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世間がざわついている件について思うこと。

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(X-T2 XF50-140mmF2.8、ISO100 F8 8.0s)

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芸人さんの無申告問題

人気漫才コンビの一人が
自身の設立した会社の申告について
私的な支出を経費にしていた、
かつ、ここ3年は無申告であった、
というニュースが報じられ、
世間を騒がせております。

そのこと自体は法律に違反する行為で
非難されるべきことにちがいありません。

重加算税といった金銭的ペナルティだけでなく、
社会的制裁も少なからずあるでしょう。

が、気になるのはここぞとばかりに
ボコスカ殴りかかる人の存在です。

一部で人格否定のような言説が
行われていることには違和感を覚えます。

大津市の園児死亡事故

2019年春、大津市で痛ましい事故がありました。

交差点の歩道で信号待ちをしていた
保育園児の列に自動車が突っ込み、
16名が死傷したという事故です。

あの事故は、右折レーンにいた女性が
前の車に続いて右折しようとして
対向車線を直進してきた軽自動車と衝突。
軽自動車がそのはずみで歩道に突っ込み、
園児たちに被害が及びました。

ちょうどこの時期は高齢者の危険な運転によって
若年層の命が奪われる事故が頻発したこともあって、
前の車に続いてなんとなく右折してしまった
62才の女性に非難が集中しました。

たしかに前方の確認を怠り右折することは
危険極まりない行為であり、許されざることです。

しかし、不注意や気の緩みで交通ルールを
遵守できていない事案は世の中に散見されます。

たとえば、信号機のない横断歩道に歩行者がいたとして
きちんと停止する車両がどれくらいいるか、
わたしの感覚では10%以下だと思います。

わたしは日ごろから停止を心がけていますが、
それでも100%とは言い切れません。
通り過ぎてから歩行者の存在に気がついて
ハッとすることが未だにあります。

バスや大型トラックの後ろで信号待ちをしていて
続いて前進したら赤信号に変わっていたとか・・・。

スピード超過で覆面パトカー内で
説教をされたこともありますし。

つまり、ことの程度差はあるにせよ、
ルールを逸脱した運転行為は
日常的に存在します。
そして、その先に事故が起きていないのは
幸運としかいえない部分もあります。

そんな自分を棚に上げて糾弾するのではなく、
そうした事故を少しでも減らすために
一人ひとりのドライバーが今一度交通ルールに
立ち返って安全運転を心がけるように
違反行為の先にある危険を周知する方が
よっぽど意義があると思っています。

われわれにできること

そうした意味で、
今回の件を受けての報道や発信において
どういったことが行われていたのか、
そしてそれのどこが問題なのか、
それをメディアなり専門家が
分析・解説することは賛成です。

軽い気持ちで同じような犯罪行為に
手を染める人を減らす効果があります。

しかし、一部のメディアやSNSなどで散見される
こうした人への人格否定ともとれるような発言には
違和感を覚えます。

日本は法治国家です。
起こしたことへの責任・罰は法律に任せて、
今後同じような悲劇が起きないために
エネルギーを使いたいものです。

高齢者から車を取り上げるのではなく
高齢者でも安全に運転できるように
自動ブレーキの設置義務づけなど
早く整備してほしいものです。

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【編集後記】
先日、立雲峡にいってきました。
立雲峡とは、雲に浮かぶ竹田城跡の
光景が見られるスポットです。
前日の予報に反して太陽は出ませんでしたが、
あたり一面に広がる大雲海を愛でてきました。
竹田城跡が姿を見せたのは一瞬だけでしたけど。

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❐石田修朗税理士事務所HP

石田修朗税理士事務所[姫路]

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。