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2016年目標コース、続々と開講しています。

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いよいよ開幕!第66回本試験への道

昨日から、私が担当する2016年(第66回)目標の
消費税<年内完結・上級コース>が始まりました。

一人でも多くの方の合格を手助けできるよう、
今年も全力で努めていきます。

さて、昨夜のクラスでもお話ししたのですが、
消費税法を学習する際には、まずはみなさんが受験する
試験の内容とその特性を理解しておく必要があります。

消費税法の試験内容

消費税法の試験は、第一問は理論問題で50点、
第二問は計算問題で50点、合計100点の試験問題です。

受験要綱では60点で合格となっていますが、実質的には
上位10〜12%が合格(合格率は毎年多少変動)する試験です。

ここで、そのそれぞれの設問で問われることを整理します。

第一問では、税理士としてクライアントからの相談に対して
適切にアドバイスするアウトプット能力があるかどうか、が
試されます。

第二問では、クライアントの一年間の事業活動の中で生じる
消費税の納税額を正しく計算する力があるかどうか、が
試されます。

第一問で問われること

第一問対策として必須なのが、理論マスターの暗記です。
消費税法の条文を読みやすくまとめたものが理論マスターです。
これをしっかりと暗記しておくことが、まず絶対に必要です。

しかし、それだけでは近年の本試験問題には対応できません。

近年の本試験では、法律上の規定をそのまま問う問題だけでなく、
ある取引についての消費税法上の取り扱いや留意する事項を
教えてほしいといったような、事例問題が出題されています。

前者の場合は、理論マスターを暗記していれば対応できますが、
後者の場合は、理論マスターの暗記・構造的な側面からの理解、
漏れのない伝達スキル、といったことが求められます。

例えば、先月行われた第65回の本試験問題ですと、
問1は前者のパターンですが、

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問2は後者のパターンでした。

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こうした問題が出てくることを想定して、理論を暗記する際には、
ただ文章を頭の中にコピーしていくのではなく、具体的なイメージを
手元に置きながら覚えていくことが必要になります。

第二問で問われること

第二問は計算問題です。

あるクライアント(事業者)からの依頼で、
納税額を計算するスキルがあるかどうかが試されます。

消費税における納税額とは、

「預かった消費税」から「支払った消費税」を差し引いた残額、です。

ですので、第二問では、「預かった消費税」を正確に求めることと
「支払った消費税」を正確に求めることの2つが要求されます。

そして、これらを正確に捉えるためには、まずは
国内取引を以下の4つに分類する必要があります。

① 課税取引(6.3%)
② 免税取引(0%)
③ 非課税取引
④ 不課税取引(課税の対象外)

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消費税の計算問題は、
“取引分類に始まって、取引分類に終わる”といっても
過言ではありません。

3段階に分けて、それぞれの取引がどれに該当するのかを
素早く正確に判定していくことが求められます。

これは繰り返し練習することで、気づきの感覚が養われますので、
何度も反復練習していきましょう。

これと同時並行して行わないといけないのが、
計算パターンの習得です。

「預かった消費税」の計算、「支払った消費税」の計算、
そして、両者を差し引きする計算には、切り捨てたり、
除してから乗じたり、と細かいルールがあります。

これらのルールに従って計算できているかどうかは
採点対象にもなってきます。
計算パターンの習得も、反復練習することが大事になります。
繰り返し練習することで、仕組みを身につけることができます。
正確に身につけていれば、理論問題でも有利に働きますので、
早いうちから、正確なルールで解くように心がけて下さい。

まとめ

当たり前のことのようですが、
「何が問われるか」を意識して勉強されている方は
意外と少ないように感じます。

ただただ、与えられた課題をクリアしていくことでも
一定の力はついていきますが、本試験の特性を知っておけば
より実践的な力を効果的に身につけることができます。

授業では、できるだけ本試験での出題パターンを紹介して、
実戦を想定した学習ができるようにサポートしていきますが、
同時に、こちらのブログでもみなさんの気づきになる視点を
紹介できれば、と考えております。

これから1年、頑張っていきましょう!!

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【編集後記】
全米オープンもいよいよベスト4が出そろいました。
ジョコビッチ(世界№1)vsチリッチ(前年覇者)
ワウリンカ(GSで抜群の強さ)vsフェデラー(世界最高)
錦織選手がいないのは寂しいですが、
今年もさすがという選手が残ってきました。
もちろん、フェデラーの優勝を信じて応援します!

【昨日の一日一新】
スターバックス オレンジブースト

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石田 修朗

1976年生まれ。B型。姫路出身。 (雇わず、雇われずの)“ひとり税理士”として活動中。テニスとカレーを愛する、二児の父です。経営者の不安を安心に変えることにこだわっており、脱力することと手を抜くことのちがいを意識しています。