇〇社」と記載したくなければ
決算書作成の際に「支払手数料」にまとめて
しまえばいいのです。
それは会社法上まったく問題ありません。
それよりも、元々設定にあるものの
あまり使いたくない勘定科目があります。
「仮払金」「仮受金」
極力使いたくない
個人的には使いたくない勘定科目があります。
それが「仮払金」「仮受金」です。
これらは内容不明な支払や受領があった際に
一時的に使うこととされる勘定科目です。
つまり、内容をきちんと明らかにしていれば
本来登場することのない勘定科目です。
仕方なしに使用することがあったとしても
これを数ヶ月残しっぱなしにすることは
極力避けたいところです。
可能なかぎり、毎月の月次チェックの際に
残高がゼロになるように心がけています。
使うのはこんなとき
そんな「仮払金」「仮受金」ですが
使わないかというと使います。
というか、使ってくださいと言っています。
それはどんな状況でしょう?
「経理担当者が判断に迷うとき」です。
こんなときはとりあえず「仮払金」「仮受金」に
突っ込んどいてください、と言っています。
そこで時間をロスして、月次入力が遅れる方が
会社にとって損害が大きいからです。
あとで内容を聞き取りながら
適正な科目に修正すれば
まったく問題ありません。
それよりも、毎月のデータ入力を
素早く行うことに注力したいです。
代わりに設定している科目
内容不明というわけではなく
先に一定額を渡して後日精算する“仮払い”だったり
一時的に預かって後日出ていく“仮受け”だったり、
そうしたことは事業活動内に出てきます。
そうした場合、「仮払金」「仮受金」ではなく
「経費仮払金」「一時預り金」という
勘定科目を設定するようにしています。
「仮払金」「仮受金」は短期で撲滅できるものにのみに使って
月末の残高を常にゼロにしてやろうという狙いです。
不動産仲介業者で借り手からゴソッと受領して、
借り手の手数料と貸し手の手数料を差し引いて
残額を貸し手に振り込むようなケースもあります。
その場合には「仲介預り金」です。
こうした一時通過みたいなシーンで
「仮払金」「仮受金」を使ってしまうと
月末できれいにゼロにならないことが
往々にして起こります。
それを許すと、消えるべきものがきちんと消えているか、
毎月チェックすることに時間と手間がかかります。
なにより「残高がいくらかあっても正常なんだ」という
状況は、処理漏れやミスの早期発見に不適切です。
もちろん、そうしたことの起きないように
くまなくチェックをすることも大切ですが、
そもそも残高があることがおかしいという
設計してしまえば、アラートにすぐに気づけます。
そうした工夫を施すことで、
日常業務にかける手間を減らし、
会計から生まれてきた情報の活用に
時間と手間をかけたいものです。
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【編集後記】
今朝、北東の空にわずかに晴れ間があり、
なんとか日の出が拝めそうな状況。
10月を過ぎれば近くの男山が
私的ベストビューポイントですが、
今はまだ角度がよくありません。
夏場に角度がよさそうな里山があり、
前から狙っていたのでそこへ直行。
90mmで思っていた構図でした。
今度は三脚持ってあがって
じっくり向き合ってきます。
(蚊がしこたま多いのが難点)
もう少し高いところからだと
城の周囲を俯瞰で捉えられると思って
グーグルマップで探していますが
なかなかいい場所が見つからない。。。
【昨日の一日一新】
明治屋のピーナッツバター
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❐石田修朗税理士事務所HP
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石田 修朗
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