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期限を設定するからこそ決断ができる。
それってきっとたくさんあります。

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新人議員に多く見られるかみ合わない受け答え

昨日、統一地方選の前半戦が終了しました。

投票日当日の夜といえば、開票速報です。
できるだけ見るようにしています。

自分の選挙区の結果が気になるのはもちろんのこと、
当選した方との中継で届けられる生の声が聞きたいからです。

当選直後の声は、選挙活動中とは多少色合いが違います。

当選に興奮冷めやらず、スタジオとのやりとりが
かみ合わない候補者も少なからず存在します。

当選一年目の新人さんに比較的その傾向が多いように思います。

今回も、神戸市議、兵庫県議に当選された方のインタビューで
具体的なビジョンを聞かれているのに抽象的で精神論的な言葉
しか返せない、といった光景がありました。

そんな受け答えと、(抽象的なことしか言えないベテランさんも
いますが・・・)ベテラン議員の堂々とした受け答えを比べると、
「新人は頼んないなぁ。やっぱりベテランじゃないとあかんな」と
いう意見が出てくるだろうな、と感じます。

そのような意見が出てくるのは当然だと思う一方で、
この印象だけで判断してはいけない、とも思います。

社会をよくしたい、という志で立ち上がった新人と
何年何十年と議員生活を続けてきた現職議員とでは
経験のみならず、知識の広さも深さも違います。

さらに初当選であれば、多少の興奮状態にあるでしょう。

もちろん、きちんとした受け答えをできないことには
不安を覚えますが、経験を積むことで解消する
可能性が大いにあります。

そして、注目すべき点は、新人にはまだ議員としての
失点がないというところです。

私は、相対的な評価として、この点を加味しています。

ベテラン議員が持っているかもしれない失点

兵庫県議会では、大騒動となった政務活動費の
不正支出問題がありました。

私の住む姫路市でも、二人の方の不正支出が発覚し、
返還をされたのですが、今回、二人とも立候補。
一人は当選され、一人は落選されました。
(一人は当選してしまったんですよね・・・)

当然のことながら、当事者がいちばん悪いのですが、
自浄作用が働かなかった当時の県議会全体の責任、
つまり現職議員の責任も少なからず存在します。

大阪市では、“都構想”問題が最終局面を迎えつつあります。
市と府の二重行政の解消が主な争点です

推進する「維新の会」と反対する「その他政党」の
激しいつばぜり合いが今日も行われています。

“都構想”推進派の「維新の会」はこれまでの大阪市・府政の
二重行政のムダを指摘し、解消することを目指します。
政治家には、行政のムダ・不正のチェック機能が期待されます。
内容うんぬんではなく、この姿勢はとても理解できます。

これに対して、反対派の政党の中には、“都構想”によらなくても
二重行政は解消できるという主張をする党があります。

もちろん、“都構想”よりもいい方法があるなら、
それは検討に値するでしょう。

しかし、「じゃあ、あなた方はなぜ今までそれをしようと
しなかったの?」というのが素直な疑問です。

今までやってきたことの枠の中から考える、という前例重視の
思考がある場合、このようなことに陥りがちです。

その対案を今まで打ち出さなかったことは責務の不履行であり、
その点を自ら言及しなければ、信頼を勝ち取ることはできません。

ベテラン議員については、そういったノーアクションによる
失点の存否を考慮する必要があります。

期限があるから決断できる(せざるを得ない)

当選時の放送だけ見ていたら、投票前の街頭演説だけ見ていたら、
新人の方はベテランの方と比べて多少見劣りすることがあります。
(もちろん、新人でも威風堂々とした方もいらっしゃいます)

目の前で繰り広げられていることだけを見ていたら
新人よりもベテランの方が頼りになりそう、という
意見の方が多くなりそうです。

しかし、失点していない者への期待と
失点している者への失望も加味すると、
相対的な評価はまた違ったものになります。

「あぁ、投票って難しい。。。」

いつも思うことです。

本当に期限があって助かります。

納得のいくまで検討してくださいっていわれたら
なかなか決まらないこともありますよね。

昨夜、第一回の自治会会合が行われました。

会長の進行で会議が行われたのですが、
ある議題について様々な意見が出てきても、
それについて自治会がどうするかが
なかなか決まりません。
新参者として、一歩下がっていたのですが、
あまりに進まないので“期限作戦”決行です。

「19時15分までに決めましょう」

時間になれば、一つの方向に決まりました。
こんなときは期限を設定するに限ります。

本当はファシリテーターを置いて(私がして)、
議事を進めていけばいいと思うのですが、
今までの慣習にならって進行は会長に任せ
出しゃばりすぎずに参加していきます。

あっ、これってノーアクションの失点ですね・・・。

では。

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【編集後記】

また冷え込んできましたね。
灯油を買い足すかどうか、
難しい判断に迫られています。

【昨日の一日一新】

自治会の会合に参加

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。